ハイファイ堂メールマガジン

東京はまだ夏日になるような日もありますが、日を追って秋めいてきました。紅葉を楽しむ時期はまだもうちょっと先ですが、秋の夜長にオーディオを楽しむにはバッチリの季節ですね。今回は「ピエゾツイーター」についてお話したいと思います。
ツイーターといえば、3WAYや2WAYスピーカーについているドーム型ツイーターがまず思い浮かびますが、一般的に売られているピエゾツイーターは、見た目はなんともチープです。

ピエゾツイーターはコイルを使用したドーム型とは異なり、電極に信号電圧を加えることにより、圧電体を歪ませて音にするという構造です。ギターアンプなどに使われていることが多く、ほとんどの場合プラスチック製の軽いもので、単体で販売しているものは価格も数百円からと非常にお手頃です。そのため、気軽にお試しで組み込んでみたりできるので、音が良くなれば儲けもの、失敗してもあきらめが付きます。また、屋外等で使用するPA用のサウンドシステムにも、何連にもして組み込んだりしているのをよく見かけます。超高域がカッチリ鳴るので、大音量で鳴らすには最適ですね。

さて、ハイファイ堂でも取り扱いをしたことのある商品で、ピエゾツイーターを使った商品をご紹介したいと思います。まずはこちら、TAKET(テイクティー)のBATPROです。

150kHz以上の再生能力を持つというツイーターで、現在は新しいモデルのBATPRO 2が販売されています。前出のチープなピエゾツイーターとは違い、こちらは波型のピエゾフィルムを使用し、自然な高音を演出してくれます。ネットワークやチャンネルデバイダーは使用せず、今持っているスピーカー端子と、BATPROのスピーカー端子のそれぞれの＋端子と−端子をスピーカーケーブルで接続するだけというお手軽さもイイですね。
お次はこちら、村田製作所のES105です。

入力信号に対して振動板の追従性が高い特徴をもつ、球形の圧電型セラミックを採用しているツイーター。追加するだけで音場感を拡大してくれる逸品です。残念ながら村田製作所はオーディオ部門から退いてしまいましたが、これらの技術はきっと携帯の小型の圧電型スピーカーの部品等で活かされることでしょう..。
この他にも、ハイファイ堂には様々なツイーターが続々入荷してきています。是非ご自身のシステムに追加してみて、新しい音の世界に浸ってみてはいかがでしょうか？ハイファイ堂秋葉原店佐藤亘

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