お世話になります。ハイファイ堂 日本橋店の高崎です。 相変わらず一昨年末に引越した際のレコード片付けが終わっていませんが、本年一回目もそんなレコードの中から最近のマイブーム復活であるTeenage Fanclub(ティーンエイジ・ファンクラブ)のアルバムを3枚ご紹介いたします。 そういえば昨年のマイブーム復活はeastern youth(イースタンユース)でした。 http://www.hifido.co.jp/merumaga/nihon/150227/index.html |
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Teenage Fanclub(以下TFC) スコットランド・グラスゴーで結成されたロックバンド。Norman Blake、Gerard Love、Raymond McGinleyが中心となり3人から4人編成で活動、1990年から2004年にかけて英国で17曲(コラボ含む)がチャートヒットを記録しています。 (洋楽データベースより) 同業者から愛される、いわゆる“ミュージシャンズ・ミュージシャン”タイプのバンド。たとえばカート・コバーン(ニルヴァーナ)は自著「JOURNALS」内で「TFCこそ世界一のバンド」と手放しで称えており、またOASISのギャラガー兄弟は、グラストンベリーフェスでのTFCのパフォーマンスに興奮し、「お前らは世界で一番……いや、(OASISが一番だから)世界で二番目に素晴らしいバンドだ」と声をかけた。しかし本人たちもファンも非常にまったりした性質でケレン味に欠けるためか、どこか地味な印象の拭えない一面もある。 (ニコニコ大百科より) |
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1枚目は「Bandwagonesque」。 91年リリースの2ndフルアルバム。当時リアルタイムで聴いた、最も思い出深い初期TFCの傑作アルバムです(というか本作以降はそんなに熱心に聴いていません・・・)。ささくれだったバンドサウンドとメロディアスなVO&コーラスのブレンドが開花した「The Concept」、「What You Do To Me」、「Star Sign」など収録。 Teenage Fanclub "The Concept" https://www.youtube.com/watch?v=PAMqJP4VvdE Teenage Fanclub - What You Do To Me https://www.youtube.com/watch?v=SmJ3zOn9RD8 Teenage Fanclub - Star Sign https://www.youtube.com/watch?v=xw49UgKoZnQ |
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2枚目は「Thirteen」。 93年リリースの3rdアルバム。前作「Bandwagonesque」と次作「Grand Prix」に挟まれてやや分が悪いアルバムではありますが、内容はもちろん平均点以上。もろTレックスなイントロの「Hang On」、WEEZERばりの泣きメロ「The Cabbage」、TFCがリスペクトする先輩格バンドBig Star風な「Norman 3」(ちなみに日本橋店スタッフ永井さんの一押し曲)など収録。 Teenage Fanclub - Hang On https://www.youtube.com/watch?v=UeuvjxmaEkk Teenage Fanclub - The Cabbage https://www.youtube.com/watch?v=LKG9fhZFjw0 Teenage Fanclub - Norman 3 https://www.youtube.com/watch?v=4JjFTeyW42o |
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3枚目は「Grand Prix」。 95年リリースの4thアルバム。バンドサウンドとメロディが絶妙なバランスとなって完成度を高めたTFCの代表作で、TFCを初めて聴くならこのアルバムが最適かと。キャッチーな「Sparky's Dream」、前作に引き続きBig Star風な「Don't Look Back」、タイトル通りNeil Young風な「Neil Jung」など収録。 Teenage Fanclub - Sparky's Dream https://www.youtube.com/watch?v=UK_CuMJJLwg Teenage Fanclub - Don't Look Back https://www.youtube.com/watch?v=6bUCuuC05BI Teenage Fanclub - Neil Jung https://www.youtube.com/watch?v=NSXcEDDlkw8 |
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追加でこちら。 TFCが92年レディング・フェスティバルに出演した際の映像で、「God Knows It's True」(2ndアルバム未収録の名曲)〜「The Concept」〜「Everything Flows」(1stアルバム収録の名曲)の流れは初期TFCファンなら涙なしには見れません。 Teenage Fun Club - Reading Festival 1992 https://www.youtube.com/watch?v=bFz_8RltNLY |
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更にこちら。 カバー曲も通好みなセレクトで定評のあるTFCですが、こちらは前述Big Starの元メンバーAlex Chiltonのソロ曲をカバーした「Free again」(オリジナルアルバム未収録)と、なんとそのAlex Chiltonが逆にTFCの曲をカバーした「Alcoholiday」(デモ音源?)ですよ! Teenage Fanclub - Free again https://www.youtube.com/watch?v=r_G7Bt1ijog Alex Chilton - Alcoholiday (Teenage Fanclub) https://www.youtube.com/watch?v=-79u7VAxpoI |
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最後に今回のオーディオはこちら、AccuphaseのC-280Vです。 ジャンル:コントロールアンプ(トランジスター) 定価:800,000円 1990年発売 |
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熱くキレのある初期Accuphaseサウンド(なんでもMcIntoshを意識していたとか)に色艶や鮮明な解像度がブレンドされたその仕上がりは、TFCのアルバム「Grand Prix」にも通じる完成度の高さを感じます。 ただC-280Vで初めて搭載された松下電子製の回転抵抗体式ボリュームは部品単体の価格が約10万円もするそうなのですが、オーディオ専用で需要が少ないため製造中止になってしまいメーカーでも現在メンテが不可能とのこと・・・。しかし本来ならマイナス要素であるそんな点も払拭してくれる絶品サウンドは一聴の価値あり。現在在庫なしですが、入荷の際には是非試聴してみて下さい。 株式会社ハイファイ堂 日本橋店 高崎敦 ※次回はお客様のリクエストでディスコを取り上げる予定です。 |