メルマガをご覧の皆様、お久しぶりで御座います。秋葉原店の後藤です。 あの東日本大震災からもう少しで1年経とうとしております。 未だ被災地では復興が思うように進んでおらず、地元が宮城の私にとっては非常に心が痛みます。 一日も早く復興されるれることを思っております。 今回もオーディオに関してのことではなく、お薦めのゲーム音楽等を紹介していけたらな〜、 とメルマガを書いているところで御座います。 |
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さて、まずはこれは外せないであろうファミコン音楽、いわゆるピコピコ音楽ですね。 画像はファミコン20thアニバーサリーオリジナルサウンドトラックですが、 この場合においては、ファミコン音楽全てを対象とさせていただきます。 なんだ、ファミコン音楽か〜等と思うこと無かれ。 馬鹿にしてはいけません。ファミコン音源の世界は規制された中での無限の可能性が存在しています。 基本的に3和音+ノイズ音と言う構成になっておりますが、冷静に良く考えてみてください。 ノイズ音は別として、3和音で表現をしなくてはいけないと言うことになります。 ところがファミコンのゲームでは名曲が数多く生まれております。 スーパーマリオやドラゴンクエスト等が代表的ですね。 知らずとも耳にしていることは間違いないかと思います。 わずかな発音数の制限のために秀逸なメロディーを創る事がキモになっているので、 当時のコンポーザーは非常に大変だったと思いますよ〜。 時代が進むにつれてゲームメーカー独自のファミコン音源を搭載しはじめ、 音色による多彩さで表現出来るようになって行きました。 耳が肥えてくると音色でゲームメーカーを判別出来るんですよ、ふふふ… |
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お次はFM音源代表格、ソーサリアンです。 30〜40代の方なら懐かしいと思われるのではないでしょうか。 ソーサリアンだけでなくFM音源はファミコン音源と比べ発音数が増え、 そのクリアで煌びやかなサウンドは多くのゲーム音楽の作曲家を魅了してきました。 私もFM音源のエレピやベースの音を聴くとアドレナリンが出てトランス状態になってしまいます。そして酒がすすむっ!! 音色もパラメーターの入力次第で自在に作ることが出来たので、操れることが出来れば強力なサウンドツールとなり、それ故長い間ゲーム音楽に君臨しておりました。 実際、FM音源畑で育った作曲家は現在でも現役でゲーム製作に関わっている方が多くいらっしゃいます。 ファミコン音源を含めこの頃の音楽を聴くだけで、 そのゲームの世界観を自分の中で構築し空想して遊ぶことも出来た脅威の時代であったと感じます。 |
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さて次はスーパーファミコンの時代ですね。 ここはあえてアクトレイザーのオリジナルサウンドトラックを推します。 サンプリング音源8声という、当時としては群を抜くスペックが魅力ですが、 その分メモリを大量に使うと言う制限もあるため、まだまだ自由に音楽を創れる時代とは言い難く、 コンポーザーの技術も問われる音源といえます。 アクトレイザーはスーパーファミコンの黎明期の頃の作品で、 ソーサリアンでも関わっていた古代祐三氏が担当しておりました。 当時は難しいとされていたオーケストラを完全とは行かないまでも、高い完成度で表現したと言う脅威のサントラです。 初期も初期、その頃の作品群の中でサウンド面で他社を完全に出し抜き、 某有名ソフト会社がレベルの差に驚愕し創り直した、と言う逸話まで存在するそうです。 このアクトレイザーが無ければスーパーファミコンにおけるゲーム音楽の発展は大分後の事になるのではないでしょうか。 |
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次は趣向を変えて同人音楽に。 同人ゲーム&音楽と言えばやはり東方Projectが出てきちゃいます。 このゲームにも相当御世話になりましたね〜。 独特な世界観に個性豊かなキャラクター達、幻想郷を舞台に織り成す物語… う〜ん、良いですね!! キャラクター設定や世界観の設定などが緩めに作られているのか、 東方Projectを題材とした同人作品(ゲーム、音楽を含む)が数多のサークルから現在でもリリースされており、 私も夏コミ、冬コミには必ず気に入ったサークルの作品は購入していたりします。 本家の音楽ですが、ちゃんと作曲を学んでいる人からすればそれはもうフリーダムな事をやっているんじゃないかと思います。 しかしながら独特な世界観で好きな様にゲームや音楽を創れるのが同人の醍醐味であり、魅力なのだろうと感じます。 私も東方Projectの世界観にどっぷりとハマッてしまい、今でも楽しみに新作を待っていますしね〜。 |
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お次はプレイステーションのゲーム、ときめきメモリアルですっ!!画像はときメモ2です〜 いやぁ、正直こいつを紹介するのは迷いましたがね〜… 別名「私にとっての人生ブレイカー」 いやこれはもうほんと、相当ハマりました。 音楽も秀逸で、サントラも擦り切れるんじゃないかって位聴きました。 ゲーム中に流れてくる音楽は極端なイコライジングがされており、(リバーブやディレイ等) さながら外で聴こえる様な感じに調整されていたりと、 その当時今のゲーム音楽はここまで進歩したのかと驚愕しました。 ですがこのゲームに関して語り始めると涙が出てきそうになるので、控えますよ。 こやつにさえ出会わなければ私は東京にも住んでませんし真っ当な人生を送っていたでしょうねっ。くそう、くそぅっ!! このゲームは音楽も含め、私の聖書であり、悪魔の教典でもある訳ですよ…くすん |
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今度は何度も紹介していますが私が尊敬している阿保剛氏シリーズでございます。 画像はNever7になりますが、阿保剛氏が製作している楽曲全てが対象ですね〜。 自分の主観ですが、ゲームの世界観を良く表現している、とでも言うのでしょうか。 むしろ同じゲームでも違う作曲家による音楽だったら…?と考えると、全く成り立たない程の影響力。 曲が濃いと言うのではなく、世界観そのもの?あぁ、上手く表現出来ません。 その場面場面で、鳥肌の立つアプローチをかけてくるんですよ〜。 一度ゲームをやってみてください!!言わんとしている事が解るから!! |
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最後にアニメから〜 やはりここはけいおんでしょう!! これに関しても語りだすと止まらないので控えますが、 楽器経験者、バンド経験がある方なら是非アニメを観てください。 けいおんの様に楽しいバンド活動を送っていた方、 もしくはけいおんの様に楽しいバンド活動を送りたかった方、 それぞれ感じることは様々だと思いますが、観終わった後恐らくこう思うでしょう。 あぁ、もう一度(楽器、バンド)やろうかな?と。 |
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長々と駄文を書いてしまいました。 私が上手く伝えられたとは到底思えませんが、 ゲーム音楽やアニメ音楽をもっと広い観点で感じてくれたら良いなー、と思います。 何気ない時にもこれらの音楽は気付かないだけで流れているものなのですよ。 まだまだ紹介したい音源(ディスクシステム、メガドライブ、ゲームボーイ、初音ミク等々)あるんですが、 力尽きました〜!! |