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レコマ君のジャズレコード独り言　第33回目「プレスティッジレーベルのこと　11回目」 2006年9月22日　レコマ君レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/
今回は「PRESTIGE」の国内盤のこと。ビクター盤と東芝盤について。
プレスティッジの国内盤は「日本ビクター社」のペラジャケのLPから始まる。薄いジャケットにコーティングがあるヨーロッパタイプのものである。発売当時のラベルはプレスティッジでなく、「TOPLANK」であった。　写真の「オーバーシーズ」もペラジャケで、「トップランク」ラベルである。これらのNO.は「MJ XXXX」で番号をとっている。

ビクターの「SMJX」シリーズは'76年頃からリリースされたと考えられる。最初期は「SMJX」のNO.で発売されるが、中には「溝付き」のYELLOWラベルのものもある。
このアルバムは本来「プログレッシブ」がオリジナルなのだが、後年「プレスティッジ」が発売権を持ったため、7825番でリリースされた。国内盤もビクターから発売され、SMJX-10120番である。
	オリジナルのブルーのジャケットで出ている。
一時期「東芝EMI」がプレスティッジの版権を持つが、この時に発売されたものはラベルがプレスティッジの後期の草色ラベルである。レコードNO.はLPR 88XXXでリリースされる。現在はあまり人気がないシリーズなのだが、中に貴重なものもある。　資料1のジャケットは「PRESTIGE」7123番のオリジナルジャケットのデザインである。再発はコルトレーンの顔写真のジャケットである。タイトルも「JONE COLTRANE WITH RED GARLAND TRIO」から「TRANING IN」に変わる。東芝のジャケットでのオリジナルは「NYC」の住所である。　ビクターからはオリジナルジャケットで発売されていない。それだけに貴重！
	資料　1 JONE COLTRANE WITH RED GARLAND TRIO のオリジナルデザインのジャケット
TRANING IN　のペラジャケの表紙
	VIJシリーズで発売された「TRANING IN」　VIJ−245のジャケット
東芝EMI時代にリリースされた国内盤のラベル。
「ALL KIND WETHER」のジャケット「東芝EMI」盤のジャケット（右）「ビクター」盤のジャケット（左　SMJ盤）ロゴの有無で判別される。

'78年頃から「SMJ」シリーズが本格的に売り出され、当時、ジャズ喫茶でも随分鳴らされたものだ。この頃がジャズレコードの復刻活動が最も活発だった時期である。「幻の名盤読本」に掲載されるようなアルバムも復刻された時期でもある。　下記は「SMJ」の「MONO」と「STEREO」のラベル

'80代に入ると、「VIJ」のシリーズが発売される。「PRESTIGE」、「RIVERSIDE」合わせて500枚近くがリリースされる。

左上が「SMJ」盤　右上が「VIJ」盤

「VIJ」のシリーズにも2種類ある。3桁のものが前期、4桁のものは後期のシリーズ。左上が「VIJ XXX」のラベル。右上は「VIJ 5XXX」の4桁の番号のシリーズ「VIJ XXX」のラベルのイニシャル盤は重量盤で厚紙ジャケット仕様で発売された。音質的にもしっかりした音で、'70年代の”ドンシャリ”が消えている。ただ、ビクターの「SMJ」のシリーズは他の”ドンシャリ”盤と違い、低音のふくよかさで、「VIJ」盤より好まれるフアンも多い。この辺りは再生装置と、音の好みに左右される。
ビクターのVIJJシリーズ、その後の国内盤については、次回述べます。
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