2012年05月25日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD ジェシ・ヴァン・ルーラー「ザ・ナインス・プラネット」日本橋店 カプのおすすめCD 吉田次郎「The Look Of Love」福岡店 |
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コンのおすすめCD ジェシ・ヴァン・ルーラー 「ザ・ナインス・プラネット」 ジェシ・ヴァン・ルーラー(g)ヨリス・ルーロス(cl)クレメンス・ヴァン・デル・フィーン(b) 20011年9月オランダで録音 スィフティ・ファイヴ・レコード FNCJ-5550 2012/2/22 発売 曲名 1)ラウムテ 2)フローティング・オン・トップ 3)コスミック・バックグラウンド・ラディエーション 4)ザ・ナインス・プラネット 5)スマイリング・イン・ザ・コールド 6)ウィンド・ベルズ 7)ザ・ウェイ・ザ・ホール・シング・エンズ 8)ヒッポカムボス 9)ウェルカム・トゥ・プレゼンス 10)キング・オブ・タンドール |
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オランダの人気ギターリスト、ジェシ・ヴァン・ルーラーが奏でる音色は時代の変化と空気を読んでいる。美しい世界に彩を添えて輝く。ギター、クラリネット、ベースによるトリオはドラムレスであるが、音色は華やかだ。 1)「ラウムテ」2)「フローティング・オン・トップ」、厚みのあるジェシ・ヴァン・ルーラーのギターは堂々としながらも柔らか味と温かさがある。優れた表現と気迫のこもったヨリス・ルーロスのクラリネットが入り、ますます音色が冴えてくる。3)「コスミック・バックグラウンド・ラディエーション」4)「ザ・ナインス・プラネット」、気心の合った仲間たちで、どの演奏にしても呼吸がピタリと合っている。5)「スマイリング・イン・ザ・コールド」6)「ウィンド・ベルズ」、ギターは素晴らしく、生き生きと躍動しているところは、こちらも爽快な感じになってくる。クラリネット、ベースの弾みも爽快で巧みに描かれる。7)「ザ・ウェイ・ザ・ホール・シング・エンズ」8)「ヒッポカムボス」、ギターとクラリネットの響きを大切に、独自のスピード感を出す。分厚くそして繊細でもあり、巧妙で素晴らしい演出だ。柔らかく深い味わいのギター音色が堪らない。9)「ウェルカム・トゥ・プレゼンス」10)「キング・オブ・タンドール」、豊かなインスピレーションを持ち、各楽器のトーンは抑制が効いている。創意工夫を凝らした盛り上げは心憎いほどである。ジェン・ヴァン・ルーラーの深くも柔らかな世界と、若干28歳とは思えないヨリス・ルーロスのクラリネット、芯のしっかりしたクレメンスのベースに乗って、味のある音色が彩りを添えていく。 ガッチリとしたギター、クラリネット(テナー)、ベースが重量感に満ちた低域部を構成しており、ジェシ・ヴァン・ルーラーの好サポートを受けながら、各楽器はシャープな線を描く。音像が目前に浮かび上がるような親密感を抱かせる再現性は見事だ。 |
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カプのおすすめCD 吉田次郎 「The Look Of Love」 吉田次郎(g) 曲名 1)Alone Together 2)The Look Of Love 3)Jazz Medley A)Tenderly B)Someone To Watch Over Me C)Sody And Soul 4)5 On 6 5)蘇州夜曲(SOSYU YAKYOKU) 6)Someday My Prince Will Come 7)Spain 8)Beatles Medley a)Black Bird b)Yesterday c)Norwegian Wood 9)Willow Weep For Me 10)Autumn In New York 11)When I Fall In Love 12)Summertime |
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皆様、こんにちは。お元気ですか?今回のおすすめCDは1958年福岡生まれのギタリスト吉田次郎氏の初ギター・ソロ・アルバム「The Lock Of Love」です。5歳でピアノ、6歳でクラシックギターを始め、15歳の時にジョン・コルトレーンを聴きジャズに興味を持たれたという吉田氏。本作ではご自身の作品1曲以外にジャズ・ナンバー、ビートルズ・ナンバー、服部良一、バート・バカラック等全12曲で構成。氏曰く、「極力アレンジを少なくし、もっとギターの響きを活かして弾こうと路線変更をした。ところが、これがいざやってみると本当に難しい。ついつい違うコードを付けたくなったり、テクニカルなアドリブ・ソロを弾きたくなったりするわけですよ。そこを我慢して、我慢して、原曲の持ち味を最大限引き出そうとした。」(ライナー・ノーツ引用)ジャズだけでなくポップスファンの方にも弦楽器のたおやかな音の世界で心を癒して頂ければと思います。では、アルバムのご紹介とまいりましょう。 アルバム・タイトル・チューンの2)”The Look Of Love“は、2本のギターを重ねて録音しています。吉田次郎作4)”5 On 6“は、ハッと心が傾いた楽曲です。一切ピックを使用していないということです。服部良一作の5)”蘇州夜曲(SOSYU YAKYOKU)”、異国情緒溢れるメロディーを丁寧に紡ぎます。チック・コリア作、美しいイントロから徐々にヒート・アップしていくドラマラスな作品7)”Spain“ は、お馴染みの曲ですね。強弱、緩急を駆使した迫力があるパフォームです。8)”Beatles Medley a)Black Bird b)Yesterday c)Norwegian Wood“は、柔らかく温もりがある音色と美しい弦の余韻をお楽しみ下さい。ブルージーな9)”Willow Weep For Me“は、cappuccino好み。「渋い」の一言です。アルバム最後の12)”Summertime“は、ギター以外にチェロ、ピアノ、パーカッションが加わり豊かな表情で魅了します。 ギターと一心同体といいましょうか。自在に弦を操るテクニックもさることながら、歌心溢れるギター・サウンド。ギター一本でこれほどまでに魅了出来るなんて・・・。洋と和の違いはあれども、お三味線をかじったcappuccinoは感動というか尊敬します。Liveでも聴いてみたいですねぇ。オーディオ・ファンの皆様はこの繊細なギター音をどうお料理されますか?ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申しつけ下さい。お待ちしております。(^^) 尚、吉田次郎氏のLive「JIRO YOSHIDA EARLY SUMMER CONCERT TOUR」「アコースティックワールド編」が大阪でも開催されます。詳細は下記まで ミスターケリーズ:http://www.misterkellys.co.jp/ |