ハイファイ堂メールマガジン

お世話になります。ハイファイ堂　京都店の高崎です。 2014.1.24のメルマガで日本橋店の渡辺氏が“昭和にワープだ”と題して和モノ・昭和歌謡ムーブメントのターニングポイントを紹介しておりました。 http://www.hifido.co.jp/merumaga/nihon/140124/index.html ただ「CKB押しも分かるけど、それだけぢゃないのになぁ・・・」と思ったのが正直な感想でしたので、今回は中村とうよう派の渡辺氏にちなんで渋谷陽一派の私が昔のミュージックマガジンvsロッキングオンよろしく喧嘩をふっかける、もとい補完の意味でもう少し和モノ・昭和歌謡ムーブメントについてご説明を。

個人的な和モノ・昭和歌謡ムーブメントのターニングポイントは上の2種類のコンピCDシリーズによるところが大きいのではと思っています。左、コモエスタ八重樫監修「東京ビートニクス」シリーズ右、土龍団監修「ソフトロックドライヴィン」シリーズちょうどこの頃は特定のジャンルのマニアや元ネタ好きのリスナーに向けて各社から洋楽の隠れた名盤再発が頻繁に行われていて、時系列そっちのけで新譜も旧譜も関係なくなっているような感じでした。そして洋楽が掘り尽くされつつあるのと入れ替わる様に今度は邦楽の掘り起こしが始まり、その代表が上の2種類のコンピCDシリーズ（本当は幻の名盤解放同盟監修「幻の名盤解放歌集」シリーズ、中村俊夫・黒沢進監修「カルトGS」シリーズ、矢倉邦晃・安田謙一監修「テクノ歌謡」シリーズ、さらにはもう少し後の喫茶ロックや和モノライトメロウ等にも触れるべきなのですが、この辺を語りだすときりがないので次の機会に）。「こんなカッコいい曲（DJ的にはクラブで使える曲）が、こんな昔にリリースされていたなんて！」という訳で、再発見ではなく若いリスナーやDJにとっては新発見として和モノ・昭和歌謡ムーブメントが巻き起こったのではないかと。渡辺氏の言う様に横山剣さんによる和モノ・昭和歌謡リスペクトと啓蒙活動が行われていたようですが、それが若いリスナーやDJに日の目を見るのは須永辰雄氏や小西康陽氏まわりと絡む様になってからではないかと。
そんな和モノ・昭和歌謡ムーブメントの中で再発見・新発見された名曲群の中から、ざっくり昭和歌謡、和モノソフトロック、和モノレアグルーヴの3部門で初心者向け？な曲をご紹介。
	昭和歌謡部門はオックス「ダンシング・セブンティーン」。全然カルトではない失神GSグループのグルーヴィーチューン。歌詞はトホホですが、作曲はあの筒美京平大先生です。
和モノソフトロック部門は岡崎友紀「風に乗って」。これぞソフトロック！といったもろフィフス・ディメンションな高揚感溢れる名曲。作曲編曲の島田タカホさんは何と島田歌穂さんのお父さんだそうです。
	和モノレアグルーヴ部門は長谷川きよし「巡礼者」。ホーンやドラム（つのだ☆ひろ）がイカす高速ファンキーロック。同アルバム収録の和モノファンク「もう飽きてしまったII」も当然必聴（イベント「僕を呼んでおくれ」でも流れていたと思います）。そういえば長谷川きよし夫妻は現在こちら京都にお住まいだとか。
で、和モノ・昭和歌謡を聴くならやっぱりこちらのスピーカー。国産モニタースピーカーの銘機YAMAHA/NS-1000M、通称センモニ。

内外しっかりとメンテナンスを施し、レスポンスの良いサウンドと美しいブラックボディが蘇っています。さらにバナナプラグ対応のSP端子に交換して使い勝手の良さも向上、弊社のベストセラー商品です。
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