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いつもお世話になっております。
ハイファイ堂、京都商品部の滝本です。
7月になりました。
今年もちょうど折り返し地点です。
すでに世の中では国内外、色々と大きなニュースがありましたが
(特に音楽界の偉人が多く逝去されてしまったと感じます。)
後半は明るく楽しいニュースであふれていればいいなあと思います。
さて、そんな今年の梅雨ですが、
ラニーニャ現象の影響で雨量は少なく、
明けるのも早めと聞いていたのですが、
個人的な印象だと確かに初めのうちは
空梅雨と言っていいくらいの雨量でしたが、
ここに来て雨の日の割合がグッと増えてきたようで、
加えてここ京都では盆地と言う地形が影響して
日がなジメジメとしております。
そしてこのジメジメと湿度が高いという環境は、
人間がそれを不快と感じるように
オーディオ製品たちに取っても好ましい環境ではありません。
外から内から、年月をかけてじわじわとダメージを与えていきます。
京都商品部での主たるメンテナンス品であるスピーカーなどは特に、
木材が多用される作りなので受ける影響も大です。
湿度、年月の程度の具体的数値データがありませんので
あくまで一般的な経験則からの話になってしまうのが申し訳ないのですが、
(ちなみに一般的電子機器の動作推奨湿度は25〜75%くらいのようで
身近なところでiPhoneだとメーカー表記で相対湿度 5〜95%でした。)
とにかくも、私たちの気付かない(気にしない)ところで
オーディオ製品はダメージを溜め込んでいっているのです。
例えば、
スピーカーユニットのエッジです。
写真のウレタンエッジ、ご覧頂けるように
かなり朽ち果ててしまっていますが、
そもそもその素材であるウレタンというものが
何もしなくても劣化していく性質を持ったものです。
しかしその経年劣化の速度は水を含む(吸湿する)事で速まります。
紫外線にも弱いので、それなども含めて極度の多湿には要注意です。
次いでスピーカーのエンクロージャーに多く使われる
木部にも影響は見られます。
実際の原因を断定するのは難しいところもあるのですが、
水気を多く含んでしまい、木が膨張してしまったり、
朽ちたようになってしまったと見受けられます。
先ほどのエッジの場合、劣化があると分かりやすく音に影響が出ますが、
エンクロージャーの場合は、箱全体が朽ちたり膨らんだりなどと
よほどの変化がないと音への影響も分かりづらいと思われます。
しかしユニットをそう鳴らすべく形作られているエンクロージャー。
なるべく元のままの形を保っておきたいですし、
何より見た目が美しくないのも製品として魅力が半減してしまいます。
そして、スピーカー内部ではカビが発生している事もあります。
←
吸音材を包むための綿布にも同様にカビが…。
→
内部では思っているよりも水分が影響したダメージがあるようで
他にも金属部分のサビが進んでいる事も多いです。
スピーカー内部の留めネジ。
空気に触れやすい表面だけかと思いきや、
→
しっかり内部まで錆びついています。
←
スピーカー(特に密閉型など)や、プレイヤー等オーディオ機器や
密閉度が高く感じられる機器は湿度の影響など少ないように
思われるかもしれないですが、内部に空気がある以上、
外との温度差から結露が発生する事も考えられます。
特に今のような暑い時期のクーラーの送風が機器に直撃している様な環境下や、
冬場、窓際に設置されたオーディオのある部屋でガンガンに暖房が効いていたり、
そんな条件で簡単に結露は発生してしまい、
結果、水分を溜め込みやすい内部で電子部分の動作不良や
上記写真のようなカビやサビが…なんて事に。
ちなみに、上記のネジのサビ、メンテナンス作業上 不都合でしたので、
サビ落しを行い、こうなりました。
通常、金属用の脱錆剤に漬けるか、
とても原始的に紙ヤスリで削らせて頂いております。
再生不可なものは新品に交換です。
サビ、というと端子部分の表面が曇った様な汚れも
年月とともに気になってくる汚れではないでしょうか。
これは表面の金属部分が錆びてしまっていて
いわゆる酸化皮膜という状態です。
こちらも当然 音に悪影響を及ぼします。
電気信号のやり取りをスムースにするために
常にきれいにしておきたい箇所ですが、
ただ磨き上げれば良いわけではありません。
端子部分は通常 金や銀のメッキで被われていますが、
これがそもそも酸化皮膜を防ぐためのものですので
これを削り取ってしまうのはいただけません。
よくある金属磨きでは研磨し過ぎてしまうので
ガス噴射式の端子専用接点洗浄剤などを使われるのが良いかと思います。
接点を保護するためのオイル成分を含んでいる洗浄剤も多いので
一石二鳥でよろしいのではないでしょうか。
↑
写真の端子もこびり付く様なサビと汚れでしたが
↑
噴射式接点クリーナーで汚れを取り、
更に噴射式保護剤(を含むクリーナー)で洗浄いたしました。
最後に、冒頭で掲載しておりましたエッジとエンクロージャーも
しっかりとメンテナンスを済ませ製品化させていただいております。
京都商品部ではどのような状態のものでも
皆様に満足して頂けるだけのメンテナンスを施せるよう
日々、その補修技術を研鑽しております。
これからも製品共々よろしくお願いいたします。
そして夏の暑さもこれからが本番です。
ついつい冷房に頼ってしまいがちですが
クーラーのかけ過ぎは皆様の健康への影響はもちろんの事、
オーディオ機器への結露の心配も環境によってはございますので
使い過ぎにはぜひご注意のほどを。
それでは、また。
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