|
2012年03月09日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD サイラス・チェスナット・トリオ「月光のソナタ」秋葉原店 カプのおすすめCD Johnny Raducanu「Jazz In Trio」福岡店 |
|
サイラス・チェスナット・トリオ「月光のソナタ」 サイラス・チェスナット(p)デズロン・ダグラス(b)ニール・スミス(ds) 2011年3月NYで録音 ヴィーナスレコード VHCD-1062 2011/12/21 発売 曲名 1)ソルフェジェット(C.P.E.バッハ) 2)白鳥の湖(チャイコフスキー) 3)前奏曲第4番(ショパン) 4)シチリアーノ(J.S.バッハ) 5)月光のソナタ(ベートーベン) 6)愛の夢(シューマン) 7)ロマンス(ハチャトゥリアン) 8)子供の情景(シューマン) 9)ハンガリア舞曲第5番(ブラームス) 10)月光のソナタ〜リプライス |
|
|
パワフル且つ繊細でガッツあるピアノを身上とするサイラス・チェスナットのヴィーナスレコード移籍第1弾である。大きい身体からは想像できない、細やかなピアノ・タッチが冴え渡る素晴らしいアルバムだ。巧みで剛性の強いピアノ・タッチと無類の安定感とが上手く絡み合い、ジャズ・ピアニストとして求められる特性を全て満たす。 まず1)「ソルフェジェット(C.P.Eバッハ)」2)「白鳥の湖(チャイコフスキー)」を聴いてみてほしい。彼のピアノは絶好調だ。透明感のあるパワフルなピアノ・タッチに流れる、豊かなフィーリングとスイング感が素晴らしい。クラシックの美しいメロディーが眩くご機嫌に奏でられる。現代にふさわしくスピード感もあり、エネルギッシなだけでなく、ロマンティックな歌心も備わる。3)「前奏曲第4番(ショパン)」4)「シチリアーノ(J.S.バッハ)」、ミディアム・テンポとアップ・テンポで軽快にスイング。このグルーブ感はチェスナットの独壇場である。ダイナミックなタッチは衰えを見せず、5)「月光のソナタ(ベートーベン)」6)「愛の夢(シューマン)」で、さらにパワフルに。ピアノの旋律がしっかりとしていて、チェスナットのしたたかさと巧みさを感じる。デズロン・ダグラスのベースは朗々と骨太な感触である。“カーン!カーン!”と響くニール・スミスのドラムス捌きも繊細且つ鮮明である。透明感が増し、スネアの冴えも見事だ。7)「ロマンス(ハチャトゥリアン)」8)「子供の情景(シューマン)」、ベテランとして風格を感じさせる堂々とした音だ。ドラムスのニール・スミスは気合が入った好演である。ドラム捌きよし、コンビネーションよし、シンバル&スネアの透明感が実によい。9)「ハンガリア舞曲第5番(ブラームス)」では、ベース&ドラムスのしっかりとしたサポートでチェスナットを上手くフォローし、ボリュームタップリに弾ける演奏が見事である。愛いっぱいに美しくスイングし、楽しく心地よくクラシック音楽を盛り上げる。 ピアノの響きは他のジャズ・ピアニストより厚さとの輝きがあり、それが全身に伝わってくる。優雅な中にも豪華さが加味され、流れの美しさにしばし呆然と聴き惚れる。厚くガッツあるピアノ、腹に染みわたるベース、切れ味鋭いドラムス。録音は非常に優れている。 |
|
Johnny Raducanu「Jazz In Trio」 Johnny Raducanu(b)Marius Pop(p on -1,5,8)Jancsi Korossy(p on -4,6)Radu Maltopol(p on -3)Cristian Colan(p on -7)Ion Bohiltea (ds on -1)Dumitru Manaila (ds on -2,3,4,6,7)Vasile Ganea(ds on -5,8) 1966.録音 曲名 1)Round About Midnight 2)Haitian Fight Song 3)Elegie 4)Limelight 5)If You Could See Me Now 6)Work Song 7)Satin Doll 8)Blues Minor |
|
|
皆さん、こんにちは。一雨ごとに春が近づいているのでしょうか?まだ寒暖の差があるので体調管理をなさって下さいね。さて、今回のおすすめCDはベース奏者ジョニー・ラデュカヌがリーダーとするピアノ・トリオです。楽曲により4人のピアニストが入れ替わり演奏するELECTRECORD原盤の10インチ音源です。皆さんお馴染みの素敵な楽曲で構成されています。では、アルバムのご紹介とまいりましょう。 スターティングはセロニアス・モンクの作品1)”Round About Midnight“です。リーダーであるベーシスト:ジョニー・ラデュカヌの秀逸なアレンジメント。ダークで孤独感に満ちた重いソロから入り、ウォーキング・ベースに渾身のパフォームで魅了します。2)Haitian Fight Song“は皆さんお馴染みのチャールス・ミンガスの第一級作品中の一枚「道化師」に収録されている楽曲です。モダンジャズ界において、器楽奏者として作曲者としてリーダーとして、一作として気を抜いた凡作はないだろうと言われるほどのジャズ・メンです。ラデュカヌのスピリチュアルで強靭なベースをご堪能下さい。優しいブラッシュ・ワークをバックに優美なピアノの3)“Elegie“は中盤の趣の変化を含め、4)“Limelight“への導入のような不思議な世界へ誘います。続きましては タッド・ダメロンの美しいバラッド曲5)“If You Could See Me Now“ 、ドラムスのマレットが妖艶さを醸し出します。ナット・アダレー作6)“Work Song“ はピアニストのJancsi Korossyがアレンジと演奏を披露しております。ラデュカヌの弾力のベースが歌心と共に丁寧に紡がれております。デューク・エリントン作7)“Satin Doll“はピアニストのCristian Colanのアレンジです。コロコロと美しく流れる心地良いピアノの響きが癒してくれます。8)”Blues Minor“はドラムスのアーシーでパーカッシブなステック捌きがエキサイトします。Marius Popのメリハリがあるスインギーなピアノ・タッチが、心地よく融合し元気を与えてくれます。 ベース・ファン、ピアノ・トリオ・ファン、ジャズ・ビギナーにおすすめします。4人のピアノ奏者の聴き比べも楽しいかもしれませんよ。ご試聴ご希望の方はご遠慮なく店頭スタッフにお申しつけ下さい。お待ちしております。(^^) |
|







