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ハイファイ堂メールマガジンをご覧のみなさま、こんにちは。
秋葉原店の北村です。
今回のメルマガは電源ケーブルの聴きくらべです!
ケーブル内部の線、つまり導体の違いによる音の変化を比較します。
比較するのは導体にそれぞれPCOCC-A、PC-Triple Cを使用した2本のケーブルです。
●PCOCC-A(PCOCC=単結晶状高純度無酸素銅、Aはアニール処理の意)
●PC-Triple C(連続結晶高純度無酸素銅)
2013年、PCOCCの生産終了により、それを導体として使用していたケーブルはやむなく生産終了となりました。
PCOCCは優れた性能から多くのオーディオケーブルに採用されていたので、各メーカーはPCOCCの後を継ぐ新たな高品位導体を必要とする事となりました。
そこで新しい導体がいくつか登場しましたが、中でもPC-Triple Cは人気メーカーが新モデルに採用した事から注目度が高く、ケーブル愛好家の間でも大きな話題になりました。
今回試聴するACOUSTIC REVIVEのPOWER STANDARD(生産完了品)の使用導体もPCOCCなので、PC-Triple Cを使用したもう一本のPOWER STANDARD-tripleC-FM(現行品)は直系の後継モデルという事でしょう。
写真下がACOUSTIC REVIVE POWER STANDARD(以下STANDARD)。
使用導体:PCOCC-A
写真下が同じくACOUSTIC REVIVEのPOWER STANDARD-tripleC-FM(以下tripleC)。
使用導体:PC-Triple C
比べてみると使用しているプラグが違いますので厳密にはケーブル導体の違いだけでの比較とはなりませんが、メーカーが同じ名前をつけているのだからよしとしましょう。
長さは同じ2m。
ケーブルはどちらもやや硬めの仕上がり。あまり急な角度では曲げられないので取り回しには注意が必要です。
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プレーヤーに接続し、CD再生で音質をチェック。
STANDARDは高解像度で緩みのない音質。ノイズ感のない鮮度抜群のタッチで、最新の音源などシャープな質感でよくマッチします。
弦楽器の質感など十分なリアリティがあり、いわゆる写実調の表現でまとまります。
ボーカルは定位が明確で鮮明ですが、わりと線が細い印象。人によってはもう少しファットな感じが欲しくなるかもしれません。古めの音源を鳴らすにはちょっと色気が足りない、そんな感じです。
接続をプレーヤーからパワーアンプに変更してドライブ感をチェック。鳴らしてすぐに、パワーも必要十分である事が分かります。地を揺るがす重低音も、詰まる事なく吐き出されます。強弱のはっきりした、コントラストの高い音質です。
総じて、これといったクセがなく、どこに使っても比較的ニュートラルな音質でまとまるケーブルだと思います。
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一方tripleCは基本的な音の方向性はSTANDARDと同じですが、厳密に比べていくと中低域の質感が少しだけ柔らかくなった印象を受けます。
とはいっても情報量がスポイルされた感じではなく、出るべき音はきちんと出ているようです。
このあたりが導体の違いによる音質の差なのでしょうか。多少しなやかさを持った性質のように感じます。そのせいかボーカルはこちらの方が多少聴きやすいと思う場面もあるかと思います。これは鳴らし始めた頃よりも、エージングの進んだ段階の方が顕著に出ます。
また、パワーアンプに接続したときの印象はSTANDARDとかなり近似したもので、環境にもよるのでしょうが、プレーヤーに接続したとき程の差は感じられませんでした。
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今回はついでに映像の変化もチェックしてみました。
どちらのケーブルもプレーヤー付属品のケーブルとは一線を画す高画質ぶりに驚きます。まず映像が明るい。輪郭のシャープさもアップ。ノイズが減って画面がクリアになったという事でしょうか。たった電源ケーブル一本の伝送能力の違いで、ここまで差が出る。
STANDARDに対しtripleCはシャドウ部分の色彩が僅かに濃く見えますが、これはSTANDARDの方が、パワーがあるという事なのかもしれません。ビデオ信号という物は画面が明るくなればなる程、色は薄くなりますので。
あと、tripleCは映像のノイズをあるがままに見せるような印象を受けました。フィルム映画特有の粒状性ノイズで顕著ですが、クッキリ見えすぎるように感じる場面が何か所かありました。収録されたノイズをそのままノイズとして見せる。このストイックな画調は、ごまかしの効かない、ある意味モニター調を好む人向きのケーブルかも。
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最新ケーブルは新導体を使用しているからすべての面で有利かというと、そういう訳でもなさそうです。今回試聴した2本も、どちらが優れているというよりかは、適材適所で使い分けたい2本でした。
新モデルがあるから古いのは要らないぞ、とはならず。つまり両方持っていて損はないという事(こうして手持ちのケーブルが山積みになっていくのか!)。
こういった音質差は、導体はもちろんですが、プラグの違いでも出るので、その組み合わせで好みの音質に仕上げるには自作ケーブルが手っ取り早いかもしれませんね。
ウチのネコはtripleCが気に入ったご様子。
リラックスして寝てしまいました…。
PCOCCを使用した生産完了モデルは新品在庫の無くなりつつある今後は入手しづらくなってくると思いますので、ある意味貴重です。
ハイファイ堂では中古販売という性質上、生産完了となった貴重なケーブルに出会えるチャンスが多いです。気になるモデルがあったら、見逃さずにチェックしてくださいね。
それでは、今回はこの辺で失礼致します。みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
ハイファイ堂秋葉原店 北村
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