2008年11月21日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD ジュニア・マンス・トリオ 「ブルー・マイナー」 オーディオビギナーズ カプのおすすめCD Takehisa Tanaka Plays Standard 「Too young」 日本橋店 |
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コンのおすすめCD ジュニア・マンス・トリオ 「ブルー・マイナー」 ジュニア・マンス(p)、ヒューストン・パーソン(ts)、田中秀彦(b)、ジャッキー・ウイリアムズ(ds) 2008年1月NYで録音 バウンディ XQCM-1312 2008/8/20発売 曲名 1)ブルー・マイナー 2)ジャンゴ 3)ホエン・アイ・ロスト・マイ・ベイビー 4)オールド・フォークス 5)ジングル・ベル・オブ・ア・ローズ 6)アイ・ドント・ケア 7)オール・ザ・ウエイ 8)オール・ブルース 9)ハウ・ロング・ハウ・ジス・ビーン・ゴーイング・オン? 10)スモール・フライ |
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現在も力強く元気いっぱいのジュニア・マンスは新作アルバム「ブルー・マイナー」でも大活躍している。タイトルの1)「ブルー・マイナー」及び2)「ジャンゴ」、3)「ホエン・アイ・ロスト・マイ・ベイビー」といったお馴染みの曲を、ブルージーにプレイする。素晴らしく躍動感溢れるピアノ演奏に「これはさすがだ!」と思わず拍手を送りたくなる。4)「オールド・フォークス」、5)「ジングル・ベル・オブ・ア・ローズ」を聴いても、軽やかでグルーヴィなプレイにかけては、さすがベテランピアニストだと感心するばかりで、渋みがいっそういぶし銀のように深みを増していくようだ。6)「アイ・ドント・ケア」、8)「オール・ブルース」これも親しみやすいブルース・フィーリングのいい曲ばかりで、シンプルな表現にも心打たれる。9)「ハウ・ロング・ハウ・ジス・ビーン・ゴーイング・オン?」、 10)「スモール・フライ」でもマンスのピアノは聴く者の心の奥底に残る。躍動感が安らぎの世界へと誘ってくれるようでもある。 マンスのピアノは艶が乗り、非常に伸び伸びと澄み切って、透明感豊かに響いていく。また田中秀彦のベースはより引き締まって分厚く心地よい低域である。ジャッキー・ウイリアムズのドラムスも繊細ながら鮮やかに弾け飛び、粒たちのよい音で素早くい立ち上がるのも見事である。それにもましてヒューストン・パーソンのテナーサックスはリアルな再現性だった。朗々と 奏でられる響きには鳥肌が立ち身震いするほどである。ジュニア・マンス翁をフォローする各奏者の研ぎ澄まされた演奏にますます元気なところを見せている。 |
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カプのおすすめCD Takehisa Tanaka Plays Standard featuring:Yosuke Inoue , Masahiko Osaka 「Too young」 2008.5.8~9 大和郡山城ホール 録音 田中武久(p)、井上陽介(b)、大坂昌彦(ds) 曲名 1)The Old Country 2)My Foolish Heart 3)Come Rain or Come Shine 4)Too Young 5)All The Things You Are 6)Almost Blue 7)Our Love is Here to Stay 8)Corcovado 9)Everything Happens to Me |
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今回ご紹介しますアルバムはトラディショナルな楽曲が殆どなのですが、cappuccinoのお気に入りが入っていたので嬉しいです。ダンディーな田中氏の渋い選曲3)”Come Rain or Come Shine”です。私はブルースの神様B.B.キングとエリック・クラプトンの共演アルバムで知ったのですが、「雨がふっていようが晴れていようが俺の愛し方で愛すよ」というなんともぐっとくる粋な歌詞だったように思います。歌心満載の田中氏のピアノ・タッチ、大坂氏のブラッシュ、名キャッチャー役のベーシスト井上氏が心地よくスインギーに奏でます。遠い昔に思いを馳せるタイトル曲の4)”Too Young”、私が好きな5)”All The Things You Are”はエキゾチックな要素も加えアップ・テンポで軽快に演奏されています。ラテン色の8)”Corcovado”など。9)”Everything Happens To Me” 大坂氏のドラミングが冴えています。大技・小技満載のハイ・クオリティー&ゴージャスなドラミング!本アルバムでは固執することなくメンバーが自由に演奏を愉しんでいるのが聴き手にも十分伝わります。時に鼓舞し合ったり、お喋りしたり、親子ほどの歳の差を感じさせず、楽しそうに演奏しているのが目に浮かぶ力みのない卓越したパフォーマンス。キラリと光るフレーズに熟練を醸し出す大人のジャズをご賞味ください。ご試聴ご希望の方はご遠慮なく店頭スタッフにお申し付けください。お待ちしております。(^^) おまけ: 1934年大阪府豊中市生まれのバイタリティー溢れる田中氏は御歳74歳。アルバムタイトル通り”Too Young”。 大阪は道頓堀「くいだおれ」の太郎ちゃんが立っていたお店のお向かいのビル4階にJazz Club St.Jamesがあります。田中氏がオーナー兼ハウスピアニストとしてご活躍中。Jazz Live鑑賞も数年振りのcappuccino 。4年前、ここSt.Jamesを訪れたのが田中氏との初対面でした。そして私が二度目のインタビューに挑戦した記念すべき場所でもありました。 この夜のライヴ・メンバーはテナー・サックス奏者の鈴木央紹、ドラマーの大坂昌彦を迎えてのLive。ベースは石田裕久、ピアノは田中武久。今夜のLiveの選曲を任されていた(?)サックス奏者の鈴木氏は田中氏のニュー・リリースから数曲をピック・アップされていました。メンバー全員は素晴らしいライヴ・パフォーマンスを披露し、観客の拍手喝采を浴びていました。この日のcappuccinoは 大阪・日本橋にある文楽劇場で長丁場の舞踊会を鑑賞しました。五感が十分刺激された後で心地よい疲れがあったのですが、Jazz Liveでは心身が解き放され自然と体がスイングしていました。やっぱりLiveはいいですねぇ。皆さんも機会があれば大阪は道頓堀のJazz Club St.Jamesに足を運んでみてくださいね。”Too Young”の田中氏からきっと元気をもらえることでしょう☆★☆〜 余談:Live前に田中氏とお話する機会に恵まれました。有り難いことに、お会いするといつも田中氏から励ましのお言葉で元気付けて頂きます。談話中、田中氏がCDをリリースしたという事だったので早速拝見しますと、これまた驚きました!!!私が大好きなジャズ・ドラマー大坂昌彦、ベーシスト井上陽介が参加されたトリオ・アルバムでした。数年前にはインタビューにご協力頂きハイファイ堂のメールマガジンに掲載させて頂いたので深い思い入れがあるお二人。田中氏にメンバーのいきさつをお伺いしますと、田中氏とは長いお付き合いの大坂氏は即決。ベースには井上氏に白羽の矢が立ち夢のトリオ・アルバムが誕生したという訳です。田中氏曰く、すべて「一発録り」だそうです。このメンバーならばうなずけますよね。この夜のライヴにはCDリリースメンバーで記念Liveを企画したかったそうですが、来阪中の井上氏はすでに別のステージが入っていたので残念ながら実現できませんでした。 しかし、さすが田中武久氏! やってくれます!!! ************************************************ スペシャル・ライヴ決定!!! 新作CD「Too Young」収録トリオメンバー 大坂昌彦(Drums):井上陽介(Bass):田中武久(Piano) 12月18日(木)、19日(金) チャージ¥3000 予約 06-6211-1139 18:00~ Jazz Club St.James http://www7.ocn.ne.jp/~st-james/ ************************************************ |