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2009年7月03日おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。コンのおすすめCD　フィル・ウッズ　「バラード＆ブルース」　京都店カプのおすすめCD　Carsten Dahl, Mads Vinding, Alex Riel　「in our own sweet way」　大須本店
コンのおすすめCD フィル・ウッズ「バラード＆ブルース」フィル・ウッズ(as)、ブライアン・リンチ(tp)、ビル・チャーラップ(p)、スティーブ・ギルモア(b)、ビル・ゴッドウイン(ds) 2008年6月NYで録音　ヴィーナスレコード VHCD-1021　2009/2/18発売曲名 1)ブラッド・カウント 2)フラワー・イズ・ア・ラブサム・シング 3)バルコニー・セレナーデ 4)イスファハン 5)バラード・メロディ 6)ハウ・リトル・ウイ・ノウ 7)バラード・フォー・ベリー・タイアード・アンド・ベリー・サイド・ロータス・イータス 8)レイン・チェック 9)マイ・リトル・カム・レイトリー 11)ジョニー・カム・レイトリー 12)A列車で行こう
現在のジャズ界は新人の台頭とベテランの活躍でバランスがよい。嬉しいことに経験と年齢を重ねたフィル・ウッズはベテランの境地の最強のアーティストだ。名実共に現在1といえるアルト奏者、フィル・ウッズ率いる最強クインテットのアルバムはモダン・ジャズ・エッセンスが詰まった一枚である。　1)「ブラッド・カウント」、2)「フラワー・イズ・ア・ラブサム・シング」を聴いたが、ウッズのパワフルで美しい音色のアルト・サックスが美しい輝きを放ってくるのが分かるようで、衰えを微塵も見せない力強い演奏にしびれる瞬間でもあった。3)「バルコニー・セレナーデ」、4)「イスファハン」においても、アレンジが心地よくエネルギー豊かで、ブライアン・リンチのトランペットと共に生き生きとした大胆なプレイが繰り広げられていくのだ。5)「バラード・メロディ」とタイトル名の長い7)「バラード・フォー・ベリー・タイアード・アンド・ベリー・サイド・ロータス・イータス」は、美しいウッズの音色とビル・チャーラップのピアノ、スティーブ・ギルモアの厚いベース、ビル・ゴッドウインの繊細なドラムスと、ベテランがそれぞれに醸し出す深い表現の演奏は、誰が聴いても「素晴しい！」と声が出るだろう。8)「レイン・チェック」、9)「マイ・リトル・カム・レイトリー」では、ハートフルでリズミックなウッズのさびの効いた演奏の虜になることうけあいだ。11)「ジョニー・カム・レイトリー」、12)「A列車で行こう」では、ピアノのビル・チャーラップのサポートが非常に好印象で、パップ・フレーズが強烈に炸裂する。ウッズの個性が最高潮に達するシーンでもある。　サウンドはアルトの生々しくクリーンな音が空間に鮮やかに広がり、圧倒的なエネルギーを醸し出しているし、トランペットの切れ込みもリアルに表現されている。
カプのおすすめCD Carsten Dahl, Mads Vinding, Alex Riel 「 in our own sweet way」 Carsten Dahl(p)、Mads Vinding(b)、Alex Riel(ds) Copenhagen Jazzhouse ‘05~’07 録音曲名 1)In Your Own Sweet Way 2)Maria Gennem Torne Gar 3)It Could Happen To You 4)Beautiful Friendship 5)What Is Thing Called Love 6)Peace 7)Night And Day
今回のおすすめＣＤはヨーロピアン・ジャズやアメリカン・ジャズで不朽の名声をもつ、カーステン・ダール、マッズ・ヴィンディング、アレックス・リールのトリオ・アルバムです。彼らは錚々たるジャズ・ミュージシャンとの活動を経て、現在に至りますが自らも名手揃いと言っても過言ではないお三人です。９歳からコペンハーゲンの音楽学校で２年間ドラムスを学んだカーステン・ダールはドラマーでしたが、ピアノに転向し１４歳の時にはスタジオ・ミュージシャンでした。ベーシストのマッズ･ヴィンディングは「若い時、父はアマチュアのストライド・ピアノ・プレーヤーで、家でジャム・セッションをした。私が幼い頃はビリー・ホリデーのお膝に座ったこともある。デキシーやスウィング・バンド、モダーン・ジャズ、クラッシック・アンサンブルやロックなどスタイルには拘らず良い音楽を創作したい。」とおっしゃっています。早期からドラムスを始めていたアレックス・リールは１８歳でプロとして活動。コペンハーゲンの有名なMontmartre Clubのハウス･ドラマー。1960年中頃からとても影響力のあるミュージシャンです。’６５〜‘６６ビル・エバンス・トリオでも活動。（ライナー・ノーツ引用）　　では、アルバムのご紹介とまいります。三人のアレンジによるトラッド曲２）”Maria GennemTorne Gar”は物悲しいメロディーが異国へ思いを馳せる、魅力的な楽曲です。ホレス・シルバー作６）”Peace” 共に繊細なピアノ演奏が穏やかな気持にさせてくれます。アップ・テンポに奏でる５）”What Is This Thing Called Love” はシャープさとキレがあるピアノにインスパイアされたドラムスとベースが三位一体となりゴージャスな展開を繰り広げます。緊迫感のある臨場感に圧巻です！　７）”Night And Day” はオリエンタル調のピアノでスタートします。細やかな旋律を流麗にタイトにまとめています。ソウルフルなロング・ベース･ソロ、滑らかなスティック捌きのアレックスのドラムスも素晴らしい！聴き終えた後の爽快感をあなたも味わってみませんか？ご試聴ご希望の方はご遠慮なく店頭スタッフにお申し付けください。お待ちしております。（＾＾） ☆ヨーロピアン･ジャズといえば、以前お知らせしました大阪・通天閣に拠点を置きます「澤野工房」の澤野社長さんが、７月２５日（土）「なにわの日記念　アトリエ澤野special通天閣JAZZ LIVE」を開催されます。詳細はＨＰをご覧下さい。 http://www.jazz-sawano.com/magazine/event/index.html#2009tonu

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