SP盤の商品化、本格始動！ハイファイ堂メールマガジン第816号ハイファイ堂レコード

SP盤の商品化、本格始動！
ハイファイ堂メールマガジン第816号ハイファイ堂レコード

お世話になっております。レコード店の皿屋です。ホームページを随時ご覧頂いているお客様はお気づきかと思いますが、9月からSP盤の商品化を本格的に進めております。
SP盤とは、1890〜1960年代前半まで製造され、材質はシェラック（樹脂）製、収録時間は約5分、回転数は78回転、鉄や竹の針を使用して、蓄音機で再生するレコードのことをいいます。電気を使用しない蓄音機は再生するのに一手間かかります。一曲聴くために手動でゼンマイを巻かなければいけません。ワンクリックで音楽を楽しめるようになった時代に、その手間を惜しまず楽しむ方は、真の音楽マニアと呼べるのではないでしょうか。

＜SP盤の状態表記について＞ SP盤はLPレコードやEPレコードに比べ、圧倒的に針圧がかかるため溝のスリヘリは避けて通れません。傷んだ溝から生じるノイズは、ある程度目視で判断できる部分はありますが、不完全な部分もあるため、必ず1枚1枚針を落とし確認しております。そしてキズやノイズを考慮して、A.B.Cの三段階の基準で判断をしております。 A.キズやノイズが少なくストレスなく聴けるレベル B.ある程度ノイズが入りますが演奏の妨げにならないレベル C.キズやノイズが入るある程度使用されたレベルさらにカビを除去するため超音波洗浄しています。以前、手作業で掃除しておりましたが、カビの根が深く、キレイにならないと諦めていました。しかし、超音波洗浄することで驚くほどキレイな状態に仕上げることができるようになりました。製造してから60年以上経過したものとは思えません。 SP盤は非常にモロく、天然樹脂を主原料とした材質の性質はガラスに近いかもしれません。ちょっとした力で欠けたり、割れたりします。落としたら一巻の終わり…です。保護するために厚紙スリーブに入れて販売しておりますが、それでも慎重に扱わなかればいけません。
	さて、それだけ手間がかかるわけですが、ノスタルジーで片付けられない音の良さがあります。私自身、ビクトローラ社のCREDENZAで聴いた美空ひばりのロカビリー剣法に感銘を受けました。箱から加工されていない声が勢いよく飛び出してくる、まるで隣で歌っているようでした。SPの復刻音源はフィルターがかかったような音でリアリティとはかけ離れたものだと思っていましたが、実際の蓄音機で聴くとこうも違うものかと。これは実際、体感して頂く必要があるように思いました。

ビクトローラ社/CREDENZA 78回転SPレコード盤専用の高級蓄音機です。 https://www.hifido.co.jp/18-14922-05840-00.html ※9月16日現在大須本店にて販売中です。ご興味のある方は是非ご検討ください。

大須本店

〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-14-37 (052)249-2600

秋葉原店

〒101-0021 東京都千代田区外神田5-3-12清和ビル1F　3F (03)5818-4751

日本橋店

〒556-0005 大阪市浪速区日本橋 4-6-9 (06)4396-7611

福岡店

〒810-0041 福岡市中央区大名2-6-40 文學の森ビル1F (092)724-3681

営業時間

11:00～20:00／福岡店のみ水曜定休

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お世話になっております。レコード店の皿屋です。ホームページを随時ご覧頂いているお客様はお気づきかと思いますが、9月からSP盤の商品化を本格的に進めております。
SP盤とは、1890〜1960年代前半まで製造され、材質はシェラック（樹脂）製、収録時間は約5分、回転数は78回転、鉄や竹の針を使用して、蓄音機で再生するレコードのことをいいます。電気を使用しない蓄音機は再生するのに一手間かかります。一曲聴くために手動でゼンマイを巻かなければいけません。ワンクリックで音楽を楽しめるようになった時代に、その手間を惜しまず楽しむ方は、真の音楽マニアと呼べるのではないでしょうか。

＜SP盤の状態表記について＞ SP盤はLPレコードやEPレコードに比べ、圧倒的に針圧がかかるため溝のスリヘリは避けて通れません。傷んだ溝から生じるノイズは、ある程度目視で判断できる部分はありますが、不完全な部分もあるため、必ず1枚1枚針を落とし確認しております。そしてキズやノイズを考慮して、A.B.Cの三段階の基準で判断をしております。 A.キズやノイズが少なくストレスなく聴けるレベル B.ある程度ノイズが入りますが演奏の妨げにならないレベル C.キズやノイズが入るある程度使用されたレベルさらにカビを除去するため超音波洗浄しています。以前、手作業で掃除しておりましたが、カビの根が深く、キレイにならないと諦めていました。しかし、超音波洗浄することで驚くほどキレイな状態に仕上げることができるようになりました。製造してから60年以上経過したものとは思えません。 SP盤は非常にモロく、天然樹脂を主原料とした材質の性質はガラスに近いかもしれません。ちょっとした力で欠けたり、割れたりします。落としたら一巻の終わり…です。保護するために厚紙スリーブに入れて販売しておりますが、それでも慎重に扱わなかればいけません。
	さて、それだけ手間がかかるわけですが、ノスタルジーで片付けられない音の良さがあります。私自身、ビクトローラ社のCREDENZAで聴いた美空ひばりのロカビリー剣法に感銘を受けました。箱から加工されていない声が勢いよく飛び出してくる、まるで隣で歌っているようでした。SPの復刻音源はフィルターがかかったような音でリアリティとはかけ離れたものだと思っていましたが、実際の蓄音機で聴くとこうも違うものかと。これは実際、体感して頂く必要があるように思いました。

ビクトローラ社/CREDENZA 78回転SPレコード盤専用の高級蓄音機です。 https://www.hifido.co.jp/18-14922-05840-00.html ※9月16日現在大須本店にて販売中です。ご興味のある方は是非ご検討ください。

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