簡単に、沿革を見てよう。 ECMレコード(EDITIONS OF CONTEMPORARY MUSIC)は、マンフレット・アイヒャーがドイツ・ミュンヘンで 1969年に設立したレーベルだ。 国内では「トリオ・レコード」が1970年から1980年始めにかけて版権を所有しており、その後、「ポリドール」を経由して、「ユニバーサル・ミュージック」に移行している。 ジャズをメインにしてスタートしたレーベルながら、その「音」についてはそれまでのモノとは独特のもので、革新に近いものだった。 「ウイキペディア」からの引用だが、「このレーベルの音作りのコンセプトとして"The Most Beautiful Sound Next To Silence"(「沈黙の次に美しい音」)がしばしば言及される。わずかにリバーブのかかった音作りは好みの分かれるところだが、このレーベル独特の空気感を生み出している。」と評価される「音」だ。