レコマ君のジャズレコード独り言
2015年 03月27日 レコマ君
|
「TIME=タイム・レーベル」に関して。
|
今回は「TIME=タイム・レーベル」の「アルバム」を「オリジナル」に沿って製作した「センチュリーレコード」の復刻を述べます。
|
この「TIME=タイム・レーベル」を述べるのは初めてと考えます。 以前に、この「レーベル」の「ソニー・クラーク・トリオ」については述べていると思いますが、他にも素晴らしい「アルバム」がリリースされている。
|
まず「TIME=タイム・レーベル」ですが、設立は'60年前後と推察される。 当時、敏腕プロデューサーの「ボブ・シャッド」によって創設された「マイナー」な「インディペンデント・レーベル」だ。
|
「TIME」からリリースされた「ジャズ・アルバム」は10数枚かと考えます。 他にも「ポピュラー系」のモノを含めた多様なジャンルのソフトをリリースしている。
|
今回の「センチュリーレコード」(販売元はポニーキャニオン)は「TIME」の「アルバム」を「オリジナル仕様」に近づけて約10アイテム復刻した。
|
先に述べたように「ソニー・クラーク・トリオ」が価格的には最高位に有るが、評価としては、「ブッカー・リトル」のアルバムが最も高いモノを持っている。
|
|
|
「ブッカー・リトル / ブッカー・リトル」
ブッカー・リトル(tp),トミー・フラナガン(p),ウィントン・ケリー(p),スコット・ラファロ(b),ロイ・ヘインズ(ds) 1960年録音
|
若くして他界する、「ブッカー・リトル」が「ワンホーン」で存分にプレイする「セッション」を収録している。 もう一つに、ここで「ベース」を弾いているのが、これも早く他界してしまう「スコット・ラファロ」で、「革新的」なプレイが聴けるのもより高い評価を与えているのだ。
|
余談になるが、「クリフォード・ブラウン」の跡を継ぐのは「ブッカー・リトル」といわれていて、「リー・モーガン」でも「フレディー・ハバード」でもなかったほど、「ブッカー・リトル」は評価されていたのだ。
|
|
|
「ソニー・クラーク / ソニー・クラーク・トリオ」
ソニー・クラーク(p),ジョージ・ディヴィヴィエ(b),マックス・ローチ(ds) 1960年録音
|
ここでの「ソニー・クラーク」のピアノはすさまじいタッチで、「MONO」のオリジナル盤では「音ワレ」することもある「ディスク」でイッシュされていて、彼の「最高傑作」と考える。 ドラムの「マックス・ローチ」と、太い「ジョージ・ディヴィヴィエ」のベースも又凄い。 「センチュリー」からは「STEREO」だが、「ジャケット」も「MONO・オリジナル」仕様で復刻されている。
|
|
|
上記は「セカンド・ディスク」になるが、「STEREO盤」が多いのだが、これは「MONO」の「2000」番台のディスク。 「セカンド」ながら「音」は「オリジナル」に負けない「ベクトル」を持っている。 「ジャケット」は「STEREO」同じ「デザイン」だ。
|
次回はその他の「アイテム」を紹介します。 どれも好い「アルバム」だ。出来れば「オリジナル」を聴いてみたい。
|
♪「今週の推奨盤」♪
|
前回まで述べていた「OJC」のなかから「レコマ君」の推奨盤を、3回に分けて述べます。
|
|
「South Side Soul / John Wright」 PRLP 7190
John Wright (p) Wendell Roberts (b) Walter McCants (ds) 1960年 録音
|
4,5枚ある「ジョン・ライト」の「アルバム」中でも最もソウルフルなピアノ。
|
|
「Preface / Morris Nanton」 PR 7345
Morris Nanton (p) Norman Edge (b) Oliver Jackson (ds) 1964年 録音
|
2枚組みのモノ含め4枚ある「モーリス・ナントン」の「ソウルフル」な「アルバム」。
|
|
「Roamin' With Richardson / Jerome Richardson」 NJLP 8226
Jerome Richardson (t,bsax, flute) Richard Wyands (p) George Tucker (b) Charlie Persip (ds) 1959年 録音
|
「NEWJAZZ」のなかの「レア・アルバム」で国内盤では復刻されていないアルバム。 もう1枚ある「リチャードソン」の「ミッドナイト・オイル」とは「レア!」 「WAVE」からライナー付きでリイッシュされている。使用盤は「ファンタジー・カスタム・シリーズ」からのモノ。
|
次回は「リバー・サイド」からのモノです。
|
メールはこちら。 mailto:mifumi@tb3.so-net.ne.jp」
|