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男臭いレコード
ハイファイ堂メールマガジン第707号 ハイファイ堂レコード
お世話になっております。レコード店の皿屋です。
とても暑い日が続いております。少し外を出歩くだけで大量の汗がでますね。
くれぐれも熱中症に注意してください。
さて今回は、その暑さに拍車をかけるような男臭いレコードを紹介します。
SQUARE DANCE
TUCKER ZIMMERMAN(1980)
サンフランシスコ出身、現役のシンガーソングライター(以下、SSW)です。デビューは1968年ですから、相当なキャリアを積んでいます。20代半ばからヨーロッパに拠点を移し、イギリス、ベルギー等、各国を転々と渡り歩いています。彼はヨーロッパで活動するだけあって英国的なやや陰りを帯びたセンスが感じられます。では、男臭くないのでは?と疑問に思われるかもしれませんが、やはり根っこの部分は、米国人なので、70年代特有の泥臭さが全面に出ています。
声質は、正直、垢抜けないし、無愛想で荒々しいですが、ガツガツしていないし、どこか控えめです。なんとなく彼が米国より英国を好んだ理由がわかるような気がします。
さて、本作の楽曲は、宅録であり、歌とハーモニカ以外の音にフィルターがかけてあるせいか、ぼんやりとした印象を受けます。しかし、際立たせたい音が歌と詩と簡素なメロディーであることは明白です。みなが寝静まった時に、こっそりと録音ボタンを押して、誰かのためにではなく、自分のために歌ったアルバムのようです。
まずA1.街の雑音が響き、徐々にフェードアウトして、簡素なハーモニカから始まります。世間と一定の距離をとりながらも、切っても切れない繋がりを意識しているようです。やや早めのテンポから、ぶっきらぼうに歌い、スタスタと足早に歩いていく彼の姿を想像させます。他ごとに目もくれず、行く当てもないのに、どんどん突き進んでゆく。こちらの様子を気にかけるもなく、一心不乱に歌い、ハーモニカを吹く。
A3.A5.心に染みるメロディ。相変わらず、こちらに歩み寄る気配はないけど、飾り気のないシンプルさで何度も聴きかえしたくなります。決してテクニカルなスタイルではありませんが、ありのままを表現しています。全曲通して見ても、はっきり言ってこの一本調子。大した変化はないです。リリース時期を考えても流行と逆行しているし、ヒットしないのは一目瞭然です。万人受けする内容ではないですが、その不器用さが憎めないです。
「こんな曲できたんだけど…」と、控えめに手渡しされたアルバムを、うんうんと頷きながら、耳を傾けている。いつもそんな気分になります。
FROM THE OUTSIDE
BERT JANSCH(1985)
スコットランド出身のギターリスト兼SSWです。英国フォーク、トラッドを代表する偉大なミュージシャンであります。ヤンシュといえば、繊細かつブルージーなフィンガーピッキングスタイルです。その優れたプレイは、ジミー・ペイジ、ニール・ヤングにも大きな影響を与えました。ソロとグループ(PENTANGLE)作をコンスタントに発表しております。
本作は通算13作目、PENTANGLEを合わせると20作近く発表してきた彼が、前作から3年以上の期間をあけて発表されました。その際、スランプに陥りアルコール依存症になっていたそうです。前作までのバンドスタイルをやめ、「1st」や「ROSEMARY LANE」のように原点回帰となる弾き語りになっています。私が持つヤンシュのイメージは、歌とギター一本で穏やかさ、緊張感、クールさと熱っぽさを多面的に表現できるアーティストです。だから1枚丸々弾き語りでも飽きさせない。そんな彼が本作ではいつもの冷静さに欠け、半ばやけくそ気味で荒々しい。録音は、音がガツンと前に出てくるというよりは、ブースの空気感を一緒に録ったと思われます。ギターと歌声がブースに響き溶け込んでいく。追い詰められた精神状態と音の奥行きが、生っぽく聴こえます。
A1.まずはインスト。手癖のように弾きなれたラフなピッキングから始まります。続くA2.いつものようなギターは鳴りを潜め、切羽詰まった歌に意識がいきます。スランプの状況を打破しようと力の入った歌声に説得力があります。顕著に表れているのがA4.「Shout」、プロテスト・ソングであり、社会に対する怒りと自らを重ね合わせているのではないでしょうか。「ショットガン」と力強く歌う切実さ。それまで職人的なイメージが払拭され、人間味が感じられます。B1.穏やかで美しいメロディーにホッとします。良質なアルバムを立て続けに発表してきましたが、人生には浮き沈みがあり、作品によってこんなにも表情が変わるものかと、味わい深さを感じます。
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2024-04-26 MARK LEVINSONの初代SACDプレーヤー、No.512がメーカーメンテナンス済みで入荷しました。スムース&ニュートラルなサウンドで音楽ジャンル問わず忠実に再生。センタートレイの王道なルックスも魅力的です。
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2024-04-26 現在メンテナンス中のスピーカー達です!近々商品化されると思いますので是非ご検討ください!JBL C50 OLYMPUS S8R、CORAL X-102、JBL 4425
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2024-04-25 McIntosh 弩級モノラルパワーMC1201入荷!!パネル清掃後ウェブアップします。
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2024-04-25 JBL S5500やMARK LEVINSON No.23Lなど入荷してます!今後も随時入荷予定ですのでお楽しみに!
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