ソニー「SUPER METAL MASTER」ハイファイ堂メールマガジン第826号ハイファイ堂レコード

ソニー「SUPER METAL MASTER」
ハイファイ堂メールマガジン第826号ハイファイ堂レコード

こんにちは、レコード店の尾本です。担当業務のひとつとして、私はカセットテープの買取査定をさせていただいております。私もカセット・ブーム全盛だった80年代を過ごしていたので、入荷の度に、懐かしく思い出深い記憶がよみがえり、楽しみながら色々なカセットテープに触れています。ここ数年、幅広い世代で再ブームとなってますカセットテープ。今回は、高級カセットテープといわれる中から、超高級として今だ人気が衰えない、ソニーの「SUPER METAL MASTER」を紹介します。参考図書：『カセットテープ　コンプリートブック』(ネコ・パブリッシング2017年発行)

はじめに、それまでソニー初の高級メタルテープとして1986年に発売した「METAL MASTER」を説明しておかないと、「SUPER METAL MASTER=スーパーメタルマスター」の超高級感が伝えられないので紹介します。「メタルマスター」は、当時の高級カセットテープとしてTDKの「MA-Rシリーズ」に対抗するカタチで生まれました。二種類の磁性体を2層に分けて塗布したテープで、ダイキャスト（高い寸法精度の鋳物）のフレームを透明な樹脂パネルで包み、セラミック・コンポジット（複合材料）の白い高精度のハーフ。46分で1,600円と、どのメーカーよりも高いカセットテープとして登場し、業界を驚かせました。

そんなメタルマスターのさらに高みを目指したのが、スーパーメタルマスターです。テープは磁性体を5層にし、2種類のセラミックをコンポジット（複合材料）。 1993年発売当時の価格は、46分2,000円、60分2,300円、90分2,600円とさらに高額。もう見た目からすでに高級感あふれる存在のパッケージ。

90年代はじめ、すでにカセットテープの生産は下がり、各メーカーはミニディスク（MD）へと注力していました。どのメーカーもメタルテープの低価格化を進める中で、どこよりも高級で高額なテープを発売するあたり、世界のソニーとして我が道を突き進んでいました。80年代に流行したWALKMANはじめ、多くのカセット製品も手がけてきたプライドも感じます。そんな時に登場した「スーパーメタルマスター」は、歴史上最後の高級カセットテープと言われています。私は、今まだ一度も未開封のものを開けたこともなければ、使用したこともないのですが、開封された商品が入荷しました。カセット担当として手にする機会があり、ありがたい限りです。そんな超高級な「スーパーメタルマスター」の気になる中身を紹介します。こちらが「スーパーメタルマスター」開封のすべて。

ケースはアルミと樹脂のコンポジット（複合材料）。ひんやりとした手触りとズシリと重い本体を、初めて持った時は感動でした。見た目もシンプルで繊細なデザインが、より高級な存在感を増しています。スティーブ・ジョブズが手がけていた頃のApple製品のデザインに通じるものを感じさせます。


インデックスカードは、罫線タイプと方眼タイプの両面デザインです。使用面はお好みで。

銀色のラベルシールは、ハーフ（カセット本体）に貼るのではなく、外ケースに貼るものだそうです。インレタも封入されてます。こちらはカセット本体に使用するとのこと。仕上げにドキドキしながらの、このような自作作業もデザイナー気分で楽しいですよね。

注意事項のなかで気になる内容は、カーステレオでの使用はおすすめできないそうです。重い本体が機材トラブルを招く恐れがあるそう。

開封後の中身のすべては以上ですが、本来ならさらに、使用して実際の音質や、他のメタルテープとの聴き比べなど検証してお伝えしたいところなのですが...　発売から25年以上たった今では、当時の価格では買えない希少で高額なカセットテープ。オークションでは年々相場が上がる一方で、未開封なら平均価格15,000円くらいで取引されています。90分は2万円台に届きそうな勢い。開封済みの未使用品では、7千、8千円ほど、使用済みの物でも、当時の販売価格以上の値がついています。（オークファン、WEBサイト参照）今後、お客様からスーパーメタルマスターの音質や聴き比べなど詳しく聞かせていただける機会があれば幸いです。その時は、またスーパーメタルマスターに関することをお伝えしたいと思います。
ハイファイ堂レコード店では、「スーパーメタルマスター」「メタルマスター」はじめ、カセットテープの買取強化中です。開封済み未使用、使用済みでも買取歓迎です。よろしければ、担当：尾本（おもと）まで気軽にお問い合わせください。（ハイファイ堂レコード店　tel.052-261-2481）ここまで読んでいただき、ありがとうございます。ホームページでも各種カセットテープの買取価格を紹介しています。 ↓↓↓ ハイファイ堂HPから「買取検索」をクリックし、キーワードに「カセットテープ」と入力してください。

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こんにちは、レコード店の尾本です。担当業務のひとつとして、私はカセットテープの買取査定をさせていただいております。私もカセット・ブーム全盛だった80年代を過ごしていたので、入荷の度に、懐かしく思い出深い記憶がよみがえり、楽しみながら色々なカセットテープに触れています。ここ数年、幅広い世代で再ブームとなってますカセットテープ。今回は、高級カセットテープといわれる中から、超高級として今だ人気が衰えない、ソニーの「SUPER METAL MASTER」を紹介します。参考図書：『カセットテープ　コンプリートブック』(ネコ・パブリッシング2017年発行)

はじめに、それまでソニー初の高級メタルテープとして1986年に発売した「METAL MASTER」を説明しておかないと、「SUPER METAL MASTER=スーパーメタルマスター」の超高級感が伝えられないので紹介します。「メタルマスター」は、当時の高級カセットテープとしてTDKの「MA-Rシリーズ」に対抗するカタチで生まれました。二種類の磁性体を2層に分けて塗布したテープで、ダイキャスト（高い寸法精度の鋳物）のフレームを透明な樹脂パネルで包み、セラミック・コンポジット（複合材料）の白い高精度のハーフ。46分で1,600円と、どのメーカーよりも高いカセットテープとして登場し、業界を驚かせました。

そんなメタルマスターのさらに高みを目指したのが、スーパーメタルマスターです。テープは磁性体を5層にし、2種類のセラミックをコンポジット（複合材料）。 1993年発売当時の価格は、46分2,000円、60分2,300円、90分2,600円とさらに高額。もう見た目からすでに高級感あふれる存在のパッケージ。

90年代はじめ、すでにカセットテープの生産は下がり、各メーカーはミニディスク（MD）へと注力していました。どのメーカーもメタルテープの低価格化を進める中で、どこよりも高級で高額なテープを発売するあたり、世界のソニーとして我が道を突き進んでいました。80年代に流行したWALKMANはじめ、多くのカセット製品も手がけてきたプライドも感じます。そんな時に登場した「スーパーメタルマスター」は、歴史上最後の高級カセットテープと言われています。私は、今まだ一度も未開封のものを開けたこともなければ、使用したこともないのですが、開封された商品が入荷しました。カセット担当として手にする機会があり、ありがたい限りです。そんな超高級な「スーパーメタルマスター」の気になる中身を紹介します。こちらが「スーパーメタルマスター」開封のすべて。

ケースはアルミと樹脂のコンポジット（複合材料）。ひんやりとした手触りとズシリと重い本体を、初めて持った時は感動でした。見た目もシンプルで繊細なデザインが、より高級な存在感を増しています。スティーブ・ジョブズが手がけていた頃のApple製品のデザインに通じるものを感じさせます。


インデックスカードは、罫線タイプと方眼タイプの両面デザインです。使用面はお好みで。

銀色のラベルシールは、ハーフ（カセット本体）に貼るのではなく、外ケースに貼るものだそうです。インレタも封入されてます。こちらはカセット本体に使用するとのこと。仕上げにドキドキしながらの、このような自作作業もデザイナー気分で楽しいですよね。

注意事項のなかで気になる内容は、カーステレオでの使用はおすすめできないそうです。重い本体が機材トラブルを招く恐れがあるそう。

開封後の中身のすべては以上ですが、本来ならさらに、使用して実際の音質や、他のメタルテープとの聴き比べなど検証してお伝えしたいところなのですが...　発売から25年以上たった今では、当時の価格では買えない希少で高額なカセットテープ。オークションでは年々相場が上がる一方で、未開封なら平均価格15,000円くらいで取引されています。90分は2万円台に届きそうな勢い。開封済みの未使用品では、7千、8千円ほど、使用済みの物でも、当時の販売価格以上の値がついています。（オークファン、WEBサイト参照）今後、お客様からスーパーメタルマスターの音質や聴き比べなど詳しく聞かせていただける機会があれば幸いです。その時は、またスーパーメタルマスターに関することをお伝えしたいと思います。
ハイファイ堂レコード店では、「スーパーメタルマスター」「メタルマスター」はじめ、カセットテープの買取強化中です。開封済み未使用、使用済みでも買取歓迎です。よろしければ、担当：尾本（おもと）まで気軽にお問い合わせください。（ハイファイ堂レコード店　tel.052-261-2481）ここまで読んでいただき、ありがとうございます。ホームページでも各種カセットテープの買取価格を紹介しています。 ↓↓↓ ハイファイ堂HPから「買取検索」をクリックし、キーワードに「カセットテープ」と入力してください。

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