"What's Wrong With This Picture?" この写真のどこかがおかしい。ストリングスが古き良き時代を彷彿させる。「僕はもうそこに写ってる人じゃない。今現在に生きてるんだ。くだらないことはもう忘れたんだ。ただ、壁にかかってるだけだからもう外して忘れよう。あれは全然僕なんかじゃないから」現況を歌ってるのだろうか。シンガー・ソングライターでもあるヴァンらしいなとも思う。何に媚びることなくわが道を歩んできた彼をある意味すごいと思うし憧れる。ノリの良い"Whinin Boy Moan"はホーン・セクションとオルガンが効果的。自身もアルト・サックスを吹くというからホーンは殆どの曲に活かされている。"Evening In June" 私が好きな「コンガ」も加わり大人向けのセンチメンタリティーな曲。"Somerset"は恋の歌。このアルバムは全13曲。ライトニング・ホプキンスの"Stop Drinking"、ジャズ・ドラディショナルの"Saint James Infirmary"以外はすべてヴァンの作品。ブルーズ、ジャジーも勿論歌う。"Once In A Blue Moon"や"Little Village"はこれぞヴァン・モリソンだという作品でよろしい。歌詞を読むと名声がある人にとっては、私のような凡人には想像できない苦しみや悩みがあるようですねぇ。平凡でよかったのか?夜、ドライブしながらBGMにいいアルバムかもよ。プレゼントに応募してね。(^^)