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こんにちは、大須本店の浅井隆太郎です。 最近はすっかり朝夜の寒さが際だってきて、なかなか布団から抜けられず、音楽(オーディオ)を聴く時間が少なくなってしまいました。 このままでは、いかんと思い奮起。 何かしなければ。 と、今、一番気になっているプリアンプの聴き比べなんぞ、してみました。 |
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ビビビっと来ました。偶然にも、今、大須にはマッキンのプリが5台揃っている。 これだ!という勢いでレポート内容はマッキン歴代プリの聴き比べに決定です。 |
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試聴機種を紹介します。 まず、CDプレーヤーはSONYのCDP-X77ES。今なお、その透明感と力強さは一目置くところがある名機です。 パワーアンプはMC60。言わずと知れた、オーディオ界の重鎮です。 そして、スピーカーはC60_SOVEREIGN_1。オリンパスと同等のユニットを一回り小さなエンクロジャーに治めた実力機です。 ただ、この組み合わせ、あきらかにジャズ向き。 クラシックを求めるのは酷ですが、そこをあえて渇望したいと思います。 |
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続いて、試聴CDの紹介。 一枚目は、ジャズボーカル。 これは、日本国民全員が持っているのでは、と思ってしまう、超名盤。ノラジョーンズのcome away with me。 そして、二枚目はクラシック。アルトゥーロ=ベネデッティ=ミケランジェリのモーツアルトピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466。 K.466の中で個人的に一番すばらしいと思っている、名盤です。 |
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まず登場したのはC20。 コクのある表現には定評のある、マッキンステレオ初期の傑作。 さて、どんな表現をしてくれるのでしょうか。 |
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ノラジョーンズを聴く。 これはいい意味で個性的。 少し声の出だしに棘があるものの、実在感がある。 声が細くなることなく、常にどんと座っている。 大味なところはもちろんあるが、なるほど、説得力のある音だ。 ミケランジェリ。 オーケストラの表情はやや堅い。というより、味がのりすぎるといった印象。 真面目さがやや足りない。 ミケランジェリのピアノはまるで別人が弾いているように思えてしまう。 ジャズが良かっただけに、ちょっと残念。 |
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C22は在庫がないので、二番手はマッキン初のソリッドステットアンプC24です。 これは、僕は初めて聴くアンプなので、とても楽しみです。 |
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あれ、ノラジョーンズがC20より前に出る。球の方が前に出るというイメージがあったので、これはちょっと不思議。表情も細かい。 ただ、声の出だしは鋭くなってしまった。ちょっと無機質な感じに聞こえる。 ミケランジェリ。 オーケストラはそれらしく聞こえる。 表現の細かさもある。ただ、荒々しい。奥行きもでているが、耳を凝らさないとそれに気づかなくなってしまう。 初のソリッドステートということで欲張りすぎたのだろうか。 ミケランジェリのピアノは大きさは出てるが。やはり、描ききれない。 |
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さて、いよいよC26の登場です。 期待を込めたのは、個人的に好きなアンプだからです。 さてさて、です。 |
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ノラジョーンズは声の出だしが良好。しかも、濃厚。低域がちょっと足りない感じがあるものの、それを補って余りうる真ん中の魅力がある。 やはり、強烈な個性だ。 ミケランジェリもオーケストラが意外と丁寧に鳴るのに驚く。太いのに楽器の配置もわかる。 ここにきて、奥行きも出てきた。 ミケランジェリのピアノは一瞬、おっ、と思ったが、すぐにため息に変わる。 やはり、違う。 |
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C28。 マッキンのプリアンプはこれで終わったともいわれ、8年ものロングセラーとなった、プリアンプです。 C26発売から、二年。 その進化が試されます。 |
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ノラジョーンズを聴く。 音調はC26に比べると明るめ。 声の出だしは聴きやすい。 実在感もあり、たとえるならC24とC26の間といった印象。 C24で感じられた不満が解消され、かつ、ほんのりとC26にあった色気もある。 品もある。 気がつくと一曲が終わっていた。 ミケランジェリ。 期待した。 ノラジョーンズが予想外のよさだったから。 はじめて、オーケストラの響きを聴いたような気がする。 曲自体の表情も見えてきた感じ。 ただ、ミケランジェリのピアノは良くはなっているが、やはり何か足りない。 まったく違う人間が弾いているような違和感がある。 |
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とりを飾るのは、大きく飛び越えてC40。 マッキントッシュが作った現代のプリアンプは一体どんな表情を見せてくれるのだろう。 |
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一気に音が新しくなる。 今まで気になっていた部分が気にならない。 ピアノのタッチもしっかりしていながら、尖らない。 やや、色気が失われるものの、ノラジョーンズの唇の細かさは一番。 一瞬、のどの奥まで見えるような、そんな錯覚にとらわれる。 ミケランジェリ。 ティンパニの音色が迫ってきたのは、これが初めて。 オーケストラが一体となって、かつ、鮮明に迫ってくる。 完璧なのでは。 一瞬、そう感じたが、やはり、ミケランジェリのピアノは明るさが消えない。あの独特の響きが出てこない。 どこが悪いということをはっきりと断言できないが、何かが違う。 ただ、これ以上プリのみに求めるのは、酷だろう。 |
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最後に、ふと、マッキン以外をつないだらどうなるのだろう。 手軽につなげるプリはないかと探すと、ゴールドムンドSR PREを発見。 早速、試聴してみる。 ノラジョーンズ。 音の立ち上がりが、スムーズ。 飛んでくる感じ。 c26とは違った意味で尖らない。 整っているが、冷たい感じはしない。 色気は薄いが、品がある。 実在感も充分ある。 思わず聴き入ってしまった。 ミケランジェリ。 細かい。 まず、今まで、聞こえなかった音が聞こえてきたのに驚く。 奥行きが深い。 初めて、低音の音色が聞こえてきた。 ミケランジェリ のピアノ。 一瞬にして引き込まれてしまう。 出て欲しいと思ってはいたが、正直無理だと思っていた。 それだけに感動は大きい。 結局、第一楽章はすべて聞き終えた。 |
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さて、 今回の試聴で気がついたことは、やはりプリの支配力は大きいということ。 信じられない話ですが、場合によってはパワーを変えることよりも、遙かに音を変化させる力がプリにはあります。 また、それぞれ一長一短があり、一概に順位をつけることはできないということも、今回の教訓です。 (C26の音はやはり、いい!) やはり、聴いてみなければ、わかりません。 皆さん、この感動をぜひハイファイ堂に来て、味わってください。 |
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