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随分と暖かい日もあり、春めいている京都です。京都商品部の朴 高史です。
春らしく、京都商品部にも色々と変化の兆しも見られるのですが、私のオーディオシステムにも新たな機器が導入されようと巧まれておりまして、
それが前回のメルマガでも言っておりましたモノラルフォノピックアップカートリッジです。
今回も、そんなお話です。
私は、ロック・アンド・ロールを深く知るためには、どうしても聞いておかないといけないと思うレコードが2枚あります。
それがこちら
「ラバー・ソウル」(Rubber Soul)The Beatles 1965年
アルバムはグループにとって芸術的な飛躍をもたらし、批評家やバンドのメンバーにとっても、この時点でビートルズの初期の特徴であったマージービートサウンドから、
後の多様性を持ち洗練されたポップ/ロックへと変わっていったと評される。
ジョン・レノンは、後にこのアルバムが初めてビートルズが録音中に全てをコントロールしたと述べている。
音楽的には、ビートルズは自身の音楽の幅を拡げていった。最もよく知られているのは、フォーク・ロックの旗手であったバーズとボブ・ディランからの影響である。
アルバムでは、ビートルズがロックン・ロールで使われる楽器から使う楽器の幅を広げているのが見えてくる。(ウィキペディアより)
「ペット・サウンズ」(Pet Sounds)The Beach Boys 1966年
本作はブライアン・ウィルソンの最高傑作と見なされ、多くの音楽評論家が最良のポップ・アルバムやロックの名盤と評価している。
発売当時はそれまでのビーチ・ボーイズにあったサーフィンやホット・ロッドといった言葉が全く登場せず、ブライアンの心情を吐露したような複雑な内容から、アメリカではあまり受け入れられなかった。
なお本作は、ビートルズのアルバム『ラバー・ソウル』から影響を受けて作ったと後にブライアンは明言している。
『ペット・サウンズ』は逆に『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に影響を与えたと言われており、
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』をプロデュースしたジョージ・マーティンは「『ペット・サウンズ』に追いつこうとする試みだった」と回想している。(ウィキペディアより)
言わずと知れた二枚の名盤。私もCDでは幾度も繰り返し聴いてはいるのですが、さてレコードで聴くとなると些か複雑なようです。
1960年代半ばと言いますと、1958年から販売が始まったステレオ録音レコードもまだまだ一般への普及は及んでないモノラル、ステレオの共生時期で、録音もモノラルがメインです。
こちらの二枚も、やはりオリジナルはモノラル録音です。(ステレオ盤、擬似ステレオ盤もありますが・・・)
モノラル盤の再生となりますとモノラルカートリッジをと、色々と調べたのですが、想像以上に選択肢がないです。
選択の基準としては、まずは、針先が1mil(1/1000インチ、25.4μm)で、横振動のみの純粋なモノラル構造のものです。
MC型 カートリッジのEMT OFD-25 やOrtofon CG-25D やはり、これらはクラッシック向けかと。(あと、費用もありますし・・・)
アメリカ物の Fairchild 225A や SHURE M5D は、ハイファイ堂でも入荷が少なくなかなか入手困難なようです。
GE(ゼネラルエレクトリック)製のバリアブル・リラクタンス型(略してVR型、バリレラ)カートリッジVR-2, RPX-051
モノラル時代、生産性、性能、経済性、利便性を兼ね備えたGEのバリレラカートリッジが市場を席巻していたようで、その他の物が品薄なのも、そんな理由からのようです。
ということで、比較的に入手が容易で、互換性のある換針もあるGEのVR-2(トリプルプレイで、1milと0.7milの針を)の導入を考えております。しかし、トリプルプレイの場合のヘッドシェルの加工や、
モノラル配線など色々と面倒が掛かりそう。達成率は今のところ50%くらいです。(妄想を膨らませているこんな時間が最も楽しいのかも。)
ハイレゾ全盛の今日にアナログでモノラルサウンドもなかなかオツなものかと思います。
つぎは、ステレオ初期の録音のものを、初期のステレオカートリッジSHUREのM-3Dなどで聴いてみたいと企んでおります。
お客様のマニアックなご要望がハイファイ堂の栄養になると思います。何でも相談してみて下されば、お力になれるかもしれません。(なれないかも?)では、失礼します。
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