2012年06月29日 おすすめCDは下記の店舗で試聴できます。 コンのおすすめCD ジェフ・ローバー・フュージョン「ギャラクシー」秋葉原店 カプのおすすめCD Yuji Ohno Trio with Friends「BOSS PIANO」日本橋店 |
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コンのおすすめCD ジェフ・ローバー・フュージョン 「ギャラクシー」 ジェフ・ローバ(key,g)ランディ・ブレッカー(tp)エリック・マリエンサル((ts)ポール・ジャクソンJn(g)ラリー・クーンズ(g)ジミー・ハスリップ(b)ビニー・カリウタ(ds)レニー・カストロ(per) 2012年作品 ユニバーサルインタナショナル UCCT-1234 2012/1/25 発売 曲名 1)ライブ・ワイアー 2)ビッグ・ブラザー 3)モンセラート 4)シンガラジャ 5)ギャラクシー 6)シティ 7)ホレス・シルバーに捧ぐ 8)ザ・サンバ 9)ラピッズ 10)ウィザート・アイランド 11)ジ・アンダーグランド |
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フュージョン界のベテラン・キーボード奏者、ジェフ・ローバーが、イエロー・ジャケッツのベース奏者、ジミー・ハスリップ、テナーのエリック・マリエンサルという人気アーティストが加わった若々しいユニットで送る。極上のスムース・ジャズが堪能できる。 1)「ライブ・ワイアー」2)「ビッグ・ブラザー」、軽快なフュージョン・リズムが躍動感たっぷりと力強く美しく演奏され、最初からファンを魅了する。3)「モンセラート」4)「シンガラジャ」、流れるようなリズムとエネルギッシュな演奏。繊細、かつダンピングの効いたノリのよいリズムで、ひときわ光輝く。5)「ギャラクシー」6)「シティ」、ジャズファンが何時聴いても分かりやすいリズム感とスイング感だ。ギターのエッジを効かせた切れ味といい、各自の演奏は見事だ。7)「ホレス・シルバーに捧ぐ」8)「ザ・サン」、音の粒たちが美しく透明な音場に浮かび上がって、静寂な世界に導かれる感覚を抱く。レンジの広いスマートでカラフルな演奏も気に入った。9)「ラピッズ」、共演するメンバーの呼吸もピタリと合う。ドラムスは美しく繊細に発せられる。10)「ウィザート・アイランド」11)「ジ・アンダーグランド」、ジェフ・ローバーのスリリングなインタープレイが独創的であり、美しく力強いアドリブとメロディが軽快に踊る。メリハリのついた鮮明な押し出し感は見事だ。 ギター、トランペット、テナー・サックスが、全体を美しく盛り上げ、躍動感溢れんばかりの豊かさがある。ベースも深く沈み込むようによく伸びる。フュージョンらしい軽快感が漂う。パーカッションは鮮度もよく自然と緊張感が解れていく。 |
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カプのおすすめCD Yuji Ohno Trio with Friends 「BOSS PIANO」 Yuji Ohno(ep,p)Yosuke Inoue(b)Yoshihito Eto(ds) Keiji Matsushima(tp)Hisatugu Suzuki(ss,ts)Satoshi Izumi(g)Eijiro Nakagawa (tb)Shinobu Ishizaki(bs)Masato Kawase (Latin perc) 曲名 1)You Are My Sunshine 2)What Now, My Love? 3)Amazonas 4)See See Rider 5)Satin Doll 6)Manteca 7)Goin’Out of My Head 8)Rojo 9)Georgia On My Mind |
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皆様、こんにちは。不安定なお天気続きですが如何お過ごしですか?明後日はもう7月ですね。本格的な夏がくる前に小さくても自分へのご褒美しましょうね。というわけで今回のおすすめCDは、大野雄二のLUPINTICレーベル最新作「Boss Piano」です。大野氏曰く、「高校生の頃に東京駅南口にあった『ママ』という店は黒人ミュージシャンのレコードを中心にかけていて、白人ミュージシャンとは違うギラギラとした世界に魅力を感じたんだよね。(ライナー・ノーツより引用)」当時の大野氏のフェイバリット・ピアニストはクラークとフラナガン。では、cappuccinoの期待に十二分に応えてくれたアルバムをご紹介しましょう。 スターティングは誰もが耳にしたことがある1)”You Are My Sunshine“です。なにやら、メインの?ハンド・クラッピングと共に楽しんでいるよう。私ごとですが先日、足を運んだジャズ・ライヴで観客とミュージシャンが一緒に楽しむ趣向として、観客を二手に分けて二種類のクラッピングを同時進行して参加することがあった。いや〜これが難しいのだが・・・楽しい。相手につられないよう、そしてバンドの音を聴きながら一曲を終えるのは大変だった。でも、すごく楽しい!「ジャズは難しいので構えてしまう。」とおっしゃる方が多いのですが、こんな身近で素敵な楽曲からジャズに入門するのもGood ideaだと思ったcappuccinoです。2)”What Now, My Love?“は、フランスのジルベール・ベコーの作品。ニュー・オーリンズ・サウンドを彷彿させつつ、重厚で極上のパフォーマンスでスイングします。大野氏の美しいメロディーに乗せたエレガントで芳醇なピアノ、江藤氏のキレがある秀逸なブラッシュ・ワーク、井上氏の弾力があるベースにホーン・セクションが加わりゴージャスなジャングル・サウンドへと繋げます。3)”Amazonas“は、ブラジルのジョアン・ドナートの作品です。中川氏のトロンボーン・ソロは心地良いです。松島氏のトランペットと川瀬氏のパーカッションが妖艶さを醸し出すスパイシー味になっています。続きましてはブルーズです。4)”See See Rider“は、ロック出身のギタリスト:和泉氏の迸るギター・ワーク、松島氏の突き抜けるトランペットと鈴木氏のテナーサックスが鼓舞します。デューク・エリントン&ビリー・ストレイホーンの共作5)”Satin Doll“は、ホーン・セクションのパフォームを加えての盛りだくさんの仕上がりです。歌い続ける井上氏のベース・ソロに脱帽です。江藤氏のドラムス・ソロもご堪能下さい。6)”Manteca“は、Great!ファンキーでノリノリ・サウンドがお気に入りのcappuccino。1947年ピアニストのディジー・ガレスピー&打楽器奏者のチャノ・ボッソの合作で、アフロキューバン・ジャズ〜ラテン・ジャズの古典曲の一つだそうです。ドラムスのキックとパーカッションとの豪快な掛け合いが楽しいです。レッド・ガーランド作8)”Rojo“は、重厚な仕上がりです。メンバーたちの秀逸なパフォーマンスは圧巻です。ホーギー・カーマイケルでお馴染みの9)”Georgia On Myind“は、R&Bフィーリングとブルージーさでナチュラルに仕上げています。 はずれ無し。皆さんのお手元に是非一枚。ご試聴ご希望の方は店頭スタッフにご遠慮なくお申しつけ下さい。お待ちしております。(^^) 大野雄二プロフィール: 静岡県熱海市出身。小学校でピアノを始め、高校時代にジャズを独学で学ぶ。慶應大学在学中にライト・ミュージック・ソサエティに在籍。藤家虹二クインテットでプロとしてスタート。その後、白木秀雄クインテットを経て、自らのトリオを結成。解散後は、膨大な数のCM音楽制作の他、「犬神家の一族」「人間の証明」などの映画やテレビの音楽も手がけ、数多くの名曲を生み出している。リリシズムにあふれた、スケールの大きな独特のサウンドは、日本のフュージョン全盛の先駆けとなった。その代表作「ルパン三世」「大追跡」のサウンド・トラックは、70年代後半の大きな話題をさらった。近年は毎年放映されている「ルパン三世テレビスペシャル」、現在放送中のNHKテレビ「小さな旅」などの作曲活動のほか、再びプレイヤーとして都内ジャズクラブから全国ホールまで積極的にライブ活動をしている。(オフィシャルWEBサイトより) |