ハイファイ堂メールマガジン

レコマ君のジャズレコード独り言　第30回目「プレステイッジレーベルのこと　8回目」 2006年9月1日　レコマ君レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/
今回も「PRESTIGE」の傍系レーベルのこと。「BLUESVILLE」「TRU−SOUND」「160000シリーズ」「STATUS」等について
「BLUESVILLE」は1959年のレコーデイングからスタートし、レコードNO.1001から1089までリリースされる。資料の通りブルーのラベルで溝ありがオリジナルとなる。このレーベルのものは「PRESTIGE」の7000番の後期（7700番付近）で再発されることもある。また、7000番台のブルース曲のオムニバスのアルバム等もある。カントリーブルースからクラシックブルースまでのレパートリーになっている。結構面白いアルバムも多い。
BLUESVILLE 1003 WILLIE DIXONのアルバム。
「TRU−SOUND」の最も知られているアルバムで、ジミー・ネーリーのものがある。結構「TRU−SOUND」から再発されるものがあるが、上記の他数枚、このレーベルがオリジナルであるものがある。JAZZアルバムは14枚リリースされている。他にゴスペル等のアルバシリーズもある。
「MISIROU/JIMMY NEELEY」 TRU-SOUND 15002 ジミー・ネーリーのトルーサウンドでのレアなアルバム。
「160000シリーズ」は16001番から16011番まで10枚リリースされているが、最も知られているのは「I'M SHOOTING HIGH/ GILDO MAHONES」16004番で、黄色ラベルで溝無しがオリジナル。なかなか出て来ないアルバムだが良い演奏のアルバムだ。

上記が「I'M SHOOTING HIGH/ GILDO MAHONES」 PRESTIGE 16004番
「STATUS」は基本的に再発レーベルである。リバーサイドのオルフエイム盤のようなもの。ただ「STATUS」がオリジナルであるものが数枚ある。「LIL'　DARLIN’/ RED GARLAND」が最もよく知られている。
	「LIL' DARLIN’/ RED GARLAND」
「SUGAN / PHILL WOODS」 8304 この盤はNEWJAZZのNO.でリリースされているが、ラベルは「STATUS」がオリジナル。
以上のように「PRESTIGE」の傍系レーベルでジャズのジャンルのレーベルを挙げたが、ジャズ以外の物も結構出しているようだ。ただ、デイスクの材質に関しては、現在のリリースされる「高音質盤」等々と比較すると、再生材の使用と思えるような盤質のものも多い。特にプレステッジ関連のレーベルにそのようなものが多い。しかし、それらの材質によるノイズはあっても、その奥から聴こえてくるサウンド、感じる時代の音は聴くものに感動を与えてくれるものだ。次回は同レーベルの国内盤について。
♪今週の推奨盤♪ 今回はプレステッジにあるボーカルの人気盤、名盤
	BARBARA LEA PRESTIGE 7065 「LEA IN LOVE」とプレステッジに2枚有る彼女のボーカルの1枚　 NYラベル時代のボーカルの名盤
「DON'T GO TO STRANGERS / ETTA JONNES」 PRESTIGE 7186 ブルースフイーリング溢れる"ETTA"の人気盤リチャード・ワイアンのピアノも上手い。
	「SINGIN'&SWINGIN'/BETTY ROCHE」 PRESTIGE 7187 べティー・ローチのソウルフルなアルバム。オルガンのジャック・マクダフがよりソウルフルに。
プレステッジには結構ボーカルのアルバムがあるが、上記の3人は人気もあり、唄も上手い。同レーベルでの「唄もの」はまたの機会に詳しく述べます。メールはこちら。 mailto:mifumi@tb3.so-net.ne.jp
レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/