2012年05月18日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD 小池真理子「スマイル」大須本店 カプのおすすめCD ザ・リトル・ウィリーズ「フォー・ザ・グッド・タイムズ」オーディオビギナーズ |
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コンのおすすめCD 小池真理子 「スマイル」 小池真理子(vo)大徳俊幸(key,p)マツモニカ(hca)小畑和彦(g)小杉敏(b)横山和明(ds)フランシス・シルバ(per) 2011年10月東京で録音 ラッツバック・レコード MKJAZZ-522 2012/2/23 発売 曲名 1)スマイル 2)メイビー・ユール・ビー・ゼア 3)ザ・シャドー・オブ・ユア・スマイル 4)オン・グリーン・ドルフィン・ストリート 5)サンバ・エン・プレルディオ 6)ルック・フォー・ザ・シルヴァー・ライニング 7)オール・ブルース 8)フォア 9)ジャズ・サンバ 10)コルコヴァード 11)サマータイム 12)ワット・ア・ワンダフル・ワールド |
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小池真理子2作目のアルバムということで、かなり気合が入っている。笑顔がすばらしく、モダンでセンスのいい表現力は高く評価すべきものだ。落着きはらって素晴らしい歌声を聴かせる。スタンダードから軽快なリズムのボサノバまで、丁寧に歌い上げている。美しいメロディに乗り、ボーカルの質感にはより潤いが感じられる。 1)「スマイル」2)「メイビー・ユール・ビー・ゼア」、ご機嫌なハーモニーに彩られ、ロマンティックな響きも爽やかに歌っていく。3)「ザ・シャドー・オブ・ユア・スマイル」4)「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」、情感溢れ、水をえた魚のように大らかで生き生きと楽しそうだ。軽快で爽やか。バックの盛り上げでバランスよく、最高な気分にさせる。5)「サンバ・エン・プレルディオ」6)「ルック・フォー・ザ・シルヴァー・ライニング」、ポルトガル語を交えてボサノバを上手に歌う。バラードもいいが、彼女にはボサノバの雰囲気が似合っている。7)「オール・ブルース」8)「フォア」、知的で気品に満ちた魅力がいっぱい詰まっている。爽やかで、自然の匂いがしてくる。9)「ジャズ・サンバ」10)「コルコヴァード」、音楽的な面でも素晴らしい才能を持ち合わせている。フォローする仲間との掛け合いでも見事な趣きをみせる。11)「サマータイム」12)「ワット・ア・ワンダフル・ワールド」、気高く品がよいボーカルは深い味わいを醸し出す。心癒される柔らかな歌声と表現が抜群だ。 今回のアルバムでも、選曲やアレンジにこだわりを持ち、奏者も実力者で固めている。鮮やかな小畑和彦のギター、大徳俊幸のピアノとキーボードは美しいハーモニーに乗せて、フランシス・シルバのパーカッションは軽快で正確なリズムを刻み、小杉敏のベースと横山明彦のドラムス、マツモニカのハーモニカが美しい絡みをみせる。柔らかさの表現の中にシャープさがあり、コントラストの深い表情が見て取れる。コンビネーションの良さが雰囲気の良さにつながり、美しい響きを生んだ。小池真理子が耳元で囁くように生々しく、爽快に歌い上げていく。バラードもよいが、今回ボッサがいいだけに、次作ではボサノバを沢山歌ってもらいたいと切望する。 |
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カプのおすすめCD ザ・リトル・ウィリーズ 「フォー・ザ・グッド・タイムズ」 ノラ・ジョーンズ(vo、p)リー・アレキサンダー(b)ジム・カンピロンゴ(eg)リチャード・ジュリアン(g、vo)ダン・ライザー(ds) 曲名 1)I Worship You 2)Remember Me 3)Diesel Smoke, Dangerous Curves 4)Lovesick Blues 5)Tommy Rockwood 6)Fist City 7)Permanently Lonely 8)Foul Owl On The Prowl 9)Wide Open Road 10)For The Good Times 11)If You've Got The Money I've Got The Time 12)Jolene 13)Delia’s Gone日本盤ボーナス・トラック |
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皆さん、こんにちは。お元気でしょうか?ところで花粉症だけでなく黄砂もアレルギー体質の人には悪影響を及ぼすのをご存じですか?黄砂予報というのは無いのかと思う今日この頃です。さて、今回のおすすめCDはウィリー・ネルソンに敬意を表してリトル・ウィリーズと名乗った5人組のセカンド・アルバム「フォー・ザ・グッド・タイム」です。ジャケット写真で横たわっている女性に見覚えがありませんか?そう、あのノラ・ジョーンズです。彼女が気の合う音楽仲間たちとアメリカン・ルーツ表現を編み出す部屋とでもいうのでしょうか。リラックスして、純粋に楽しむための音楽のようです。悲しい曲が多いのですが、前向きにさせてくれるカントリー・ソングはCappuccinoも大好きです。ウィリー・ネルソン、ジョニー・キャッシュ、ドリー・パートン、クリス・クリストファーソンの楽曲はどこかで耳にしたことがあり、懐かしいと思われる方もおられるのでは?では、アルバムのご紹介とまいりましょう。 いかにもカントリー・ソングという緩急を活かした1)“I Worship You“、11)If You've Got The Money I've Got The Time“は、ギター・サウンドにもご注目下さいませ。40年代のカントリー・ソングで夫婦デュオ:ルル・ベル&スコット・ワイズマンの当たり曲2)“Remember Me“、ドリー・パートン作12)”Jolene“は、哀愁漂うメロディーに乗せて、伸びがあり温かいノラのヴォーカル&ピアノ、ギターが悲しく歌っています。3)”Diesel Smoke, Dangerous Curves“、最初のトラック・ドライヴァー・ソングと考えられている楽曲だそうです。広大な道をトラック野郎がこういうチューンを聴きながら風を切って走らせていたのでしょうか。1920年代に書かれたティンパン・アレー産のポピュラー・ソングという4)”Lovesick Blues“は、レイジーな雰囲気を醸し出すノラのブルースが不思議と心地よいサウンドに変化します。リトル・ウィリーのギタリストであるジム・カンピロンの作品5)”Tommy Rockwood“は、彼のインストルメンタルです。メンバーのバック・ヴォーカルと共にリラックスした雰囲気が伝わります。ロレッタ・リンが'68年に放ったNo.1ソング6)”Fist City“は、懐かしさが蘇るロック調に仕上げております。7)”Permanently Lonely“は、ウィリー・ネルソンの渋い歌声でお馴染みの楽曲ですが、ここではリチャードが今風に仕上げています。'67年の映画「夜の大捜査線」の劇中曲でクインシー・ジョーンズの作品8)”Foul Owl On The Prowl“は、なんとも奇妙な印象ですが興味をそそる仕上がりです。(ライナー・ノーツより引用) ノラ・ジョーンズの違う一面が垣間見られる本作はお馴染みのカントリー・ソングもあれば、初めて耳にする楽曲もあります。才能溢れるリトル・ウィリーのメンバーたちによるアレンジとパフォーマンスをお楽しみ下さい。ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申しつけ下さい。お待ちしております。(^^) |