|
Cappuccinoのちょっとおすすめ 第7弾 Jazz Club Over Seas パート2 5月29日(日)12:00〜15:00、寺井氏のClubでデューク・エリントン講座が開催されるという事で参加しました。初めてメルマガを読まれる方に少しご説明をしますと、寺井氏は、亡トミー・フラナガン氏の唯一の弟子であり、Jazz Piano Playerであり、Jazz Club Over Seas のオーナーでもあります。前回お邪魔した寺井氏のLiveでとても印象深い楽曲が"Sunset and the mockingbird"でした。この作者がデューク・エリントンだと教えて頂いてからエリントンをチェックしておりましたので講座のお知らせを頂き参加したという訳です。解説・進行担当は寺井氏ですが、実行委員会のメンバーは生徒さんたちでした。昼間の講座ということで主婦の私も出かけやすい。おまけに堺筋本町からすぐの好立地もあり迷わずにすむのが良い。お気に入りの「路地」の様子が昼と夜とでは違うのに驚きました。 |
|
|
大好きな2重扉を開けると受け付けには若い生徒さんがスタンバイ。そして寺井氏の奥様である珠重さんが出迎えてくれました。お?、寺井氏。やや緊張気味に挨拶を済ませ、珠重さんがすでに決めてあった席に案内して頂きました。テーブルの上には自筆の講座資料がセッテイングされていました。寺井氏が多くの資料から構成されたようです。私は30分前に着いたのでコーヒーとオープンサンドで軽く腹ごしらえ。中には昼間からビールを注文してる方もいました。 12時ぎりぎりに入ってきた生徒さんが席に着き、いよいよ講座のスタートかと思いきやのっけから寺井節です。「フラナガンのコンサートの時には、ルイシュ・ナッシュ(ds)が1時間前に店入りをしてスタンバイ、ジョージ・ムラーツ(b)が30分前にスタンバイ、そしてフラナガンが15分前に入る。というパターンが続けられた」「遅れたらあかんやないか」と声のトーンは普通に注意してるのですが目からビームが…。 |
|
|
さて、デューク・エリントンの経歴はご存じのお方も多いことでしょう。だが、彼の片腕というか高度な質の創作共同作業の相方といわれるビリー・ストレイホーンの存在は知らない方もおられるかも。エリントンのような恵まれた家庭ではなかったが母に溺愛され、ハイスクール時代からピアノ、作編曲で頭角をあらわしていたそうです。エリントン楽団のテーマ曲Take The "A" Trainの作曲者です。この前のテーマというのはエリントン作曲の"Sepia Panorama" ジミー・ブラントン(b)、ホワン・ティゾル(tb)、クーティー・ウィリアムス(tp)、ハリー・カーネイ(bs)、ベン・ウェブスター(ts)。 (ジャケット写真は過去データベスより引用、DUKE ELLINGTON) |
|
B・ストレイホーンとD・エリントンの出会いは'38。楽屋でストレイホーンがエリントンに「何か弾いてみなさい」と言われ"Sophisticated Lady"を「これがあなた(エリントン)の演り方です。」と同じ様に演奏し、「これが僕の演り方です」と言ってKeyを替えテンポを速めてリハーモナイズ(コード進行を変えること)してみせた。エリントンは驚き、仕事を与え後日連絡する事を約束してNYへ戻った。その後連絡はなくストレイホーンは汽車賃を借りてエリントンを訪ねたがすれ違い。この時の土産がTake The "A" Trainだそうです。いろんなエピソードを知ると楽曲をもっと大切に聴かなくちゃと思った次第。 |
|
|
|
講座内容は、エリントン&ストレイ・ホーンの逸話は勿論のこと、楽譜をスライドで見せて頂いたり、講座進行に合わせた音源を聴かせて頂いた。生徒さんは小型録音機・五線譜を持参。修行中は大変やなぁ。スターティングは"The Mooch"、勿論Take The "A" Train, "Sunset And The Mockinbird"は外す訳にはいきません。どの楽曲だったかジョニー・ホッジスの(as)をむちゃくちゃ褒めていた寺井氏。「ほんま、ええ、アルト・サックスや」とべた褒めでした。エリントンの「ジャングル・サウンド」作りには優秀なJazz Menが不可欠。ポール・ゴンザルベス(ts)、ハリー・カーネイ(bs)、ジョニー・ホッジス(as)ジミー・ハミルトン(tcl)、ラッセル・プロコープ(as,cl)、クエンティン・バター・ジャクソン(tb,プランジャー・ミュート)、とにかく良い楽曲をたくさん聴かせて頂いた。我が家では出せない音量で、良い音で聴けるのも楽しみの一つ。 |
|
楽曲リストはこちらをご覧下さい。 http://www.hifido.co.jp/merumaga/cappuccino/050617/index.html |
|
|
講座の最後に寺井氏は大切な事を述べた。「音楽は政治・経済に影響するものでバック・グウンドも調べてください。」ということです。ほんまにそう思います。私の個人的意見を述べさせて頂きますと、白人社会で蔑まされ、苦しい生活を背負わざるおえない時代の中から心の叫び・懇願する声がゴスペル・ソングを生み出し、ブルーズを基本としたJazzに発展していくのである。幸か不幸か人種差別・宗教差別に日本人は理解に苦しむかもしれないが、子どもの頃に「白人がなんで黒人より偉いねん?」という疑問を持った私。以降人付き合いでもステイタスの価値観の違いには敏感に反応するようになったcappuccinoです。 話が脱線しましたので軌道修正しますと、'60の「公民権運動」(アメリカ黒人が、人種差別に抗議し憲法の保障する諸権利の保護を求めて展開した運動)は'64公民権成立の原動力となった。(代表指導者にあの有名な「キング牧師」)その後、黒人に教育のチャンスを与えたり、社会生活での差別が緩和された様ですが、悲しいことに現在でも色々な問題を抱えてる様です。 |
|
|
このページは、ハイファイ堂メールマガジンのバックナンバーの1ページです。 Yahoo! Japan、googleなどの検索サイトから直接来られた方は、 以下のアドレスからご覧ください。 http://www.hifido.co.jp/logtop.html |
|







