レコマ君のジャズレコード独り言 PART-2 第回17目「ヨーロッパ盤の復刻」(続) 2008年4月25日 レコマ君 レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/ |
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今回は「WAVE」発売のシリーズのもの。 前回は「MICHEL SARDABY」の復刻リリースについて述べましたが、今回は「ウエイブ・ジャズ・クラシック」のシリーズのことを述べます。 |
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このシリーズは「ヨーロッパ盤」は含まないが、米盤で日本国内メジャーレーベルが発売してこなかった「レア・アルバム」や「マイナーなプレーヤーのアルバム」等々をリリースする。 「WAVE」の上記シリーズは「フアンタジ−社」の'80年代から始まった「オリジナル・ジャズ・クラシック」にリンクしたものと考えてよい。 この「フアンタジ−」のシリーズは「プレスティッジ」、「リバーサイド」、「コンテンポラリー」、「アメリカ・デビュー」等をカタログに収めている。 これらの全ては、日本国内の大手レーベルからリリースされたが、それらは通常「定番」とか「名盤」と称されるもの、また、プレーヤーの知名度で選択されたアルバムが主だった。 これらに対して、「WAVE」では、先述の基準にとらわれず、マイナーなプレーヤーのアルバムや、見過ごされてきた「隠れ人気盤」や「オリジナル」でもなかなか出てこないアイテムを取り上げて復刻していったのだ。 これらに対して、「WAVE」では、先述の基準にとらわれず、マイナーなプレーヤーのアルバムや、見過ごされてきた「隠れ人気盤」や「オリジナル」でもなかなか出てこないアイテムを取り上げて復刻していったのだ。 |
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これらをジャケットと合わせて述べますが、「ディスク」に関してはメインは「アメリカ・プレス」と考えてよい。ただ一部「ビクター製作」盤があったようにいわれているが、確かな情報は持っていない。「ジャケット」に関しては、国内製作と思われる時代の物がある。「WAVE」がッ元気だった初期のものが、このような厚手のコーティングジャケットになっているのだ。 今回は「PRESTIGE」レーベルの復刻盤。「ビクター」、「東芝」等からリリースされている物もあるが、「WAVE」からのみリリースされているアルバムを主に、紹介。 |
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この2枚は「ビクター」からも発売されたが、「WAVE」盤はアメリカ・プレスで音もよく出来ている。また「ビクター盤」も少なく、あまり出ないアルバム。特に「セカンド メッセージ」はジャケット・デザイン(デザイン:HANNA)も人気があって、オリジナルでも高値になっているもの。「プレステッジ」の中で「ハンク・モブレー」の代表的なアルバムといえる。 |
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「ジェローム・リチャードソン」の「NEWJAZZレーベル」に残したレア・アルバム。2枚共国内盤ではこの盤のみ。この復刻盤を手にして、「リチャードソン」の音楽に触れられたのは、「WAVE」の努力の賜物。 |
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「アーネット・コブ」のアルバム。「モアー・パーティー・タイム」、「シズリン」はビクターからも発売されているが、「バラッド・バイ・コブ」は「WAVE」からのみ。オリジナルは「MOODSVILLE」からのものでよく復刻されたものだ。アーネット・コブのバックはレッド・ガーランド・トリオで全編「バラッド」の”名盤”(個人的に大変気に入っているアルバム!) |
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「レッド・ガーランド」のアルバム。「アット・ザ・プレリュード」は他でも出ているが、音の出来ではこちらが明らかに上。 「ライブ!」はオリジナルでもコレクターが懸命に探していたアルバム。後述の「ジョン・ライト」の「ラスト・アーメン」とともにその存在も疑問に思っていたほどの「レア・アルバム」。よく復刻されたものだ。 |
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その「ジョン・ライト」のアルバム。上記の他にも「ファンタジー社」から出ているがこれらは全て「WAVE」以外からは出ていない。特に、「ラスト・アーメン」は先述のとおり超レアといえる。「WAVE」ではこのような「マイナーなプレーヤー」のアルバムを復刻している。この努力は高い評価が与えられてよいものと考える。 |
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「ジョニ−・グリフィン」のアルバムで人気盤。「ビクター」からもリリースされているが、音のよさで取り上げたもの。スタジオで、ジャズ・パーティーのセッティングで「ライブ」風に録音したもの。内容も素晴らしい。 |
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「マイルス・デイビス」の名盤で通称「小川」と称されたアルバムだが、「WAVE」ではオリジナルの「グリーン」のジャケットで発売。それまでの国内盤も「ファンタジー」からのものも「青色・ジャケット」で発売。原盤でも2nd 盤は「青色」でコーティングがつく。 貴重な復刻だ。 |
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「NEWJAZZ・レーベル」のアルバム。国内メジャーからも発売されているが、「ジジ・グライス」2枚は地味だが、音も、内容も良い「アルバム」だ。 |
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この2枚も「NEWJAZZ」レーベルのマイナーなプレーヤーやグループを取り上げている。 |
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「アイム・シューティング・ハイ」は国内メジャーが取り上げなかった、マイナーなピアニストのアルバムで、原盤は一万番代のリリースのもの。オリジナルもラベルは「黄色/黒」のラベルでほとんど出てこない「レア・アルバム」。この「ギルド・マホーネス」のアルバムは他にも「フアンタジ−」からリリースされている物がある。2枚組みのもので、ブルー・ラベルがオリジナル。 |
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傍系の「トゥルー・サウンド」のレア・アルバム。これも国内ではこれのみ。この発売時は「WAVE」もコストをかけて、厚紙の国内仕様のコーティング・ジャケットで発売してい る。 |
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この辺りの物は今後「アナログ」での発売は無い物と考えられる。それだけに、「WAVE」の一連の復刻盤はもっと高い評価を与えられて良いものと考える。 次回は「リバーサイド」、「ジャズランド」他のレア盤含めて述べます。 |
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♪今週の推奨盤♪ 前回 紹介しました「DEBS」からリリースのアルバム。 |
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「BROTHER MEETING」 DEBS HDD 523 ANDRE CONDOUAT (g)のリーダーアルバムだが、EDD LOU(p)、PERCY HEATH(b)、CONNIE KAY(ds)のカルテットアルバム。アメリカの名手を従えた好演奏集。 |
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