ジャズ・レーベル「ECM」(Editions of Contemporary Music)について。
まず、ジャズ・レーベル「ECM」(Editions of Contemporary Music)とは、1969年、当時の西ドイツ、ミュンヘンで設立されたレコード会社で、ジャズを主としたレーベルであり、アメリカやヨーロッパ各国のミュージシャンのアルバムをリリースしています。 このレーベルの音作りのコンセプトとして"The Most Beautiful Sound Next To Silence"(「沈黙の次に美しい音」)。このレーベル独特の空気感を生み出していて、美しいジャケットデザインも評価が高いそうです。(ECMレコード=Wikipediaより参照)
「RETURN TO FOREVER」(1972年ECM録音):左下写真 チック・コリアのキーボードとフローラ・プリムのボーカル、ジャケット写真のカモメのような爽快感も味わえる心地よい作品。当時は今までにない感覚のジャズとして、この後の70年代ジャズ・フュージョンとしても世界的に有名な作品です。 リチャード・バックによる小説「かもめのジョナサン」を連想させるジャケットは、ECMの代表的なアートワークですね。音とともに大好きです。
「CHICK COREA AND GARY BURTON IN CONCERT ZURICH」(1979年ECM録音):右下写真 ヴァイブラフォンの透明な音はとても爽快にしてくれるので、そんなゲイリー・バートンのヴァイブとチック・コリアのピアノでのデュオの作品は、涼しげな気分にひたりたい時の音楽としてはぴったりです。