高音質CD ハイファイ堂メールマガジン第755号ハイファイ堂レコード

高音質CD
ハイファイ堂メールマガジン第755号ハイファイ堂レコード

こんにちは、ハイファイ堂レコード店の山本です。連日の猛暑で参りそうですが、体調管理をしっかりして今の時期を乗り切りたいと思っています。
今回のメルマガのテーマは高音質CDについてです。「高音質」と言われるとついつい買ってしまうことがありますが、高音質CDと名が付くものでも様々な種類があります。今回は当店にある様々な高音質CDを紹介していきます。
THE WAY I REALLY PLAY/OSCAR PETERSON
最初に紹介するのは、SACDと呼ばれる高音質CDです。 SACDは「Super Audio CD」の略で1999年にソニーとフィリップスにより規格化された、次世代CD規格の一つです。 SACD専用のプレーヤーでその真価を発揮するCDですが、特徴として通常のプレーヤーでも再生可能なハイブリッド・ディスクという仕様でも多く作られている高音質CDです。初流通から20年近く経った今でも根強い人気があり希少盤はやはり高値が付くものが多いです。画像はオスカー・ピーターソンの「THE WAY I REALLY PLAY」。意外なことに唯一のSJゴールド・ディスクで、「サテン・ドール」「不思議の国のアリス」など全6曲、レギュラーによる名演集です。ちなみにこちらはハイブリッド・ディスクです。
ストラヴィンスキー：バレエ「春の祭典」「ペトルーシュカ」ピエール・ブーレーズ指揮クリーヴランド管弦楽団
次に紹介するのがSHM-CDと呼ばれるCD規格です。 SHM-CDとは「Super High Material CD」の略で通常のディスク製造で使われるものよりもグレードの高い樹脂を使用して高音質化を実現したCD規格です。 2007年11月から製品化され、現在では再発廉価盤にも使われるなど広く浸透しています。特徴としては通常のCDと同じように既存のプレーヤーで再送可能な点です。画像はブーレーズ指揮、クリーヴランド管によるストラヴィンスキーの「春の祭典」。ブーレーズの刺激的な解釈による「春の祭典」をより高音質で楽しめます。
ブルックナー：交響曲第８番カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
次に紹介するのが、前述のSACDとSHM-CDを組み合わせたSACD-SHM仕様盤です。先ほどSACDはハイブリッド仕様というものがあり、既存のすべてのプレーヤーでも再生可能なものになりますが、こちらはシングルレイヤーと呼ばれ専用のSACDプレーヤーのみ再生可能となります。その分SACD本来のポテンシャルを引き出す事が出来、さらに高素材を使用しているSHM-CDのスペックも組み合わさり、より高音質で音楽を楽しむ事ができます。画像はベーム＆ウィーン・フィルによるブルックナーの交響曲第８番です。重厚長大な建造物を音で描くかのような壮大で明瞭なベームのタクトとそれに応えるウィーン・フィルの素晴らしい演奏を存分に堪能できます。
CANDY/LEE MORGAN
次に紹介するのが、XRCDという高音質CDです。 XRCDは正式名称を「Extended Resolution Compact Disc」といい、”この世にひとつしかないオリジナルマスターに込められた音を最高の状態で届けたい”というコンセプトのもとオリジナルマスターにこだわり、徹底した製作工程管理で知られる高音質CDです。1996年、ビクターの米国現地法人であるJVC Music Inc.と日本ビクターのVCマスタリングセンターによって誕生しました。オリジナルマスターにこだわったコンセプトと既存のプレーヤーで再生可能なところも魅力で世界中で人気の高い高音質CDです。画像はブルーノート1500番台屈指の名盤、リー・モーガンの「CANDY」。生涯唯一のワンホーン・アルバムとして有名な本作は神童と呼ばれたモーガンの才気迸るトランペット演奏を楽しめます。
LOVE WALKED IN/STEVE KUHN
最後に紹介するのが、24k GOLD DISCと呼ばれる高音質CDです。通常CDで蒸着膜（じょうちゃくまく）と呼ばれる層をアルミニウムでコーティングしますが、24k GOLD DISCはその名の通り24金でその部分をコーティングします。金を使用するので通常のCDより音が良いと言われています。 1987年に米国のMobile Fidelity Sound Lab社が初めて発売して以来、様々なレコード会社が採用して世界中で発売されています。金色に輝く高級感のある見た目もあってか、初の製品化から30年近く経った今でも人気の高い高音質CDです。画像はスティーヴ・キューン・トリオによる「LOVE WALKED IN」。本作を製作しているVENUS RECORDSは”ハイパー・マグナム・サウンド”と呼ばれる質の高い録音に定評がありますが、そこに24kゴールドCDのフォーマットを採用することで通常よりも優れた音質で、繊細な音色のニュアンスや空気感などピアノ・トリオを聴く醍醐味を味わえます。
以上のように、一口に高音質CDといっても、様々な種類のものがあります。色々聴き比べてその違いを楽しむのも高級オーディオで音楽を聴く喜びといえるかもしれません。また、今回取り上げた高音質CDは非常に人気が高いので、常に高価買取を行っております。 CDの売却を検討されている方がいらっしゃいましたら是非ハイファイ堂レコード店へご連絡ください。以上で今回のメルマガを終わります。今後ともハイファイ堂をよろしくお願いいたします。

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〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-14-37 (052)249-2600

秋葉原店

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日本橋店

〒556-0005 大阪市浪速区日本橋 4-6-9 (06)4396-7611

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こんにちは、ハイファイ堂レコード店の山本です。連日の猛暑で参りそうですが、体調管理をしっかりして今の時期を乗り切りたいと思っています。
今回のメルマガのテーマは高音質CDについてです。「高音質」と言われるとついつい買ってしまうことがありますが、高音質CDと名が付くものでも様々な種類があります。今回は当店にある様々な高音質CDを紹介していきます。
THE WAY I REALLY PLAY/OSCAR PETERSON
最初に紹介するのは、SACDと呼ばれる高音質CDです。 SACDは「Super Audio CD」の略で1999年にソニーとフィリップスにより規格化された、次世代CD規格の一つです。 SACD専用のプレーヤーでその真価を発揮するCDですが、特徴として通常のプレーヤーでも再生可能なハイブリッド・ディスクという仕様でも多く作られている高音質CDです。初流通から20年近く経った今でも根強い人気があり希少盤はやはり高値が付くものが多いです。画像はオスカー・ピーターソンの「THE WAY I REALLY PLAY」。意外なことに唯一のSJゴールド・ディスクで、「サテン・ドール」「不思議の国のアリス」など全6曲、レギュラーによる名演集です。ちなみにこちらはハイブリッド・ディスクです。
ストラヴィンスキー：バレエ「春の祭典」「ペトルーシュカ」ピエール・ブーレーズ指揮クリーヴランド管弦楽団
次に紹介するのがSHM-CDと呼ばれるCD規格です。 SHM-CDとは「Super High Material CD」の略で通常のディスク製造で使われるものよりもグレードの高い樹脂を使用して高音質化を実現したCD規格です。 2007年11月から製品化され、現在では再発廉価盤にも使われるなど広く浸透しています。特徴としては通常のCDと同じように既存のプレーヤーで再送可能な点です。画像はブーレーズ指揮、クリーヴランド管によるストラヴィンスキーの「春の祭典」。ブーレーズの刺激的な解釈による「春の祭典」をより高音質で楽しめます。
ブルックナー：交響曲第８番カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
次に紹介するのが、前述のSACDとSHM-CDを組み合わせたSACD-SHM仕様盤です。先ほどSACDはハイブリッド仕様というものがあり、既存のすべてのプレーヤーでも再生可能なものになりますが、こちらはシングルレイヤーと呼ばれ専用のSACDプレーヤーのみ再生可能となります。その分SACD本来のポテンシャルを引き出す事が出来、さらに高素材を使用しているSHM-CDのスペックも組み合わさり、より高音質で音楽を楽しむ事ができます。画像はベーム＆ウィーン・フィルによるブルックナーの交響曲第８番です。重厚長大な建造物を音で描くかのような壮大で明瞭なベームのタクトとそれに応えるウィーン・フィルの素晴らしい演奏を存分に堪能できます。
CANDY/LEE MORGAN
次に紹介するのが、XRCDという高音質CDです。 XRCDは正式名称を「Extended Resolution Compact Disc」といい、”この世にひとつしかないオリジナルマスターに込められた音を最高の状態で届けたい”というコンセプトのもとオリジナルマスターにこだわり、徹底した製作工程管理で知られる高音質CDです。1996年、ビクターの米国現地法人であるJVC Music Inc.と日本ビクターのVCマスタリングセンターによって誕生しました。オリジナルマスターにこだわったコンセプトと既存のプレーヤーで再生可能なところも魅力で世界中で人気の高い高音質CDです。画像はブルーノート1500番台屈指の名盤、リー・モーガンの「CANDY」。生涯唯一のワンホーン・アルバムとして有名な本作は神童と呼ばれたモーガンの才気迸るトランペット演奏を楽しめます。
LOVE WALKED IN/STEVE KUHN
最後に紹介するのが、24k GOLD DISCと呼ばれる高音質CDです。通常CDで蒸着膜（じょうちゃくまく）と呼ばれる層をアルミニウムでコーティングしますが、24k GOLD DISCはその名の通り24金でその部分をコーティングします。金を使用するので通常のCDより音が良いと言われています。 1987年に米国のMobile Fidelity Sound Lab社が初めて発売して以来、様々なレコード会社が採用して世界中で発売されています。金色に輝く高級感のある見た目もあってか、初の製品化から30年近く経った今でも人気の高い高音質CDです。画像はスティーヴ・キューン・トリオによる「LOVE WALKED IN」。本作を製作しているVENUS RECORDSは”ハイパー・マグナム・サウンド”と呼ばれる質の高い録音に定評がありますが、そこに24kゴールドCDのフォーマットを採用することで通常よりも優れた音質で、繊細な音色のニュアンスや空気感などピアノ・トリオを聴く醍醐味を味わえます。
以上のように、一口に高音質CDといっても、様々な種類のものがあります。色々聴き比べてその違いを楽しむのも高級オーディオで音楽を聴く喜びといえるかもしれません。また、今回取り上げた高音質CDは非常に人気が高いので、常に高価買取を行っております。 CDの売却を検討されている方がいらっしゃいましたら是非ハイファイ堂レコード店へご連絡ください。以上で今回のメルマガを終わります。今後ともハイファイ堂をよろしくお願いいたします。

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