ハイファイ堂メールマガジン

東京都心はつい先日まで桜が満開だったと思いきや、早くも青々としたした葉桜になり、瞬く間に新緑の季節となってしまいました。大丸東京店の10階から望む景色の間の木々も、緑が多くなってきたようです。

さて、今回はマイクロのレコードプレーヤーをご紹介させて頂きたいと思います。

オーディオファンの間では単にマイクロとよく呼ばれていたりしますが、会社名はマイクロ精機といい、かつてレコードプレーヤーメーカーとして栄華を極めていました。マイクロいえば、SX-1500、RX/RY-2000/3000/5000シリーズなどのフルチョイス型のレコードプレーヤー、もしくはBLシリーズ等のベルトドライブのプレーヤーが現在でも評価が高く、ハイファイ堂でも現在でも非常に人気があります。その卓越した技術と高級感から、国内外から今でも高い評価の声を耳にするだけに、今はもう無くなってしまったメーカーという事実が、とても残念でなりません。余談ですが、クルマで板橋区のマイクロ精機本社があった所をよく通るのですが、通りがかる度に、ああここにマイクロがあったんだ..と切ない気持ちになってしまいます..。

こちらが1500シリーズのカタログ。実際に手にしてじっくり見た事がありますが、選ぶのだけで一苦労しそう！と思いました。そして、組み合わせを考えるだけで大興奮して眠れなさそう！さらに、欲張ってこれも欲しいあれも欲しいと考えていると、金額がとんでもない事になってしまうなと。いやはや、とんでもなく凄い代物を販売していたんですね..。

そんな人気のマイクロのレコードプレーヤーですが、今回はマイクロのレコードプレーヤーの中でも、ダイレクトドライブのプレーヤーをいくつかご紹介したいと思います。言わずもがなですが、念のため書かせていただきますと、ダイレクトドライブとはレコードの乗る丸いターンテーブルを、上記のカタログの図のようなヒモのようなベルトで回すのではなく、ターンテーブル直下のモーターの動力を、文字通りダイレクトにターンテーブルへ伝えて回す方式です。マイクロのダイレクトドライブのレコードプレーヤーは意外にも(？)、渋いデザインの逸品が多数発売されていました。上の写真はDD-8Z。ブラックとシルヴァーの精悍なデザインがソソられます..。

メカニカルなトーンアームのルックスも男心をくすぐられます。

さらにダストカバーが本体より大きめに作られていて、サイドに飛び出たストッパーで支えるというデザイン。実用性はともかく、なんかイイです。現在大丸東京店では、このMICRO/DD-8Zと、プリメインアンプSANSUI/AU-9500、スピーカーYAMAHA/NS-1000Mという、ブラック&シルヴァーの無骨なデザインのセットで組んでいますが、現行のデザインには無い、渋くてゴツい感じが素晴らしいです。

こちらはDD-6です。ウッドのキャビネットもまた落ち着いていて渋い。アームリフターのレバーも飛行機のスロットルレバーみたいでカッコイイです。

DDX-1000。上記の写真ではアームベースが1つしか付いていませんが、同様にもう2つアームベースを取り付ける事で、3本のトーンアームが設置可能なターンテーブルです。やはりブラック&シルヴァーでゴツい。精悍です。今でも人気なのが納得出来ますね。
ざっと駆け足でご紹介させて頂きましたが、まだまだマイクロのレコードプレーヤーは魅かれるデザインの逸品がいろいろとありますので、ハイファイ堂のサイトをチェックされる事をおすすめします。また、マイクロのレコードプレーヤーのデザインの魅力は言葉だけでは十分お伝えできませんので、ハイファイ堂大丸東京店の店頭でもぜひ実物をご覧になられる事をおすすめします。ご来店お待ちしております。ハイファイ堂大丸東京店佐藤亘

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