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レコマ君のジャズレコード独り言　第20回目「ブルーノートレーベルのこと 13回目」　 2006年6月23日　レコマ君レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/ 　今回は「BLUE NOTE」オリジナルの「コダワリ」、「NYC 23」について再考してみたい。
11回目に書いた「BLUE NOTE RECORDS 47 WEST 63 rd NEW YORK 23」の「NEW YORK 23」を覚えているだろうか。前回「NEW YORK 23」はBLUE NOTEレーベルのステイタスと書いたが、初版ものかどうかについては異なる見解もある。
	他の事柄でも同様のことが言えるが、「何か付いているほうが後期」との通説がある。有名なフランス盤の「死刑台のエレベーター」はグランプリを3回獲っている。アルバムの初版盤のジャケットには「グランプリ」のクレジットは有りません。セカンドは「グランプリ」のクレジットがジャケット表に1つ入る。サードのジャケットには「グランプリ」のクレジットが3個入る。　左が「グランプリ」の受賞の表記がない最初期のジャケット。
このように何かが増えると後期のものと考えることができる。「NEW YORK 23」もこのように考えると、後期のもの！とも考えられるのではないか？との疑問が出てくる。
	検証その1 EP盤は基本的にLP盤からのシングルカットと考えられる。EP盤のアドレスに「23」がついていること。
検証その2 ジャケット裏の住所に「23」が後期までついていること。　これらの検証から推測すると「NEW YORK 23」盤は初期盤といえるのだろうか？
	検証その3　左は4000番台のジャケット。ジャケット裏の住所は43/61。　やはり「23」が付いている。
「LEXINTON 767」盤のジャケットで、初期はLEXINTONの住所だが、下記の番号前後は47/63の住所になる。この住所から、NYC23がついている。

検証その4 これは、1542番の「SONNY ROLINS]の「ガクブチ」オリジナルジャケットでである。この裏の住所が、「BLUE　NOTE RECORDS 47 WEST 63 rd st.　NEW YORK 23」になっている。
以上のようなことから、「23」は、最初から、後期まで､区画整理番号として、表示されていたと考えれる。
これが、「23」の付いていない住所の文字体とすると、「２３」つきの太字のゴシック文字に、違和感を感じざるをえないのである。
私と同様の意見をもっているコレクターが結構いるのだが、事実はまだ確認されていない。もし私の推測が正しければ、以前にステイタスとして「両面23有り」で完オりとされていた、1576番の「SONNY'S CRIB」等の市場価格に結構影響が出ることになる。ただ、このことも、決定的な結論は得られていない。全てが、「アメリカだから」で方ずけていいのか？!!! もし、何か情報なり、資料をお持ちの方がおられましたら、お知らせいただけますか。よろしくお願いします。次回は、リバテイー、UA盤の音に関して書きます。
♪今週の推奨盤♪ 今週もBLUE NOTE 後期のGOODアルバム、３枚をご紹介します。
	「４25６番」「THE SPOILER / STANLEY TURRENTINE」 LIBERTY時代は、タレンタインとバードが面白い。その中のこのアルバムも人気盤。ピアノのマッコイタイナーもGOOD!!!
「426３番」 ALLGATOR BOGLOO / LOU DONALDSON」このレコーダは、ギターに”ジョージベンソン”の参加が超人気盤にしている。演奏もハッピーでGOOD！
	「84319盤」 FACY FREE / DONALD BYRD」国内版もリリースされているが、LIBERTY盤はバンゲルダー刻印も有り、この時代のメインジャズの感動を与えてくれるでしょう
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