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サックスのマウスピース
ハイファイ堂メールマガジン第667号 ハイファイ堂レコード
レコード店小川です。
今回はコルトレーンが改造していたサックスのマウスピースというかなり限定的な内容を書きたいと思います。
まずマウスピースの素材ですがラバー(樹脂製)かメタルが主流です。他にも木や竹などで出来たものもあります。
マウスピースの構造ですが、簡単に書くと下の図の様になっています。右は断面図です。
1 サイドレール、ティップレール:通常レールが細いとレスポンスが良くなり太い音になり、レールが太いとレスポンスが鈍くなり明るくメリハリのある音になります。
2 テーブル:リード(振動させて音を作るパーツ)の接地面にあたるところです。ここにリガチャー(写真)でリードを固定するので、平面が均一でなければ音にばらつきが出てしまいます。また息を吹き入れる部分をウィンドウと呼びます。
3 チェンバー:マウスピース内部の空洞部の容積を指します。
容積の大きいものをラージチェンバー、小さいものをスモールチェンバーと呼びます。一般的にはこのチェンバーが大きい方が太い音がでて、小さい方が明るい音色になります。
4 バッフル:マウスピース内部の傾斜を指します。角度が急なものをハイバッフル、緩やかなものをローバッフルと呼び、形状もストレート(クセのない音)、 ロールオーバー(メリハリのある音)、ステップ(ハッキリとした明るい音)、バレット(落ち着きがあるがどこか固い印象を受ける音)などがあります。
このバッフルとチェンバーがマウスピースの特徴の大部分を作っています。ハイバッフルとスモールチェンバー、ローバッフルとラージチェンバーという組み合わせが一般的です。
このバッフルと呼ばれる部分に自分のサウンドを追い求めていたコルトレーンはガムなどを詰めて自ら改造していたこともありました。失敗してマウスピースを使えなくしてしまうこともあったのだとか…
しかしながらマウスピースを失ったことがキッカケで急遽別の物での演奏を余儀なくされ、早吹きができなくなり、スローテンポでの演奏になりそこで作られたのが名作balladsと言われています。
コルトレーンの名前が出たところでレジェンドたちが使っていたマウスピースの特徴に話しを移そうと思います。
まずはジョン・コルトレーン(オットーリンク トーンマスター)
コルトレーンが愛用したこのモデルはラージチェンバー、ローバッフルになっており、深くずっしりとした音が特徴です。ブルートレインのような深くずっしりとした音で、かつ、軽快さも兼ね備えたそんな演奏にピッタリと言えると思います。
チャーリー・パーカー (ブリルハート トナリンストリームライン)
様々なマウスピースを使用してきたチャーリー・パーカーですが最も愛用したものとして知られているのがこのモデルです。
ストリームラインとは文字通りボディの形が流線型で細かい音の調整などが効くので、Now's The Timeなどの同じフレーズの中にも沢山の音の表情を盛り込む彼の演奏とあっていたのだと思います。
キャノンボール・アダレイ(メイヤー ニューヨークモデル)
太く豊かなサウンドを作り出すこのモデルは非常に丁寧に作られており、かつ、生産数が少ない為ヴィンテージマウスピースの中でもかなり高額のものとなっています。
ちなみにチェンバーサイズが3つ、S、M、Lとあり、彼はバランスのとれたMサイズを使っていたようです。
スタン・ゲッツ(オットーリンク スラント・シグネイチャーモデル)
キャリアを通して様々なマウスピースを使用してきたスタン・ゲッツですが中でも愛用していたマウスピースになります。
チェンバーが少しばかり大きく標準的なものより深みがあるものとなっています。強くなりすぎずに美しく伸びる音を追い求めた結果辿り着いたのでしょうか。
最後に
ソニー・ロリンズ (ベルグラーセン 130/2M)
ステンレスが用いられることの多いベルグラーセンのマウスピースは力強く太い音が特徴です。音が重なり合う中でもしっかりと存在感を出すソニー・ロリンズが好んだのも納得です。130は開き(リードをセットした際のマウスピースとのリードの先端の隙間の幅)を、2はチェンバーのサイズ、Mはリードの可動領域を指しています。現行として扱いがある超ロングセラーのものでもあります。
今回はマウスピースという小さな1パーツについて書きましたが、ジャズ好きな方などは、過去の映像やジャケット、写真を見ると本人を除いて一番目につく、目にする機会が多いものだと思います。 使っているマウスピースは同じものを使い続けているプレイヤーや演奏方法や曲調が変わる度にコロコロ変わるプレイヤーもいるので、曲やバックボーンなどと同様に注目してみても楽しめると思います。
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