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レコマ君のジャズレコード独り言 第16回目「ブルーノートレーベルのこと 9回目」
2006年5月26日 レコマ君
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今回も「BLUE NOTE」国内盤のこと その4
ブルーノート国内盤の販売権はキングの「特別復刻盤・特製重量レコード」のシリーズを終了後、1983年、東芝EMIに移行した。
1983年と言えば昭和58年である。ブルーノートのオリジナルレコードが歴史面で分析され、細部まで本格的に解析され始める初年と考えてよいと思う。この頃、東芝EMIはブルーノートのアルバムをコンプリート的に発売開始する。ジャケットもキング時代と違い、解明されたオリジナルのデザインのものでリリースする。
上記の丸いシール付きで発売されたのが後期東芝EMIの最初のシリーズである。イニシャル品はフラットデイスクでコーテイングがしてあり、ライナーもB5版4ページ仕様の解説書がついている。そして、レコードNO.は1500番台はBLPで、4000番台はBNJの5桁の番号である。1954年から発売される。
イニシャルプレス品が終了すると通常盤になり、コーテイングがなくなる。
解説書は同じB5版タイプである。
4000番台はこのような帯に変わる。
同様に、コーテイングはなくなる。解説書は同じ。
最初は東芝EMIも「ブルーノートの”強さ”がどれほどのものか」を認識していなかったのかもしれないが、どんどんセールスに自信を持つようになる。時代はちょうど、バブルの真っ只中に入っていくのだ。
先に書いたが、ジャズレコードのオリジナルに関する事柄が解明されたのがこの後の10年間だ。オリジナルレコードが米国からつぎつぎに入荷する。後年、米国のものが高騰し、また、品薄になると、ヨーロッパが注目され、世界のジャズレコードが日本に入ってくることになる。
「溝」のほか、いろいろな「コダワリ」の事柄が見つかり、解明され、「完オリ」なるものが認知されていく。それにつれ、今まで外盤でないと入手できなかったブルーノートが東芝EMIによってコンプリートで発売され、同レーベルの人気は急激にUPすることになる。
東芝EMIの最初のシリーズは完了するのだが、ブルーノートの人気は先述の通り衰えることを知らず、次々とシリーズをリリースすることになる。
「最後の復刻」シリーズが初場合開始される。1990年12月締め切りの、特典盤に「バック・トゥー・ザ・トラックス/テイナ・ブルックス」が、アルバム15枚に対し1枚特典としてついたのが、このシリーズである。最初、コーテイング付きとして限定発売する予定だったが、実際には、コーテイングなしで発売。文句を言ったものの、ファンは特典盤欲しさに我慢したものだ!
'91年ごろから発売された「最後の復刻/BLP1500リバイバル」シリーズ。写真の「モブレーQUINTET」はキング盤が出ていないので、特に人気がある。
「最後の復刻/4000番台コレクション」のシリーズ発売。
1993年ついに「ウルトラコレクション」がリリースされる。この時代にはCDも発売されており、アナログ盤の国内プレス工場がどんどんなくなり、東洋化成が唯一のメジャー工場になりつつあった。
その間にも、再発シリーズが発売される。
そして、アナログの最終シリーズとなる「ブルーノート65周年記念」シリーズが発売された。重量盤でオリジナル仕様、音はMONOである。盤によっては、多少音が揺れるものがある。このシリーズは♪今週の推奨盤♪で紹介します。
♪今週の推奨盤♪
「65周年記念シリーズ」
「CANDY/LEE MORGAN」
これはMONOに聴こえる。
「COOL STRUTIN'/SONNY CLARK」
これも、MONOのように聴こえる。
東芝EMIは現在でもいろいろなシリーズをCDで発売しているが、「65周年記念シリーズ」を最後にアナログ盤は発売していない。東芝盤のウエストレクス3D-2のカッテイングのファンが多いのだが全て良い訳でない。「最後の復刻」シリーズの中に少し重量感のあるロットがあり、確かに良い音のものがある。
次回は東芝盤のこと番外編を少し書く予定。
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