「亡き人偲んで」追悼盤とトリビュートアルバム 今週のおすすめはCD2枚です。ご応募いただいた皆様から抽選で各1枚ずつプレゼントします。お名前、送り先、ご希望のCD(「聖地への旅」か「ジス・イズ・フォー・ユー・ジョン」)を明記の上、下記メールアドレスまでご応募ください。 mailto:merumaga@hifido.co.jp 締め切り日時は9/27(木)21:00です。当選者の発表は賞品の発送をもって替えさせていただきます。 |
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コンのおすすめCDマイケル・ブレッカー 「聖地への旅」 マイケル・ブレッカー(ts)、パット・メセニー(g)、ハービー・ハンコック(p)、ブラッド・メルドー(p)、ジョン・パティトゥッチ(b)、ジャック・デジョネット(ds) 2006年8月NYで録音 ユニバーサルクラシック&ジャズ UCCM-1116 2007/5/16発売 曲名 1) ザ・ミーン・タイム 2) ファイブ・マンツ・フロム・ミッドナイト 3) アナグラム 4) タンブルウィード 5) ホエン・キャン・アイ・キス・ユー・アゲイン? 6) カーディナル・ルール 7) ハーフ・ムーン・レーン 8) ルーズ・スレッズ 9) 聖地への旅 |
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現代テナーの巨人マイケル・ブレッカーが今年1月に闘病の末亡くなった。マイケルが95年に録音したインパルス盤「テイルズ・フロム・ザ・ハドソン」MVCI-7をを聴き直してみた。96年度ジャズ・ディスク大賞最優秀録音賞にも輝いた名盤だ。当時フュージョンも好きだったが、マイケルのフュージョン風リズム感が特に気に入っていた。豊かで温もりある音色でありながら、時には激しいブローを繰り出す。現代テナー・サックスの根源をなすといった印象を強く持った。因みに初アルバムは87年の「マイケル・ブレッカー」で、第2作目は88年の「ドント・トライ・ジス・アット・ホーム」だ。そして続く3作目「ナウ・ユー・シー・イット」が日本で発売されたのが90年だった。続けざまにマイケル・ブレッカーのアルバムは、次から次へと発売され、好評を博した。 今回の「聖地への旅」は現代テナー・サックスの王道を行くと言ってもいい、マイケルの全身全霊を傾けた、遺作となるアルバムである。闘病中に録音したといわれるこのアルバムは貴重でもある。「巨人マイケル恐るべし!」と言いたいくらいだ。サイドメンを努めるのも凄い顔ぶれのメンバーだ。ハービー・ハンコック(1)(5)(8)(9)、ブラッド・メルドー(2)(3)(4)(6)(7)のピアノがマイケルに負けじと、迫力ある演奏でそれぞれ個性を出し切っている。マイケルをフォローしていく見事さと、病と闘う友人を称える素晴らしい奏法に拍手を送りたい。ギターのパット・メセニーはマイケルと同じグループで活躍しているが、以前アルバムの録音でマッコイ・タイナーのためにお互いが持ち寄った「ミッドナイト・ヴォヤージ」でマイケルはアフリカを、パットはスペインをテーマにした。それがきっかけで二人は共演し続けているのだ。マイケルは自らの病との戦いで身体が弱っていくなか、どんな気持ちで仲のよいメンバーと録音していたのであろう。胸迫る思いがする。 |
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カプのおすすめCDベニー・ゴルゾン 「ジス・イズ・フォー・ユー・ジョン」 ベニー・ゴルソン(ts)、ファラオ・サンダース(ts)、シダー・ウォルトン(p)、ロン・カーター(b)、ジャック・デジョネット(ds) 1983.12.20/21 ヴァンガード・スタジオ NY録音 曲名 1)ジャム・アヴェニュー 2)グリーン・スリーブス 3)オリジン 4)チェンジ・オブ・ハート 5)タイムズ・パースト(ジス・イズ・フォー・ユー・ジョン) 6)ペイジ12 7)ヴィリア |
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フィラデルフィア出身のベニー・ゴルソンと青春期を一緒に過ごしたノースカロライナ出身のジョン・コルトレーンは親友だったそうです。その頃の懐古をアルバムにしたトリビュート。錚々たるメンバーとの競演をご堪能ください。 ライナー・ノーツには1984年油井正一氏が執筆された原稿が転載されています。「本アルバムを、若き日からの親友、今は亡きジョン・コルトレーンに捧げるにあたって、ゴルソンはファラオ・サンダースをぜひ加えるべきだと思った。ファラオ・サンダースほど最後までジョン・コルトレーンと行を共にし、彼の心を深くつかんだプレイヤーは他にいない上、静かで謙虚で忍耐強いその性格もコルトレーンに生き写しのように思えたからである。」これを拝読して、気難しいという印象を抱いていたジョン・コルトレーン氏に対する偏見が少し揺らいでしまいました。 "Jam The Avenue"だけに留まらずクインテットとは思えない程、重厚で洗練された素晴らしいプレイに魅了されます。「バラードを吹く君が好きだよ」とゴルソンはコルトレーンによくいったそうです。勿論、"Change Of Heart"はゴルソンの1ホーンで録音しています。"Times Past (This Is For You, John)"はコルトレーンがマイルス・デイビスのメンバーになった当初からの猛練習の結果、テナーだけでなくソプラノ奏者としてジャズ界最重要人物という地位を確立したコルトレーン氏ですが、二人は会うたびに10代を過ごしたフィラデルフィアの思い出話しにふけったそうです。その頃を描いたゴルソンの作品です。ゴルソンの切なく憂いを帯びた白熱した演奏を堪能しました。シダー・ウォルトンのソウルフルなピアノ・ソロも良いです。 "Greensleeves"はティーン・エイジャーの頃からよどみなく流れるメロディーを愛したジョン・コルトレーンを思い出すとゴルソンが言っていたそうです。図太く哀愁漂う2ホーンにしっかりしたバッキングとの融合がGreat!です。"Origin"や"Page 12"はアップ・テンポのインタープレーに圧巻されます。"Villia"2ホーンの会話が愉しいです。余談ですがジョン・コルトレーンが永眠された7月 17日は娘の誕生日。「それがどないしたん?」と言われそうですが、何か光栄に思います。秀逸なメンバーで制作された奥深いジャズに素直に感動します。是非、GETしてくださいませ!おすすめCDプレゼントにご応募おまちしています。(^^) P.S.マイルス・デイビス・グループゆかりのメンバーのコンサートが今年10月に開催されます。ハービー・ハンコック(p)、ウェイン・ショーター(sax)、ロン・カーター(b)、ジャック・デジョネット(ds)出演。 企画・招聘・制作/総合お問合せ JECインターナショナル TEL:03-5474-5944(平日10:00〜19:00) http://www.jec-international.co.jp/seires/jgs_part4.html |
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