ハイファイ堂メールマガジン

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秋葉原店　津嶋でございます。6月30日おかげさまで秋葉原店は　店舗拡大によりななめ向かい、徒歩7秒の好立地に試聴室を新規オープン致しました！！ただいま秋葉原店試聴室では、ＪＢＬの43シリーズが勢揃い！！怒涛の品揃えを誇っております。広い店内でしっかりスペースを取ってセッティングしております。椅子にお座りいただきゆっくりとご試聴いただけます。スタッフ一同、心よりご来店お待ち申し上げます。さて、今回はオーディオにおいて重要事項であるものの、ないがしろにされがちなセッティングについてのお話です。オーディオ機器の性能をどのくらい発揮出来るかは、購入した瞬間から所有者の手に委ねられることとなりますが、これがなかなか難しいものです。よく専門誌の機器のプレビューで定位がビシッと決まり、三次元的であるとか、立体的と表現されますが、本当にそんな音場が創出するのかしら？と懐疑的な気持ちになっている方が多いと思います。評論家の方々は皆、集団催眠にかかっているのではないかと。私もこんな気持ちが永らく続いていたのですが、セッティングでなんとか出来ないかと散々苦心の末、定位、立体感が出るようになってきました。今回は第一回として少しご紹介致します。その一長方形の部屋はどこにスピーカーをおけばいいのか？石井式等、様々なルームチューニングの方法論があり、その理論において多くの概念が有りますので、あくまでも私個人の私見としてとらえていただきたいのですが、まず、長辺側に置いた場合の音場ですが（ ※下画像参照）、拙宅では4月までこの長辺側のセッティングでした。スピーカー後ろの壁から60cm、左右壁から2m弱、スピーカー間が2m強、試聴位置背後の壁から20cmのセッティングですが、この置き方の利点は左右に広大なサウンドステージが創出されます。左右の壁の一次反射の影響が少ないのでヴォーカルがビシッと真ん中に定位する快感が得られます。しかし、どんなことにも功罪はつきものです。スピーカー後ろの壁から近いせいで奥行き感がなく、ベタッと平面的な音がします。ベースとギターとヴォーカルが左右一直線に並んでしまう感じです。いわゆる、二次元の世界です。また、このセッティングですと、試聴位置がスピーカーに近づく傾向に有り、また試聴位置背後がすぐ壁になってしまい、自分の背後の壁のいやな反射音をより多く聴くため、音楽を聴いているうちに自然と前屈みになってきます。私の腰痛の原因です。

そこで短辺側のセッティングはどうでしょう。（ ※下画像参照）ここにも功罪は有りますが、これがなかなか良いんです。功罪の功の部分と罪を比較すると功が圧倒的に勝っています。後ろの壁から2m60cm、スピーカー間2m40cm、左右の壁から50cm、試聴位置背後の壁から1mのセッティングですが、まず、功の部分。音場が立体的となります。後ろの壁との距離が長くなったおかげで奥行き感が俄然、ウソッと思うくらい出てきます。より前後の楽器の位置が明確になりヴォーカルの奥のドラムスの存在感が増します。いわゆる三次元の世界です。しかも試聴位置背後の壁から離れたせいで、いやな後ろからの反射音をほとんど聴かなくて済みます。腰痛解消です。罪の部分ですが、やや左右のサウンドステージが狭くなったようです。しかし一次反射の影響を受け易い左右の壁に近づいたせいで、定位が悪くなるはずなのですが、ヴォーカルの定位で判断してもほとんど長辺側と変わりません。これは現有のTHEILの特徴かもしれませんが、かえってスピーカー間を狭めると音が濁る要因となるようで、左右壁間50cmが良好です。様々位置を変えた結果、今はこの位置に落ち着いています。

長辺、短辺セッティング、それぞれに特徴が有りますが、勇気を持ってスピーカーを前にずらし、後ろにスペースをとる事が立体感を創成するのに役立つようです。スピーカーの位置を10cm動かしただけでもかなり音が変わりますよね。ちょっと休日にスピーカーを動かしてみるのも面白いと思います。最後に安価で自作できる、優れものをご紹介致します。皆様お悩みと察しますが、日本の住宅事情では難攻不落な、低い天井と床の間の定在波の調整グッズです。（ ※下画像参照）10cm角の発泡スチロールを不規則にカットして作った偽スカイラインです。180×120cmの大きさでしたらホームセンターで2,000円弱で購入できます。これがいいんです。天井が1mくらい高くなった印象です。床に絨毯を敷く手段もありますが、こっちの方が効果ありです。是非、お試し下さい。

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