ALTEC / A7をフル稼働するハイファイ堂メールマガジン第756号秋葉原店

ALTEC / A7をフル稼働する
ハイファイ堂メールマガジン第756号秋葉原店

先日、フジテレビの某番組を見ていたところ映画監督の安藤桃子さんが高知市でやっておられるミニ映画館を紹介していました。その映像の中で何とこだわりの音響機材としてALTECのスピーカーが登場したではないですか！！と言うことで早速、秋葉原店のA7をフル稼働することとなりました。

	ALTEC / A7 515-8Gを使用したA7後期タイプのA7です。ドライバーは902-8Gが搭載されネットワークはN1285-8Bで1200/800/500Hzとクロスオーバーを変更できます。
とりあえずビリー・ジョエルの「ニューヨーク52番街」を聴いてみましたが、これがまた音がざらついて篭っているではいるではありませんか。これではダメなので、エージングCDで暫くエージングをすると落ちついた音になり抜けも良くはなりましたが、何かイマイチな感じでした。そのため下記の設定を変更しました。
	秋葉原店のA7は当初ネットワークのクロスオーバーを800Hzで設定していましたが、試聴位置は1ｍ位のところなので、急遽クロスオーバーを500Hzに変更しました。今まで甲高かった音の重心がかなり下がり、全体のバランスが良くなりました。
試聴ではやはりと言うか、レコードでの再生が一番生き生きと音楽を聴かせてくれました。デノンのレコードプレーヤーとシュアーのカートリッジによるそれほど高級でもない組み合わせですが、中々侮れないですねぇ。
	DENON / DP-3000+DA-305 基本的にはDP-3700と同じ仕様ですが　カスタムメイドなのでトーンアームの変更ができたりと自由度が高いです。
SHURE / M44G 今夏で生産終了のシュアーのカートリッジです。様々なソースを軽快に切れ味良く聴かせます。
アンプに関しては最初アキュフェーズのC-200XとP-400の組み合わせのアンプが結線されていましたが、ちょっと音が締まり過ぎていたのでマッキントッシュのアンプに切り替えました。さすがに効果は絶大で、全体的に厚みが増し、油の乗ったサウンドを聴かせてくれます。
McIntosh / C32 5バンドのイコライザー搭載のコントロールアンプです。厚みのあるゴージャスなマッキントッシュサウンドを聴かせます。
	McIntosh / MC7300 MC2600の出力を半分にしたステレオパワーアンプです。厚みのあるしなやかなサウンドを聴かせます。
やはりA7で聴くとライブ感が味わいたくなるのではないでしょうか。ハービー・ハンコック率いるV.S.O.P.ザ・クインテットによる「田園コロシアム」での熱いライブが楽しかったです。大きめの音量で聴く「処女航海」は熱量が半端なくパワフルで心地良いです。
	Tempest in the Colosseum / V.S.O.P. The Quintet 1977年7月23日に東京・田園コロシアムで行われたV.S.O.P.のライヴの模様を収録したアルバムです。ハービー・ハンコック中心にフレデイ・ハバード、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、トニー・ウイリアムスによる時代を超えたライブ盤です。