カプのおすすめCD 安保徹 「ライブ・アット・BASH・アゲイン!」 安保徹(ts.)、太田寛二(p)、池田きよし(b)、村田憲一郎(ds)、ゲスト:竹田直哉(vib.) 1998.6.30,7.17 東京BASH Disk1 1)Lover Come Back To Me 2)Red Top 3)Unforgettable 4)Tadd 5)Anthropology 6)If You Could See Me Now 7)The Blues Disk2 1)All The Things You Are 2)Eronel 3)Deep Blue Cello 4)Red Roses For A Blue Lady 5)I Should Care 6)Wee 7)Hush A Bye 8)Out Of Nowhere
Disk1:どこか懐かしく安堵感を覚える1)「Lover Come Back To Me」弾力のあるベースとキレの良いドラムスのビートに乗せ、脂が乗り切ったメンバーのスインギー・パフォーマンスが軽快にスタートします。とっても愉しいです。ブルージーで渋い2)「Red Top」は安保氏のズッしりとした味わい深いテナーの音色の魅力がふんだんに生かされて魅了されます。お馴染みの3)「Unforgettable」では歌心に酔いしれます。バリー・ハリス作4)「Tadd」ではビンビン響き渡るベースのロング・ソロをお楽しみください。チャーリー・パーカー&ディジー・ガレスピー作5)「Anthropology」は三者の卓越した速攻演奏を堪能できます。安保氏と太田氏の共作7)「The Blues」サックス、ピアノ、ベース、ドラムス・ソロへと繋ぎます。
Disk2:ジェローム・カーン作1)「All The Things You Are」5)「I Should Care」7)「Hush A Bye」はテナー・サックスがメリハリを利かせ、甘く語りかけます。1)は女性好みのメロディアスな楽曲でcappuccinoのお気に入りの楽曲の一つです。セロニアス・モンク作「Eronel」アートっぽくどこか尖った感じがしますが、スマートで面白いなぁと思いました。3)「Deep Blue Cello」4)「Red Roses For Blue Lady」8)「Out OF Nowhere」はゲストのヴィブラフォン奏者竹田直哉氏が参加しています。透明感のあるヴィブラフォーンと太い音色のサックスとの融合が心地良いスイング感を届けてくれます。