ハイファイ堂メールマガジン

ようやく暖かい日が続くようになってきましたね。そろそろ新緑の季節です。上野公園ももう間もなく青々とした木々が溢れてきます。さくらとはまた違う良さがありますのでお休みの日などに散歩などされても良いかもしれませんね。その際には是非秋葉原店にもお立ち寄り下さい。スタッフ一同心よりお待ちしております。それでは本日の秋葉原店のメルマガは金澤が担当致します。
メルマガを読んで頂いている方の中ではもちろんレコードを聴かれている方も多いと思います。みなさんはどのようなレコードプレーヤーをお使いでしょうか？最近の市場ではダイレクトドライブやベルトドライブが多く見受けられるなか、ハイファイ堂でも根強い人気を誇るのがアイドラードライブタイプのプレーヤーです。
	現在店頭にあるGARRARD401＋SME3009s2です。言わずと知れたGARRARDの名機301の改良型にあたるターンテーブルですね。ごりっとした芯の太さは健在。よりレンジが広くなった印象を受けます。デザインも301とは一新していますが、ボディの鳴きが少なく301に比べるとフラットに感じるかもしれません。非常に扱いやすくアイドラータイプの良い所をうまく引き出したと言えると思います。

ベルトドライブ型はモータ振動やゴロが軽減され、揺らぎも少なく繊細なところはクラシックを主に聴かれる方に特に重宝されると思います。比べてアイドラードライブ型は音のエネルギーが違う様な印象を受けます。力強いモーターが採用され、このゴム車をターンテーブルのリムにあてて回転を伝えているので、ドライブ感やガッツのあるサウンドが得られます。リズミカルなジャズやソウルミュージックに良く合い、打楽器などのパンチ力には目を見張るものがあるので、当時のJames Brownのような厚く太いボーカルをそのまま伝えてくれるような印象を受けます。しかしこのアイドラーが硬化してくるとモーターの振動を遮断できずにゴロが出てきたり、スリップして回転が定まらない等の不具合が出てきます。この手のプレーヤーは発売からかなりの年数が経っていますのでしっかりとした整備も必要になってきます。アイドラーの硬化も致命的ですが、リムやプーリーの汚れや各部の注油も安定した回転を得るには必須です。
401のメンテナンスに関してハイファイ堂では過去何度も経験させて頂いております。アイドラー交換や注油クリーニングはもちろん、メカ部調整やメインベアリングの分解、写真にもあるブレーキフェルト等の交換なども可能ですので、もしお持ちの401の調子が悪かったり、しばらく使っておらず動作が心配であればメンテナンスはお任せ下さい。
今現在、秋葉原店にはGARRARD401の他にEMT930stも視聴可能となっております。お時間があれば是非濃厚なサウンドを体感しにいらして下さい。お待ちしております。

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