2011年09月23日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD アマンダ・ブレッカー「ブロッサム」大須本店 カプのおすすめCD The Global Jazz Orchestra「Global Warming」大須本店 |
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コンのおすすめCD アマンダ・ブレッカー 「ブロッサム」 アマンダ・ブレッカー(vo)、ラリー・ゴールデングス(key)、ジェシー・ハリス、アンソニー・ウィルソン(g)、リー・スクラー(b)、ラス・カンケル(ds) 2011年作品 ユニバーサル インタナショナル UCCJ-3025 2011/5/18発売 曲名 1)花 2)ソー・ファー・アウェイ 3)目を閉じてごらん 4)ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー 5)スィート・ベイビー・ジェームス 6)イッツ・トゥー・レイト 7)寂しい夜 8)遠い昔 9)彼の言葉の優しい響き 10) ナチュラル・ウーマン 11)君の友だち |
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素晴らしい美貌であるが、歌声のみずみずしさは若葉のようでもある。母はボサノバの女王とうたわれる、ボーカル&ピアニストのイリアーヌ・イリアス、叔父は故テナーサックスの巨匠マイケル・ブレッカー、父はランディ・ブレッカー。豪華なメンバーが揃うジャズ・ミュージシャン一家だ。今作は母(イリアーヌ)と同じユニバーサルからの作品であり、アマンダも随分と気合が入っている。サラブレッドとしてDNAを受け継ぎ、将来が大いに期待されるボーカリストの一人だ。 1)「花」2)「ソー・ファー・アウェイ」、ソーダ水のようなシュワーとした爽やかさの中に、新鮮な感触で歌うところに好感が持てる。3)「目を閉じてごらん」4)「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロー」も、現代的なポップスに織り交ぜて心癒される。5)「スィート・ベイビー・ジェームス」6)「イッツ・トゥー・レイト」、今風だが、明るく繊細な歌い方は母イリアーヌ譲りのところを垣間見せ、さすがだと感心する。7)「寂しい夜」 8)「遠い昔」 9)「彼の言葉の優しい響き」と聴いたが、何といってもフレッシュな歌声がオーソドックスな歌い方によく馴染んでいて、ボーカルファンを虜にさせてくれる。10)「ナチュラル・ウーマン」11)「君の友だち」、私のようにボーカルを愛してやまない者の心の扉を大きく広げてくれ、大変嬉しい。キーボード、ギターの音も清らかで、透明な中にも適度なふくらみやぬくもりが感じられる。 自然で穏やかなサウンドが抜群である。淀みのない新鮮な空気を取り入れることで、また若い心に戻れるのが嬉しい。 |
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The Global Jazz Orchestra 「Global Warming」 浅井良将、小林充、大竹亜矢子、古谷光広、高橋知道、益山あい(sax.) 岩田英司、広瀬未来、内藤咲重、野々村明 (tp.)大西哲郎、大島一郎、佐竹寛美、田村佳子(tb.)、奥村美里(p)、Jesse Forest(g)、坂崎拓也(b)、市橋隆(ds.)、大串明子(per.) Guests 宮崎隆睦(sax.)、小柳淳子、東かおる(vo.) 曲名 1)J Tune 2)My Ideal 3)Forever 4)Darn That Dream 5)Again 6)Turn to Run 7)Gardens Under The Rain 8)Elements in Moments 9)One Second 10)River Breeze 11)Summer Time 12)Highway Robbery 13)That’s All |
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皆様、こんにちは。温暖化現象による異常気象の影響が今年は顕著に現れていますね。先行き不透明で不安な今日この頃です。台風続きで心もどんより気味。というわけで、今週のおすすめCDはスカ〜っとしたい方に関西のミュージシャンで構成されるビッグバンドで1968年に結成されたザ・グローバル・ジャズ・オーケストラのグローバル・ウォーミングをご紹介しましょう。 スターティングはベーシスト:坂崎氏の1)” J Tune “ です。ビッグ・バンドの躍動感、爽快感、迫力やしなやかさ等が味わえる作品です。高橋氏のアレンジ2)” My Ideal “、広瀬氏のアレンジ13)” That’s All “ はエレガントリー且つムーディーな楽曲です。頭の中を空っぽにして浸って下さい。ピアニスト:枡田さんの3)” Forever “ は大串さんのパーカッションの隠し味が利いたラテン調です。ジェシー・フォレスト氏の洗練されたギターと古谷氏の熱いサックスもご堪能下さい。どの楽曲もお勧めですが、Cappuccinoが気に入っているのは6)9)11)です。6)” Turn to Run “ はハイウェイをぶっ飛ばしながらきくと爽快な気分になるようなとてもエキサイティングでスウィンギーなチューンです。サックスの高橋氏と小林氏による力強いソロも魅了します。9)” One Second “ 大島氏によるニューオーリンズ風の楽しい曲です。マルサリス一家を彷彿させます。洋楽ファンにはレオン・ラッセル、Dr.ジョン辺りが懐かしいかもです。11)” Summer Time “ 小林氏の奇抜なアレンジにゲスト・ヴォーカルの小柳さんの魅力的な歌唱が融合してとてもGreat!な仕上がりです。7)” Gardens Under The Rain “ 、8) “ Elements in Moments” は作曲:西山瞳さんです。前者は作詞・ヴォーカル:東かおるさんによるヴォサノバ調のヒーリング効果大の作品です。東さんの優美なヴォーカル、ジェシー・フォレストのギター・ソロでの程よい溜めが心地よく響きます。後者では、壮大なホーン・セクション、西山さんのピアノ、広瀬未来のトランペット・ソロが魅了します。 全曲はずれ無し!ジャジー、ファンキー、ラテン、スウィンギー、バラエティーに富む楽曲を関西の秀逸なジャズ・ミュージシャンが紡ぎ出した本作品をご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申し付け下さい。お待ちしております。 (^^) ザ・グローバル・ジャズ・オーケストラ: 明日のビッグバンドを担うべくスウィングからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーとメンバーのオリジナルを演奏。1999年には中山正治ジャズ大賞受賞。また、ロシアンリバー・ジャズ・フェスティバルや、モンタレー・ジャズ・フェスティバルへの出演や、ボブ・ミンツァー、デイブ・リーブマン、エリック・マリエンサル、ボビー・シュー、チャック・フィンドレー、ビル・ワトラス、フォー・フレッシュメン、ペドロ・ジラウド、北村英治、渡辺貞夫、日野皓正、小曽根真など国内外のさまざまなアーティストとも共演を重ねる。(ライナーノーツ引用) |