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私のお宝 溝の数よりしわの数 幻のサロン 2005年8月12日 音迷人
今は私が持っていますが、当時義兄が持っていたLPオーディオ黎明期のバイブル:高城重躬著「LP技術事典」昭和29年6月発行(約530ページ)をご紹介しましょう。今から半世紀前、おそらく日本に多くのオーディオの情報を持ち込みつつ、体系的にまとめた最初の書籍と思います。「LP再生装置とはどんなものか」と書き出しています。内容は流石数学の先生が書かれただけあって、今時の紹介誌とは一味も二味も違います。写真とデーター、それに合理的な落着いた文章による解説なので、想像しやすく且つ科学的な納得が出来たように思います。技術説明の他、主に当時の欧米製品が今風の言葉のあおり?でなく技術資料風に紹介されているわけです。日本に上陸していた製品はそのうちのほんの一握りではなかったでしょうか。ハイファイ堂の案内にちょくちょく顔を出す「アルテック」「ジェンセン」「エレボイ」などは、この頃はオーディオの雄です。
この本に関連した一つのエピソードを申し上げましょう。
私はこの本の口絵で「理想的なLP鑑賞サロン」と掲載されているリスニングルーム例(写真下)が作曲家や楽譜のパネルなどを取り入れた部屋のデザイン、配色などで気に入っておりました。ですから将来こんなリスニングルームが欲しいなと単純に思ったものです。
(注:ツーイターをブリッジしているスピーカーユニット2本は紛れも無いジェンセンG-610です。左下茶色のボックスはジェンセン発売の専用キャビネットだそうです。ハイファイ堂メルマガ136号5.オークションの「今だからフルレンジ」本の参考ページ写真に奇しくも出ていますね。G-610は超高嶺の花で触ってもいませんが、私はその形状を含むディザインが時代を超越した素晴らしい物だと思っています。ツーイターを抱えた面構え、口径に対してバランスの良いお尻とカーブ。とても半世紀前のディザインとは思えません。そしてカットモデルのメカメカしさに更にシビレます。この機能ディザインが凄い。クロスが600、4Khzの3wayですが実にコンパクトですね。しかし私は買えたとしても使う気はありませんでした。それは実際は知りませんが、中音のホーン音道が低音コーンですから変調されて何か悪さしそうと感じたからです。)
ステレオLPの時代に入って間もなくの1961年頃、進学した大学で出逢った終生の友でオーディオ仲間が「今度結婚した先生の奥さんの実家に、どうやら高城氏がまとめた凄いステレオがあるらしい。先生に頼んで聴きに行かないか?」と言うので参加しました。当時仲間ではカートリッジ・アームの自作で騒いでいましたので、作品を持って出かけました。(今考えると作品を保存していないので、デザインの先端性?をお見せ出来ないのが残念です。イメージ図をご参照下さい。尚、古い物の写真を時々送りますが、たまたま手元に残っていた「私のモニュメント」です。誰です「クズ」なんて言うのは。収集癖は一切ありませんよ。)
だんだん解ってくるのですが、ご実家は出版社の社長さんで音楽をたしなみ、オーディオにも理解があり、偶然にもこの高城氏の本の発行者でもありました。そんな事からか高城氏が当時有名だったユニットを使って製作・セットアップされたようです。社長はガサツな学生達の相手を嫌がらず、プレーヤを解放して下さいました。手馴れた我々は持ち込んだピックアップアームを置き(孔貫通取り付けではなく置けるようにしておいた)接続して試聴しました。我々のはMMタイプで針圧1.5〜2gそれにニードルピボット式軽量アームが自慢でした。一通り聴かれた社長は我々の作品に驚きと賞賛を与えてくれましたが、私のは家ではまあ良かったのですが、ハムを拾ってしまい十分でなかった上、コイルの鉄心がトランス用だったためか音の抜けが悪かったのです。最後にオルトフォンに戻して聴いた、モーツアルトのホルン協奏曲では、ベールが剥がされたような清楚な音で、如何に私達のPUは素材やSN比が悪かったかを思い知らされました。社長さんはお見通し、いやお聞き通しの上で褒めてくれたのですね。しかし針圧?では勝ちました。この頃での軽針圧についてはいずれお話します。
ご馳走にもなり話が弾んで、私が「LP技術事典」を愛読しグラビアのリスニングルームが大好きだと申し上げると、「あ、あれは私の部屋だったんですよ。不幸があって方角が悪いと言われもう壊しました。」と仰るのです。エエーッまさかそんな理由(今で言う風水?)でと内心思いつつ勿体無いやら、驚くやらで他の話は覚えていません。夢にしていた物が壊されて既に無いとは・・・もし残っていたら案内されて部屋に踏み込んだとたん全てが理解出来たでしょうに。しかし私たちがPUを載せたガラス張りのプレーヤー・アンプBOXは当時そこで使っていた物でした。(右写真)
昔オーディオ的に感動したときを思い出しますと、
(1)ラジオからパイオニアPE-8バスレフBOX入りにつないだ時
(2)NHK第一、第二放送でのステレオを聴いた時の「立体空間感」
(3)改築時に洋間と納戸の境壁をバッフルにした低音感
(4)FM放送の生やテープ中継のS/N比の良さ
(5)上記経緯での社長宅のオルトフォン・ゴトーホーンの清楚で柔らかい音 etc.
これ等のケースを分析するとやはり変化やステップアップした時ですから、日頃自分の装置に慣れて無感動になりましたら、苦痛を覚悟で悪い音を数日聴いて、マイベストに戻れば、「新たな感動?惚れ直し」を得られるかもしれませんよ。(グッズでチューンはこの類かも?)
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