日本人作曲家・演奏家クラシックCD特集ハイファイ堂メールマガジン第814号ハイファイ堂レコード

日本人作曲家・演奏家クラシックCD特集
ハイファイ堂メールマガジン第814号ハイファイ堂レコード

	ハイファイ堂レコード店の山本です。今回のメルマガは現在、8/31(土)より店頭で行っている日本人作曲家・演奏家クラシックCD特集のご案内をしたいと思います。告知画像の通り、大正〜昭和初期の日本のクラシック黎明期に活躍した作曲家や演奏家、戦後以降のクラシック楽壇の礎を築いた名指揮者、本場ヨーロッパを魅了した日本人プリマドンナなど希少なCDが多数入荷いたしましたので、ご紹介したいと思います。
日本SP名盤復刻選集4 SPレコードが主流だった日本における洋楽(クラシックも含む)レコードの黎明期にあたる1912年から1952年までの期間を対象に当時の日本人音楽家、日本人作曲家作品、当時の日本において活躍した外国人音楽家の演奏をSPレコードから収録したシリーズ企画盤です。日本人初のクラシック指揮者、近衛秀麿をはじめ、ピアノの草間(安川)加寿子、東海林太郎と錚々たる面々の貴重な録音を収録しています。 SP音源のため決して聴きやすいとは言い難く、どちらかというと資料性の高い性質のCD音源ですが、美しい日本画の挿絵をながめながら日本人が西洋古典音楽とどう向き合ってきたか、思いを馳せながら聴くのも一興かと思います。
	ベートーヴェン：交響曲全集　山田一雄指揮、札幌交響楽団演奏日本のクラシック音楽界を代表する名指揮者、山田一雄(1912-1991)が晩年に札幌交響楽団と行ったベートーヴェン・チクルス(同一の作曲家の作品を取り上げる連続演奏会)を収録したBOXセットです。そのアグレッシヴな指揮スタイルで「炎の巨匠」と呼ばれた山田一雄らしい、聴衆を一気に引き込むエネルギッシュな演奏は、ヤマカズ・ファンならずとも一度は聴いて頂きたいベートーヴェンです。同じ曲の演奏でもオーケストラによってそれぞれの個性が出るのがクラシックを聴く楽しみの一つだと思いますが、まさにその楽しみを堪能できる充実の内容となっています。
旅愁/関屋敏子戦前に活躍したソプラノ歌手、関屋敏子の名唱集。1927年にイタリアに留学し、オーディションを経てミラノ・スカラ座に入団、その歌声で欧州各地を魅了しました。そんなミラノ・スカラ座時代の歌唱も収録した貴重な音源です。声楽だけでなく作曲家でもあったので自ら作曲した楽曲も歌っています。オペラ・アリアから古謡まで、伝説のプリマドンナの歌声をじっくり味わえます。
	菅原明朗とその周辺/オーケストラ・ニッポニカ日本のクラシック黎明期は山田耕筰を柱とするドイツ派が主流でした。それに対し、日本の伝統音楽はフランス近代音楽の手法こそ相応しいと実践した作曲家、菅原明朗と彼の弟子たちによる作品を収録した企画盤です。確かにフランス印象派を思わせる色彩感のある音の響き、ドイツ的重厚さとはまた違う良い意味での軽妙さは当時の楽壇においてはかなり異質だったのだろうなと思わせます。そんな彼らのアプローチが後に20世紀日本を代表する世界的作曲家、武満徹を生み出す土壌を作ったと言われています。日本の近現代音楽作品はすでに欧州の管弦楽作品とひけを取らない高い完成度を備えていたことがわかる聴き応えのある一枚です。
以上、現在行っている店頭特集のCDの一部を紹介しました。これらはホームページにも掲載している商品ですが、店頭販売のみの商品もございます。なかなか入荷することの少ないタイトルが多数ございますのでぜひご来店ください。また、すでに売約済みとなっている商品もございますのでご了承のほどよろしくお願いいたします。現在は店頭販売を優先させていますが、以降は随時関連商品をホームページに掲載する予定です。今後ともハイファイ堂をよろしくお願いいたします。(終)

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	ハイファイ堂レコード店の山本です。今回のメルマガは現在、8/31(土)より店頭で行っている日本人作曲家・演奏家クラシックCD特集のご案内をしたいと思います。告知画像の通り、大正〜昭和初期の日本のクラシック黎明期に活躍した作曲家や演奏家、戦後以降のクラシック楽壇の礎を築いた名指揮者、本場ヨーロッパを魅了した日本人プリマドンナなど希少なCDが多数入荷いたしましたので、ご紹介したいと思います。
日本SP名盤復刻選集4 SPレコードが主流だった日本における洋楽(クラシックも含む)レコードの黎明期にあたる1912年から1952年までの期間を対象に当時の日本人音楽家、日本人作曲家作品、当時の日本において活躍した外国人音楽家の演奏をSPレコードから収録したシリーズ企画盤です。日本人初のクラシック指揮者、近衛秀麿をはじめ、ピアノの草間(安川)加寿子、東海林太郎と錚々たる面々の貴重な録音を収録しています。 SP音源のため決して聴きやすいとは言い難く、どちらかというと資料性の高い性質のCD音源ですが、美しい日本画の挿絵をながめながら日本人が西洋古典音楽とどう向き合ってきたか、思いを馳せながら聴くのも一興かと思います。
	ベートーヴェン：交響曲全集　山田一雄指揮、札幌交響楽団演奏日本のクラシック音楽界を代表する名指揮者、山田一雄(1912-1991)が晩年に札幌交響楽団と行ったベートーヴェン・チクルス(同一の作曲家の作品を取り上げる連続演奏会)を収録したBOXセットです。そのアグレッシヴな指揮スタイルで「炎の巨匠」と呼ばれた山田一雄らしい、聴衆を一気に引き込むエネルギッシュな演奏は、ヤマカズ・ファンならずとも一度は聴いて頂きたいベートーヴェンです。同じ曲の演奏でもオーケストラによってそれぞれの個性が出るのがクラシックを聴く楽しみの一つだと思いますが、まさにその楽しみを堪能できる充実の内容となっています。
旅愁/関屋敏子戦前に活躍したソプラノ歌手、関屋敏子の名唱集。1927年にイタリアに留学し、オーディションを経てミラノ・スカラ座に入団、その歌声で欧州各地を魅了しました。そんなミラノ・スカラ座時代の歌唱も収録した貴重な音源です。声楽だけでなく作曲家でもあったので自ら作曲した楽曲も歌っています。オペラ・アリアから古謡まで、伝説のプリマドンナの歌声をじっくり味わえます。
	菅原明朗とその周辺/オーケストラ・ニッポニカ日本のクラシック黎明期は山田耕筰を柱とするドイツ派が主流でした。それに対し、日本の伝統音楽はフランス近代音楽の手法こそ相応しいと実践した作曲家、菅原明朗と彼の弟子たちによる作品を収録した企画盤です。確かにフランス印象派を思わせる色彩感のある音の響き、ドイツ的重厚さとはまた違う良い意味での軽妙さは当時の楽壇においてはかなり異質だったのだろうなと思わせます。そんな彼らのアプローチが後に20世紀日本を代表する世界的作曲家、武満徹を生み出す土壌を作ったと言われています。日本の近現代音楽作品はすでに欧州の管弦楽作品とひけを取らない高い完成度を備えていたことがわかる聴き応えのある一枚です。
以上、現在行っている店頭特集のCDの一部を紹介しました。これらはホームページにも掲載している商品ですが、店頭販売のみの商品もございます。なかなか入荷することの少ないタイトルが多数ございますのでぜひご来店ください。また、すでに売約済みとなっている商品もございますのでご了承のほどよろしくお願いいたします。現在は店頭販売を優先させていますが、以降は随時関連商品をホームページに掲載する予定です。今後ともハイファイ堂をよろしくお願いいたします。(終)

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