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CELESTIONのスピーカーSL6シリーズ
ハイファイ堂メールマガジン第813号 秋葉原店
残暑厳しい中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ハイファイ堂秋葉原店 廣川勝正です。
さて、今回は英国スピーカーメーカー「CELESTION」のSL6シリーズの事について語りたいと思います。
CELESTION社は、Celestion Radio Company として、スピーカーや拡声器などの構内放送機器を製造する会社として1924年にスタート。
第2次世界大戦前から存在する会社ではありましたが、私達、日本のオーディオファイルが注目しだしたのは、1970年代前半に発売したDittonシリーズからではなかったでしょうか。
下の写真はDittonシリーズの大型モデルDitton66スピーカーです。
さて、1970年台に人気があったDittonシリーズですが、人気に陰りが出るとともにCELESTIONも徐々に低迷の時期を迎えます。
一説には、Dittonシリーズの人気に胡座をかいて、新たなスピーカー開発を怠ったためとも言われていました。
ですが、1982年に発売されたスピーカーをきっかけに、CELESTIONは見事に復活を遂げます。
エンジニアのグラハム・バンクが、あまりパワーを入れてはいけない、大きな音はそれほど望めない、低域に関してもある程度あきらめる等の、それまでの小型スピーカーの概念を覆すスピーカーを開発したのです。
それが、今回紹介するSL6シリーズの初代機SL6です。
1982年に発売されたSL6が高評価を得た最大の理由は、もちろん、その音の良さに違いありません。
なめらかでスムーズ、レンジの広さに加え、まるでスピーカーの存在を忘れさせるほどの広い音場空間が魅力です。
その実力は、現代の最新のスピーカーと十分渡り合えるものです。
音の良さの理由は、当時の最新の解析技術によって生み出された絶妙な「サイズ」にあると思います。
エンクロージャーでは、音の濁りの原因となるフロントバッフルの不要輻射を最低限に抑えるために、幅を200mmとしました。(SL6、SL6S、SL6Si共に共通、奥行きと高さは、3機種で微妙に違いますが)
センターキャップの無いワンピース形状や、高分子系重合材採用のウーファーの直径も、レーザー光線による振動の動的解析を行なった上で、150mmとしています。
(上の写真の左がSL6、右がSL6Siのツイーターです)
35mmというドームツイーターとしては口径の大きなサイズを採用したのも、広い音場空間表現を得るために解析によって導き出したサイズと推測されます。
ちなみに、ボイスコイルの口径はウーファーのものと同一とのことです。おそらくいくつもの口径のユニットとともにボイスコイル径もいくつも試作した結果ではないかと思います。
SL6S以降、振動板素材が銅からアルミに変わりますが、最高域のレンジを広げるための変更です。
その他、バッフル面の段差や密閉構造など、全てに当時の解析技術の粋を結集して開発した結果と思います。
ただし、その実力を十分に発揮するためにはSL6と同価格帯(SL6の定価は156,000円)のアンプでは無理がありました。もちろん、そこそこの音では鳴ってはくれましたが真の実力を発揮させるまでには至っていません。
インピーダンスは8Ωですが、82dB(SL6SとSL6Siは84dB)という能率の低さはアンプに大きな負担を強いる要因の1つだったのでしょう。
例えば、上の写真のKRELL KSA-50MK2の様に、数倍以上の価格のアンプを組み合わせて初めてスピーカーの実力の高さが確認できます。それほど性能が高く、且つアンプには厳しいスピーカーだったと言えます。
1987年にCELESTIONは、さらに衝撃的なモデルを発表します。
SL6Siと同等のユニットを搭載し、サイズもほぼ同等ながら、エンクロージャー素材にエアロムアルミハニカムキャビネットを採用したSL700(上の写真)です。
エネルギー蓄積効果の少ない航空機用アルミハニカム材が使用されたエンクロージャーを初めて採用したSL600(1984年発売)を更に進化させたスピーカーです。
価格も、当時このサイズとしては異例の588,000円(ペア)という衝撃。
価格にも驚かされましたが、もっと驚いたのはSL700が奏でる音でした。
当時、KRELL KSA-200(定価1,100,000円)と組み合わされた音を聞いたのですが、30年以上経った今でも、その衝撃は忘れられません。
(左の写真は1989年発売のSL600Si)
上の写真はその2年後(1990年)に発売されたSL700SE(定価590,000円)です。外観はSL700とほとんど変わりません。
設置されたスピーカーの奥に広大に広がる音場空間、まるで歌い手がそこで歌っているかと思われる程にピタッと決まった音像定位。にわかに信じがたいくらいの低域のスケール感。
それまでの小型スピーカーの概念を吹き飛ばす見事な音に呆然とさせられました。
近年、小型で高性能のスピーカーが多く開発されましたが、CELESTIONのSL6シリーズがそれらの指標の一つになったのではないかと私は思います。
現在、SL6Siが販売価格59,800円(ペア)にて秋葉原店にございます。
ぜひご来店いただき、その音をご自身の耳で体感してください。
では、また次回。
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