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レコードプレーヤーの初期セッティング術(2)
ハイファイ堂メールマガジン第680号 大須本店
レコードプレーヤーの初期セッティング術 その2
越濱 靖人
今回は針圧調整の仕方とトーンアームの基本的な動作確認を特集します。
1.針圧調整の仕方
最初にゼロバランス調整をします。アームを水平状態にする事です。
まずはアームレストからアーム外します。フリーになった状態で左手を使いカートリッジを持ちながら右手でリアウエイトを回します。写真左下の様にアームを水平な状態にして下さい。この時はウェイトの目盛りを気にせず回して調整して下さい。アームが上過ぎず下過ぎないフラットな事を「ゼロバランス状態」と呼びます。
この時にアームは非常に弱い力でも動いてしまうため、不意に力が入ってしまった時にアームが動いてしまいカートリッジ針先を痛めてしまう場合があります。そうならない様に右手でリアウェイト、左手でカートリッジを保護するなど対策をしながら調整する事をお勧めします(右下写真)両手を使って調整して下さい。
次に目盛リングをゼロに合わせます。※一旦アームレストに戻してから作業をして下さい。
左下写真のように目盛リングだけがクルクル回る事を確認します。古いプレーヤーはグリス固着でリングが回らないケースがあります。ある程度軽く回るのがベストです。
その次に右下写真のように右手でウェイト固定し、左手でリングのみを回して下さい。アームに黒い線が引いてありますので、ここにゼロを合わせればOKです。注意することはウェイトを動かさずにリングだけを回してゼロにすることです。ウェイトも一緒に回ってしまうと、先ほどのゼロバランスが崩れてしまいます。
最後にウェイト全体を回し針圧をかけます。リングはウェイトにくっついて同時に回ります。今回はカートリッジがDL-103(適正針圧2.5g)のため目盛リングを2.5のところまでウェイトを左に回します。すると写真の様にウェイトが手前の方に移動します。これによりカートリッジ側の方が重くなり針圧をがかけるわけです。調整が終わったらアームレストにアームを戻し終了です。
2.トーンアームの水平動作確認
これも古いプレーヤーにありがちですがアームの動きが渋いものがあります。原因は軸受けベアリングの問題です。ベアリングがゴリっていると針が進んでいかない、同じところで飛んでしまうといった症状が出ます。これは上手く再生出来ないだけでなく、カートリッジやレコードにもダメージを与えます。テストの方法としては左下写真のようにターンテーブル中央付近までアームを出して左右に動かしてください。本来であれば相当軽く動きます。もし動きが鈍い時はすぐ使用を止めた方が良いです。修理で治る場合もあります。
特にヤマハGT-2000他GTシリーズのアームはアルミブロックの電気分解により膨張し、ひび割れているものがあります。これによりベアリングの圧迫やピボットずれが多く発生しています。スムーズに動かない物も多くありますのでお手持ちの方はご自分で確かめてみて下さい。
3.トーンアームの垂直動作確認
アームの上下運動を確認します。スムーズに上下しないと適正針圧がかからずトレースに問題が出ます。
アームをフリーな位置まで移動しゼロバランス状態にしてください。この時にインサイドフォースキャンセラもOFFにして下さい。左下写真の様に静止状態から軽く上からカートリッジを弾いてみて下さい。スムーズな動作の場合は右下写真の様に上下運動を何度か繰り返すはずです。この動きが悪い場合はあまり上下せずに動きが止まりがちです。これでは適正針圧がかからずトレースに問題が出ます。上記で触れた通り古いプレーヤーにありがちな症状で軸受けピボットがずれている事により発生します。これも修理で直る場合があります。
4.上下のクリアランス確認と調整
お客様より「針圧をかけているのに針が進んでいかない、ポンポン飛んでしまう」と相談されるケースがあります。プレーヤを拝見するとリフターを下げてもアームが下がりきっていないケースがあります。これでは針圧をかけてもレコード盤に圧がかかりません。リフター調整をして、しっかりとアームが降り切る事を確認して下さい。右下写真の位置の様にカートリッジが盤面よりも低くなっていないとダメです。
アームをゼロバランス状態にして、アームの一番上がりきった場所と下がりきった場所を確認して下さい。特にアームの高さ調整をした時は必ず確認が必要です。アームを高くした場合、当然リフター調整も必要ですが意外に忘れがちで下まで降りていない場合があります。
レコードを再生している時に右下写真の様にリフターとアーム間に適度なクリアランス(隙間)があるのがベストです。リフターに触っている場合はアームが降り切っていない状態になります。これではいくら針圧をかけてもカートリッジが盤に接地していないためトレースしません。その場合はリフター調整つまみを動かし、適度な隙間を作って下さい。
逆に隙間を作りすぎると、リフターを上げた時にアームが上がらず再生したままになってしまう時があります。この場合は少し戻して確実にアームが上がるところまでつまみを戻して下さい。リフターを上げた時、下げた時にちょうど真ん中に盤面がある所がベストポジションかと思います。
レコードプレーヤーの調整は大変楽しいものです。ほんの少しの調整でも劇的に音質を変える要素がありますので機会があれば是非調整してみて下さい。これからレコードに挑戦する方にも参考にして頂けたらと思います。
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