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こんにちわ。大須店の佐々木二朗です。今回は個人的に興味があったので、小説家の村上春樹さんとオーディオとの接点についてのお話しです。
村上春樹さんといえば若い頃に「ピーターキャット」というジャズ喫茶を経営されてたことはよく知られています。ハイファイ堂のお客様の中にもその頃のピーターキャットに行ったことがある方がいらっしゃいまして、その方のお話からすると、どうやらそのお店ではZAIKAの真空管アンプを使っておられたようです。
ちょうど今、大須店にZAIKAの真空管アンプがあります。
ZAIKA 6B4Gpp
http://www.hifido.co.jp/KWZAIKA/G1/P/A10/J/0-10/S0/C12-36118-42637-00/
村上春樹さんがお店で使っていたのは1619という直熱メタル管が使われたZAIKAの特注品だったようです。このZAIKAの1619ですが、設計者の安斉勝太郎さんが1619はウエスタンが開発した球ということで使用したみたいです。
ピーターキャットではそのZAIKAで初期JBL、いわゆるジムランのバックロードを鳴らしていたようです。
ジムラン D31050
※写真は過去履歴からです。
http://www.hifido.co.jp/KW%A5%B8%A5%E0%A5%E9%A5%F3/G0201/J/0-10/C06-28631-77306-00/
村上春樹さんは小説の中で「JBLがまだ神経症的なモニタースピーカーをばらまく前の、、、」うんぬん、と書かれています。たぶん4312とか4343、4344とかは好きじゃないんでしょうね。
そこで今回、ジムラン+1619のZAIKAとまではいきませんが、大須にある6B4GのZAIKAと初期型ハークネスという組み合わせで、仮想ピーターキャットセットを組んで視聴してみました。ちなみにピーターキャットではプリもZAIKAだったようですが、今回は三栄無線のものを使用。
CDプレイヤーはご愛嬌、、、
試聴盤はLEROY VINNEGAR SEXTET/LEROY WALKS
いわゆるウエストコーストジャズです。レーベルはCONTEMPORARY。後述しますがこの選択にも村上春樹的な理由があります。
鳴らしてみると、第一印象として乾いた音だと感じました。その乾いた感じはALTECに近いですが、A7やA5のように勢いよく暴れることはなく、落ち着いた音で鳴ります。なんていうか、すごく普通なんですけど、音の細部にいい加減さが感じられない丁寧な音です。こういう音って簡単そうで、実はなかなか出ませんよね〜、とたまたま居合わせた常連のお客様とお話しながら試聴しました。そしてしばらく試聴して真空管があったまってくると音が濃厚になって来ました。「濃いですねー。」とお客様。ウッドベースが凄いです。膨らまず芯がある。とても中域が分厚いのでペットやサックスなんかも濃いです。
それで試聴盤の理由なんですが、「嘔吐1979」という短編の中で主人公の小説家がウエストコースト・ジャズの白人バンド物のレコードを集めています。そこには具体的にピート・ジョリー・トリオなんていう名前も出てきます。根拠はありませんが、この辺りが村上春樹さんの趣味なんでは〜、と個人的には思っています。そういう訳でウエストコーストの代表レーベルCONTEMPORARYを選んでみました。
試聴盤に選んだLEROY WALKSの演奏者は、
LEROY VINNERGAR-BASS
VICTOR FELDMAN-VIBRAHARP
GERALD WILSON-TRUMPET
TEDDY EDWARDS-TENOR SAXOPHONE
CARL PERKINS-PIANO
TONY BAZLEY-DRUMS
というメンツでウエストコースト・ジャズにしては黒人主体で白人バンド物ではありませんが、セクステットなので楽器の種類が多いため各パートを確かめられる、という利点があるのでこれを選びました。リロイという出しゃばらないベースがリーダーなのでバランスも良く試聴盤としてなかなか良いです。
このアルバムはWALKSの名の通り、歩いているかのような一音一音丁寧にしっかりと弾かれたリロイのウォーキングベースを土台としてしっかり統制を取り、なおかつリラックスした演奏をしています。
村上春樹さんは小説の中で数多くの楽曲やミュージシャンについて触れています。興味のある方はこちらを参考にしてください。
http://www.ne.jp/asahi/katzlin/delight/music/jazz/murakami/murakami.htm
こうしてみると思ったよりジャズ以外の曲も多いです。
もう一つ、村上春樹さんにゆかりのある品が入ってきました。ガラードのオートプレイヤーです。
現在メンテ中です。治って帰ってきて欲しい!
まだ商品化前なので汚いです。
裏側から内部の様子です。
ガラードのオートプレーヤーは「納屋を焼く」という短編に出てきます。301や401ではなくてオートプレーヤーというところに、村上春樹さんの趣味がよく出ていると思います。渋いセレクトですよね。
ちなみに「納屋を焼く」は村上春樹さんの作品の中でも特に面白いので個人的にお勧めです。この短編集に同時掲載されている「螢」はあの「ノルウェイの森」へと結びつく作品でもあります。
村上春樹さんの世代はオーディオブームの真っ只中の世代であって、それで小説のなかでもこういったものが登場するのでしょう。ハイファイ堂に勤めているおかげで、そういうことがより深く実感できたのは思わぬ体験でした。
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