レコマ君のジャズレコード独り言 2012年02月17日 レコマ君 「BLUE NOTEの後期」(6) レコマ君へのお問い合わせはこちらから mailto:mifumi@tb3.so-net.ne.jp |
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後期「BLUE NOTE」について。(6) 今回も、この時期のオリジナルになる数枚のアルバムから紹介します。 と今回は後半で、「PRESTIGE」盤で不思議なものが見つかりましたのを紹介します。 |
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まず、レコマ君がこの辺りのアルバムに興味を持ち、コレクションのきっかけになったのが、下記の「LONNIE SMITH」を聴いた時だ。 「LIBERTY」時期の「BLUE NOTE」は「ファンク」だけと思っていたのだが、「モダン・ジャズ」があることを見つけたのだ。 |
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BST 84313 TURNING POINT / LONNIE SMITH Lee Morgan (tp -1/4) Julian Priester (tb -1/4) Bennie Maupin (ts -1/4) Lonnie Smith (org) Melvin Sparks (g) Leo Morris (d) 1969の録音だが、リズムが面白いのと、「リー・モーガン」の参加も大変興味深かったのだ。 上の「ディスク」の「スタンパー」は「NYC」時期のものに類似している。 |
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このアルバムが最初に聴いた「ブルー・ノート」後期の、「LIBERTY」オリジナルの「オルガン・ジャズ」だった。 この「LONNIE SMITH=ロニー・スミス」のアルバムは結構リリースされているが、この時期(’60年後半)のものがベストと思っている。 |
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「TURNING POINT」の 次ぎにリリースされたアルバムが。 BST 84290 THINK! / LONNIE SMITH メンバーも、Lee Morgan (tp) David Newman (ts, fl) Lonnie Smith (org) Herman Henry, Melvin Sparks (g) Marion Booker Jr. (d) Norberto Apellaniz, Willie Bivens (cga -1,2) Henry Pucho Brown (tim -1,2) 1968 録音。 があり、これも「リー・モーガン」参加のグッド・アルバムだ。 |
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BST 84326 LONNIE SMITH - MOVE YOUR Hand Rudy Jones (ts) Ronnie Cuber (bars) Lonnie Smith (org, vo) Larry McGee (g) Sylvester Goshay (d) 1969年録音 このアルバムでは少し「ファンク」色が強くなったアルバムだが、結構「聴ける」ものだ。 |
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「ロニー・スミス」のアルバムは又、注目のものが見つかれば紹介します。 次ぎに「JACKIE MCLEAN=ジャッキー・マクリーン」だが、「マクリーン」については、「ブルー・ノート」のほか「プレスティッジ」等々でよく知られているが、'62年ごろから「フリーキー」なトーンを取り入れての、新しい世界を求めていくのだ。 |
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BST 84106 LET FREEDOM RING / JACKIE MCLEAN Jackie McLean (as) Walter Davis Jr. (p) Herbie Lewis (b) Billy Higgins (d) 1962 の録音。 この頃から色々模索を行いながら、「フリー」なコンセプトを取り入れた演奏が多くなる。 |
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BST 84215 RIGHT NOW! / JACKIE MCLEAN Jackie McLean (as) Larry Willis (p) Bob Cranshaw (b) Clifford Jarvis (d) 1965 録音 この時期にはメンバー構成も結構「フリー」なスタイルになってこる。 |
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BST 84284 'BOUT SOUL / JACKIE MCLEAN Woody Shaw (tp -1/3,5) Grachan Moncur III (tb -2,3,5) Jackie McLean (as) Lamont Johnson (p) Scott Holt (b) Rashied Ali (d) Barbara Simmons (recit -3) 1967のレコーディング。「リバティー」オリジナル。 「GRACHAN MONCUR 3世」 はフリーのセッションでは結構活躍している。このアルバムでも十分に「フリー」だ! 「マクリーン」はこの時期も試行錯誤を繰り返している。 |
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BST 84345 DEMON's DANCE / JACKIE MCLEAN Woody Shaw (tp, flh) Jackie McLean (as) Lamont Johnson (p) Scott Holt (b) Jack DeJohnette (d) 1967 録音 上記を経た後にこの「Demon's Dance」では本流と評しても良い、「モダン・ジャズ」に戻ってきた。メンバーの「ウディー・ショー」、「ラモント・ジョンソン」に加えてドラムの「ジャック・ディジョネット」の参加がリズムと演奏に大きな「力」を与えている。 このアルバムは、「BLUE NOTE」の中においても秀逸なアルバムと評価できる。 |
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上記の作品を最後に「ジャッキー・マクリーン」は「ブルー・ノート」を去ることになる。 「モダン・ジャズ」シーンでの「マクリーン」の人気は尋常ではなく、それは、その後のアルバムのセールスになっていることでも証明されている。 又機会があれば、他の「レーベル」での作品を紹介します。 |
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♪「今回の推奨盤」♪ 次ぎに頭で述べました、2枚の「不思議」を「今回の推奨盤」として紹介します。 |
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「PRESTIGE」 PRST 7819」 BROADWAY/1954 / AL COHN と、 「PRESTIGE」 PRST 7820」 LIVE ! AT CAFE BOHEMIA /1955 / GEOGE WALLINGTON QUINTET の2枚について。 |
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左側が「PRST 7819」 「BROADWAY/1954」で、右側が「PRST 7820」 LIVE ! AT CAFE BOHEMIA /1955」 になっている。 |
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試聴したかぎりでは、ジャケットの表紙と「ディスク」の内容とは合致している。 違っているのは「ラベル」のなかの「タイトル」と「曲名」のクレジットが入れ替わっている。 「AL COHN」と「GEOGE WALLINGTON」のリーダーのクレジットは間違っていない。 これらは最もよく知られた有名な曲の「BOHEMIA AFTER DARK」を聴いて確認したわけだ。 最初、「PRESTIGE」 PRST 7819」 BROADWAY/1954 / AL COHNをかけていて、「B 面」のクレジットの「BOHEMIA AFTER DARK」を聴いているときに気がついた。 なぜこのようなことがあるのだろうか? 回答は全て、「アメリカだから!」 で結論づけられる!!! |
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