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レコマ君のジャズレコード独り言　第37回目「リバーサイドレーベルのこと　2回目」 2006年10月20日　レコマ君レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/
今回は「RIVERSIDE」レーベルについて2回目。
「RIVERSIDE」のオリジナルについて、前回述べましたように、ここでは「コンテンポラリーシリーズ」に関して述べる。　まず、「ラベル」は「ホワイトラベル」の「溝あり」からスタートする。レコードNO.の12-201から始まる。前の数字、12は12インチのこと。10インチ盤との違いをNO.の前につけたのだろう。243番まで「ホワイトラベル」がある。　244番から「ブルーの大ラベル」の「溝あり」になる。大ラベルは2種類あるが、後述の「大ラベル」と微妙に形状が異なる。このラベルは、278番まで続く。
RIVERSIDE RLP12-229 「ホワイトラベル」　両溝ありのオリジナルラベル
	RIVERSIDE RLP12-254 「ブルー大ラベル」　両溝ありのオリジナルラベル
279番から「ブルーの小ラベル」の「溝あり」に移行する。「小ラベル」の時代もレコード盤のセンターの厚い部分は変化しておらず、「大ラベル」の大きさの台に「小ラベル」が貼り付けてある。　340番から、「ブルーの大ラベル」に変わる。先に書いたように、340番からの「大ラベル」は244番台のものとは異なる。
	RIVERSIDE RLP12-311「ブルー小ラベル」　両溝ありのオリジナルラベル
下左が、「ブルーの大ラベル」の溝ありラベル。下右が、「ブルーの大ラベル」の溝なしラベル。

このラベルの時代、基本的に「溝あり」だが、「溝なし」でオリジナルとされているものもあり、420番前後から両方存在する。480番過ぎまで続きその後「ORPHEUM」盤に引き継がれる。「ORPHEUM」盤は基本的には再発盤であるが、487番の「BILL EVANS AT SHELLY'S MANNE-HOLE」はこれがオリジナルである。ただ、このアルバムのオリジナルは「コーティングジャケット」のものとされ、コーティングのあるものとないものでは結構価格差がつく。
	「ORPHEUM」のラベル
初期の「ブルー大ラベル」(下左）と後期の「ブルー大ラベル」（下右） 2つのラベルには微妙な違いがある。溝の輪の大きさである。初期は輪の直径が後期のものに比較すると小さい。

今回はラベルについてのみにします。「フラットデイスク」のこと、「スタンパー」のこと、「ジャケット」に関しては結構ややこしいので次回以降順次取り上げる。また、傍系レーベルのことも書く。上記の「ORPHEUM」盤もリバーサイド盤の再発レーベルとの認識となる。「RIVERSIDE」は基本的に、「BILL GRAUER PRODUCTION」によってリリースされたものなのである。
♪今週の推奨盤♪ リバーサイドにあるマイナーなピアニスト/"DICK MORGAN" のトリオアルバム3枚。フアンタジ-とWAVEからリイッシュされた以外、国内盤では出ていないアルバム。これの他は、オリジナル盤のみの貴重なレア復刻盤です。
「AT THE SHOWBOAT」 RIVERSIDE RLP 329
	「SEE WHAT I MEAN?」 RIVERSIDE RLP 347
「SETTIN' IN」 RIVERSIDE RLP 383
リバーサイドには他にもマイナーなピアニストを取り上げている。最初に書いたように、新人や、あまり目立たなかったプレーヤーにスポットをあてるオリン・キープニスらのポリシーがうかがえるではないか！
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