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ベツレヘム・レコード
ハイファイ堂メールマガジン第686号 ハイファイ堂レコード
ハイファイ堂レコード店の山本です。
3月も半ばを過ぎて春らしい気候になってきました。スギ花粉は大丈夫ですが、
5月〜6月にかけて最盛期を迎えるイネ科系の花粉が駄目で毎年この季節がくると
少し憂鬱な気分になってしまいます。
今年は比較的軽度に済むよう事前に対策できることはして乗り切ろうかと思います。
今回のメルマガはジャズ・リスナーの間で根強い人気を誇るマイナー・レーベル、ベツレヘム・レコードをテーマに書いていこうとおもいます。
ベツレヘム・レコードは1953年に設立、当初はポップスなどを取り扱っていましたが54年にジャズ専門レーベルに鞍替えして多くのレコードをリリースしました。
レーベルの歴史や特徴を表している作品、代表作などを中心の取り上げていきます。
まず初めに紹介するのは、ジャズ専門レーベルとしての最初のリリースとなったアルバム、クリス・コナー「バードランドの子守唄」です。
クリス・コナーはスタン・ケントン楽団から本格的なキャリアをスタート、退団後ベツレヘムと契約して1954年にリリースされたのが同アルバムになります。
特徴であるハスキーな歌声、独特のブルージーなフィーリングは彼女ならではといえます。楽団、トリオ、カルテットと様々の編成で彼女に歌声が楽しめる、白人女性ジャズヴォーガル最高峰の一枚です。
ベツレヘム・レコードの最大の特徴はアメリカ西海岸、東海岸双方に拠点を構えていたことだといわれています。
当時イースト・コーストとウエスト・コーストは活動領域が分かれていましたが、ベツレヘムは双方で活動する演奏家達を分け隔てなく取り上げることができたレーベルでした。
結果的にハードバップ全盛期の東海岸、クール・ジャズ指向の白人演奏家中心の西海岸を同時期にとらえながらモダンジャズ黄金時代を俯瞰的に記録していった希有なレーベルとなりました。
そんなベツレヘム・レコードの特徴を表しているアルバムを2作紹介したいと思います。
まず一つは西海岸を代表するテナー奏者、ズート・シムズの「ダウン・ホーム」。
カウント・ベイシー楽団のナンバーを中心に取り上げた端正でメロディックなプレイが堪能できる一枚です。
もう一枚は東海岸(つまりNY)から夭折のトランペット奏者、ブッカー・リトルの「ブッカー・リトル&フレンド」。
ブッカー・リトルはエリック・ドルフィーとの共演作が有名ですが、ベツレヘムに残したこの作品は天才トランぺッターとしての輝きを余すことなく伝える一枚となっています。
ベツレヘム・レコードを代表するアルバムといえば、やはりこのアルバムになると思います。
マル・ウォルドロン「レフト・アローン」。
ビリー・ホリデイ晩年の伴奏ピアニストを務めたマル・ウォルドロンが彼女に捧げた表題曲で聴くことができるジャッキー・マクリーンのアルトとマルのピアノはジャズ史に残る名演です。とはいえレフト・アローンばかり取り上げられがちですが、「本当の恋をあなたは知らない」など他のナンバーも哀愁と深みのあるマルのピアニズムが味わえる、折に触れて聴きたくなる一枚です。
次に紹介するのがこちら、
V.A.「ポーギーとベス」。
ジョージ・ガーシュインが作曲したオペラを取り上げたこのアルバムはとにかく演奏家が豪華です。ポーギー役のメル・トーメ、ベス役のフランシス・フェイをはじめジョニー・ハートマンやボブ・ドローなど充実のヴォーカル陣、演奏を務めるのはエリントン楽団、そしてオーケストラ名義で括られていますがクラーク・テリー、ハワード・マギー、ハービー・マン、ジョニー・ホッジスなどベツレヘムに縁のある演奏家達を総動員して録音された大作です。
ベツレヘム版の「ポーギーとベス」はそれぞれの役柄で担当する歌手を替え、ラジオ・ドラマのようにナレーションが入ったものになっています。当時のジャズの洒脱さ、粋を凝縮した大変聞き応えのある作品です。
当時はモダンジャズの黄金時代。多くの若手演奏家達が台頭していた時代でもありました。次に紹介するアルバムは1957年の『ダウンビート』誌主催の人気投票、批評家投票で選出された当時の若手アーティストが集結したセッションを収録した「ウィナーズ・サークル」。
ジョン・コルトレーンをはじめアート・ファーマー、ケニー・バレルなど後のジャズ・ジャイアンツのフレッシュな演奏が楽しめます。
ベツレヘム・レコードはその後1961年に全権利を売却して活動を休止しますが、前述のように西/東海岸の垣根にとらわれずモダンジャズの多様なスタイルをカタログに残しました。実働7年間、50年代半ばからはじまりジャズがさらに多様化する兆しをみせる60年代初頭で終焉を迎えたベツレヘム・レコードは、ジャズが最もジャズらしかった時代の様子を伝える貴重なレーベルのひとつといえます。あと特筆すべきことはやはりジャケット・デザインの秀逸さでしょうか。デザイナーを務めていたバート・ゴールドブラットが手がけたジャケット群はブルーノートにもひけを取らない素晴らしいデザインばかりです。実際に手に取って目と耳で楽しみたいジャズ・レコード・レーベルです。
今回はこんな感じで終わりにしたいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。
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