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こんにちは、レコード店の松田です。 今回は60年代を中心に流行したモノなどを歌った「これぞ時代の生み出した曲!」というナンバーをご紹介したいと思います。 |
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1958年世界中で空前のフラフープブーム、老若男女問わず夢中になりました。 同年リリースされた「フラフープ・ソング」はアメリカのテレサ・ブリューワーが発表。 日本でもフラフープが流行すると同時に中島そのみや伊藤ゆかりによって日本語カバーされました。 フラフープの語源の「フラダンス」を意識したハワイアンな雰囲気のギターが陽気な浮かれた1曲。 レコードもリリースされる程大流行しましたが、フラフープブーム自体は1ヶ月あまりで収束してしまったそう。 そして50年代末のロカビリー時代、思い浮かべるのはアメリカの香りプンプンなリーゼントにポニーテール、ハイヒールに真っ赤なオープンカー、そしてやっぱりジュークボックス!! ロックンロールの流行とともに日本にもやってきました。 62年には国産初のジュークボックスも発売されました。 同年ザ・ピーナッツによって歌われたのがジーン・ピットニーのカバー「恋のジュークボックス」。 B面の収録ということもあり知名度は低い曲ですが、やわらかくリズミカルなメロディーはザ・ピーナッツのキャラクターにとても似合う曲だと思います。 二人の息のあったコーラスは「可憐」という言葉がぴったりです。 |
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1960年、輸出入の規制が緩和されジーンズの輸入がスタート。 若者の間で「ブルージン」と呼ばれジーパンが大流行しました。 ダニー飯田とパラダイス・キングが「ブルージンのヴィーナス」、伊東ゆかりが「恋のブルージン」、弘田三枝子が「ブルージン・ブルース」を吹き込みました。 若者達の間では「ブルージンでツイスト」がイカした遊びだったようです。 |
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同じくファッションで1964年に流行したのが「アイビー」。 三つボタンのブレザーにシャツにローファーという米国・英国の優等生風のファッションで、銀座に現れた「みゆき族」と呼ばれる若者の間で流行しました。 1964年三田明が「アイビー東京」をリリース。 東京の若者の恋を歌ったナンバーです。 曲のほうは米国・英国の香りは全くなくビート歌謡ど真ん中なサウンドで、めちゃ渋なエレキがカッコいいです。 |
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1964年東京オリンピックの開催に合わせて東海道新幹線が開業。 開業日と同日に合わせて発売されたのが青山ミチが歌う「夢の超特急」。 東海道新幹線の歌い文句であった「東京-大阪3時間」を取り入れた歌詞で、とはいえ「昼は銀座のレストラン、夜は難波のビヤホール」と当時では考え難いほどリッチなデートを歌っています。 パンチのある青山ミチの歌声は新幹線のパワフルさを後押ししてくれるような気持ちになります。 モダンジャズ風なビブラフォンとドラムの掛け合いのソロがとってもクールです。 |
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60年代半ば頃からは一気にモータリゼーションが加速。 自動車が一般家庭にも普及していきました。 アメリカのサーフィン・ホットロッドミュージックの流行もあるのでしょうか、日本でも自動車やドライブをテーマにした曲が多く発売されているように思います。 1966年、いすゞ・ベルベットGTが日本初のGT(長距離ドライブ向けの高性能の車種)の称号をもつ車として発売されました。 同年、西郷輝彦が「恋のGT」をリリース。 高性能カーやスポーツカーの魅力を余すことなく盛り込んだ歌詞は、当時の男性には相当グッとくる内容だったんじゃないかと思います。 1964年、ホンダレンタカーが貸自動車事業に参入し、それをキッカケに多くの会社がレンタカーのサービスを開始しました。 これまで交通事故やトラブルなどが多く、イメージの良くなかった貸自動車のイメージアップのために歌われたのが「GO! GO!レンタカー」 田辺靖雄と中尾ミエによるデュエットのナンバーです。 何度も転調を繰り返すメロディーとアップテンポのウキウキとしたメロディーは楽しいドライブや旅のドキドキが一層感じられそうなナンバーになっています。 |
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1964年にリリースされた小林旭「自動車ショー歌」は当時の人気や主流の車種を一気に楽しめます。 歌詞の中にダジャレのようにたくさんの車種を盛り込み、一時放送禁止をくらっている(歌詞を変更して再吹込を行っている)ジョークに富んだ内容もこの時代ならではです。 |
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60年代ファッションときいて思い浮かべる人が多いのはやはり「ミニスカート」ですね! 時代を象徴するファッションと言っても過言ではないんじゃないかと思います。 67年のツィッギーの来日以降、日本でも大流行しました。 お人形のようなプロポーションにミニのワンピース、デビュー曲「こまっちゃうナ」で大人気となった山本リンダ。 67年にリリースした「ミニミニデート」は、雑誌「平凡」の読者の歌詞募集によって作詞されたナンバーです。 「ミニスカート」「白いブーツ」「長いまつげ」などのワードは当時の女の子のファッションリーダでもあった山本リンダをそのまま歌詞にしたような1曲です。 金井克子が発売した「ミニ・ミニガール」は渋いサックスとリバーブたっぷりのゴーゴー歌謡。 元気な中にも大人っぽい色気のある1曲です。 67年〜68年に放送されていたバラエティ番組「レ・ガールズ」のテーマソングです。 |
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まだまだ紹介したい曲はありますが今回はこのへんで。 今と違いインターネットやスマホなどもない時代で情報源が少なかった分、音楽にも色濃く若者の流行文化が盛り込まれていたり、逆に若者達に発信し文化を作るために戦略的に情報が盛り込まれていたりと、この時代の歌謡曲はとても魅力的に感じます。 私の生まれるずいぶん前の音楽なので「当時の若い子はこういう遊びをしていたのかな?」とか「どういうものに憧れていたんだろう」とか時代背景を想像しながら聴くのがとても楽しいです。 またいつかご紹介できたらなと思います。 |
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