カプのおすすめCD 東かおる 「Footprints in New York」 東かおる(vo. arrangement)、Mike Holober(p)、Scott Reeves(alt Flugelhorn&Trombone on Footprints)、Jesse Forest(g)、Robinson Morse(b)、Paola Orlandi(ds) 2008.4.2 NY 録音 曲名 1)High Wire 2)Confirmation 3)花&A Flower is A 4)Another Yes or No 5)Jungle City New York 6)Footprints 7)Now’s The Time Giant Steps 8)Without A Trace 9)Along Came Memory 10)Turn Out The Stars
今回は大阪出身の東かおるさんのCDをご紹介します。メンバーの一人であるスコットの作品8) “ Without A Trace” 以外はジャズの大御所・名手たちの作品に東かおる自らの英語で歌詞を歌っています。ちゃんとしたジャズに新発想・新感覚なフレーバーを加味したとても斬新なジャズ・ヴォーカル・アルバムです。
3)の喜納昌吉さんの「花」は日本人ならばお馴染みの曲です。東さんは質感のある歌声で丁寧に表現しています。全曲を通して、スキャットもナチュラルで伸びがあり、素直な歌唱に好感が持てます。ジャズ・ビギナーでも聴き易い作品なので、大御所のオリジナル演奏を聴いてみるのもいいかもしれませんね。Cappuccinoは5)セロニアス・モンクの“Jungle City New York” がお気に入り。心地良く繰り広げられるスインギーなピアノ・トリオ&ギターの温かくブルージーなテイスト、穏やかなアルト・フリューゲルホーン、弾力のあるベースもなかなか美味しいですよ。なんとな〜く癒されたい方はどうぞ東さんのヴォーカルを。