今回、私が皆様にお話しさせて頂くのは「オー・ブラザー」という映画のサウンド・トラック・アルバムです。この作品、サウンド・トラックでありながら2001年のグラミー賞で”Album Of The Year(年間最優秀アルバム)”を獲得しています。その他主要4部門でも受賞。寄せ集め !?のイメージが強いサウンド・トラックですが、このアルバムにおいてはそんなイメージを払拭してくれます。1930年代が舞台のこの映画を盛り上げる音楽は、その当時にあったフォーク、カントリー、ブルースといったアメリカン・ルーツ・ミュージック。カントリーやフォークは決して現代の主流ではないかもしれませんが、現代だからこその聞き方があるのかも知れません。じっくり構えて聴くのも良いのでしょうが、天気のよい休日に窓を大きく開けて掃除や洗濯をしながら ー独身なものでー ふとそばを流れるのは古い時代のカントリーなんていかがでしょう?