「ロマンティック・ジャズ・トリオ」2nd&3rd 今週のおすすめCDは2枚です。ご応募いただいた皆様から抽選で各1枚ずつプレゼントします。お名前、送り先、ご希望のCD(「ソー・イン・ラブ」か「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」)を明記の上、下記メールアドレスまでご応募ください。 mailto:merumaga@hifido.co.jp 締め切り日時は10/12(木)21:00です。当選者の発表は賞品の発送をもって替えさせていただきます。 |
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コンのおすすめCD その1ロマンティック・ジャズ・トリオ 「ソー・イン・ラブ」 ジョン・ディ・マルティーノ(p)、アイラ・コールマン (b)、グラディ・テイト (ds) 2004年9月NYで録音 ヴィーナスレコード TKCV-35345 2004/3/25発売 曲目 1. 朝日のようにさわやかに 2.ミシェル 3.衣装をつけろ〜オペラ“道化師”より 4. 嘆きのボリンカーノ 5.ソー・イン・ラブ 6.ラブ・イズ・ストロンガー・ザン・アス 7.愛をみつめて 8.サマータイム 9.モーメント・トゥ・モーメント 10.ハッシャバイ 11.これからの人生 12.愛のささやき |
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ロマンテッィクな名曲をロマンティックなジャズのフィーリングで。イタリア系アメリカ人ピアニスト、ジョン・ディ・マルティーノが率いる豪華トリオのセカンドアルバムの登場である。美しい名曲をさらに美しく構築してゆくフレーズがとてもモダンな感覚をもたらしてくれる傑作である。2004年4月発売のファースト・アルバム「甘き調べ」に続く第2弾である。今回はベースがウゴンナ・オケーゴからアイラ・コールマンに代わっているが、アイラ・コールマンのベースがたまらなくいい。ドラムスはグラディ・テイトである。ベテラン二人を従がえた、録音のためのトリオ構成と言えそうだ。 ヴィーナス作品らしく、どれを取っても夢見るような美しい旋律の傑作ばかりである。多くの日本のファンにお馴染みのスタンダードを数多く取り上げている。演奏はタイトで懐りの深いリズムとマルティーノのピアノにおけるラテン的な色気や、ロマンティシズムに溢れ、その切なく美しいメロディにファンは酔いしれるであろう。(1)「朝日のようにさわやかに」(8)「サマータイム」のように躍動感あふれる見事な演奏と(7)「愛をみつめて」のベースの重低音には、我がJBL4344MK2も涙を流さんばかりに喜んでいるように聴こえてくる。全曲にわたり高音質録音であり、さすがニューヨーク録音という感じがするし、これだけシビレたのは久しぶりである。このアルバムはジョン・ディ・マルティーノがいかに有能なピアニストであるかということが随所でよく分かる演奏内容である。我々ヴィーナスファンにとっては実にうれしいトリオ作品である。 実物大の楽器が見えるようなピュアーな音質である。美しいピアノと腹の底に響く豊かなベース、そして耳元で炸裂するその透明感あるシンバル。すべてにわたって挑発的な音作りも見事である。この素晴らしいハイパー・マグナムサウンドを聴くたびに勇気と元気をもらっている。 |
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コンのおすすめCD その2ロマンティック・ジャズ・トリオ 「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」 ジョン・ディ・マルティーノ(p)、ポリス・コズロフ(b)、ティム・ホーナー(ds) 2005年9月ザ・スタジオ・ニューヨークで録音 ヴィーナスレコード TKCV-35373 2006/6/21発売 曲名 (1)オール・ザット・ジャズ (2)アイ・ドリームド・ア・ドリーム (3)ミュージック・オブ・ナイト (4)メモリー (5)ホエン・ユーアー・ゴッド・トゥ・ママ (6)オール・アイ・アスク・オブユー (7)メイン・ハー (8)メイビー・ズス・タイム (9)オン・マイ・オウン (10)ビューティ・アンド・ピースト (11)トゥモロ・ビロングス・トゥ・ミー (12)セイド・イン・ザ・クラウン (13)イフ・ユー・グッド・シー・ハー |
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このアルバムはロマンティック・ジャズ・トリオの3作目である。マルティーノのピアノは透明感が増し、より繊細で豊かな響きを効かせて奏でていく。その音には魅せられるばかりだ。今作は60年代以降の人気ミュージカルナンバー「美女と野獣」「キャバレー」「レ・ミゼラブル」等を取り上げ、それをロマンティック・ジャズ・トリオ独自の音の繊細感とユニークなアイデアで展開していく。ベースとドラム奏者が前回とは二人とも入れ替わっている。ドラムスは2作目までグラディ・テイトが務めていたが、今回はティム・ホーナーに代わっている。ホーナーのシンバルとスネアは鮮明で、透明感ある響きにはグイグイと引き込まれる新鮮さがある。ベースはポリス・コズロフで、図太く厚みのあるエッジの効いた何ともいえない低く沈み込む低域感は聴けば聴くほど癖になりそうである。 トリオでメンバーが二人も交代するとなると、何となくそのサウンドも変化するのではと心配していたが、いざ聴いてみると、ロマンティック・ジャズ・トリオそのもののスタイルに変わりはなかった。逆に頼もしく聴こえて嬉しく感じた。(1)「オール・ザット・ジャズ」から(13)「イフ・ユー・クッド・シー・ハー」まで全曲にわたり実にバランスよく、ジャズ特有のスイング感と躍動感がある。サウンドは凄くダイナミックである。「もうこれはたまらなん!」というくらい好みのリズム感と音色なのだ。(2)「アイ・ドリームド・ア・ドリーム」(4)「メモリー」(7)「メイン・ハー」(9)「オン・マイ・オウン」では出足軽やかにスイングするマルティーノのピアノタッチが、美しく実に色彩感豊かに響いてくる。コズロフのベースも低くダイナミックで、随所にエッジを効かせ、躍動感豊かに奏でていく。ホーナーのドラムさばきも鮮やかで、響きは繊細かつ透明感があり、これまた抜群のスネアの輝きも耳元に優しく囁いてくれるようだ。 ミュージカルサウンドの美しい名曲を豊かに、さらに美しく盛り上げていくフレーズ等はモダンな感覚で聴く者を癒してくれる。トリオ名通りのロマンテックなメロディの心地よいこと。忘れかけていた正統派ジャズ・トリオが減少する中、存続していってほしいピアノ・トリオがこのロマンティック・ジャズ・トリオであると感じる。 サウンドは非常に録音がいいので、リアルでバランスもよく、華やかでがっしりしたダイナミックな骨格が都会的な雰囲気を漂わせ、スマートなメロディ感触が、聴くものを魅惑の世界へと誘ってくれるようだ。 |
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