またもや2枚目もPerfume。こちらは2作目 の『triangle』の次の2011年発売の3枚目作品。こちらも例によって粒ぞろいの楽曲の揃った秀作。ほぼ2009年以降のシングルを集めBEST盤的構成になっているため発売当初ファンを若干がっかりさせましたがさにあらず。『VOICE』『レーザービーム』等の大ヒットシングル以外の楽曲がそれに輪をかけ素晴らしいのが天才中田ヤスタカクオリティー。『HAVE A STROLL』『MY COLOR』『心のスポーツ』この3曲だけでもこのアルバムを買う価値があると思える程の珠玉のクオリティーの名曲です。シングルカットした曲よりも人気の高い楽曲が多いというのもアイドルとしてはあり得ない現象がおこっているのも面白いところですね。また前作から非常に録音のクオリティーがあがっておりオーディオマニア用のサウンドチェックとして使える曲が多いのもPerfumeの1つの特徴と言ってもいいでしょう。『ねえ』や『MY COLOR』の芯のある重低音は必聴です。
STEREO WOR×××/CAPSULE
こちらは中田ヤスタカのメインユニットCAPSULEの最新版。こちらはフロアベースのクラブ系サウンドでインスト曲が多いのも特徴。従来は『曲モノ』『歌モノ』が別れてしまう印象がありましたが、それがうまくミックスしはじめたような印象の楽曲が多くやたらとかっこいい楽曲が多いです。『STEP ON THE FLOOR』はCAPSULE史上最高傑作なのではないかと誉れ多い曲でメインのメロディーは1度聴くとなかなか耳から離れません。Perfume同様一旦はまってしまうとなかなかぬけだせなくなってしまう中田ヤスタカの音楽。ジャンル的にはテクノ、ハウスを独自に融合したクラブサウンドに該当するはずですがメロディーメーカーとしての懐の深さを感じさせる楽曲の数々はもはや完全に世界レベル。現在のJ-POPシーンで最も刺激的なクリエーターですね。