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レコマ君のジャズレコード独り言　 PART-2 第2回目「復刻が待たれるレーベル」 2008年1月11日　レコマ君レコマ君へのお問い合わせはこちらから http://recoma.hp.infoseek.co.jp/
2回目　今回は国内盤の「CBS SONY」のこと
「CBS SONY」の誕生秘話。　1968年米国「CBS」と日本の「SONY」が合弁で「CBS/SONY」を創立する。本来「CBS」のブランドは「COLUMBIA」で当然「日本コロンビア」と提携するものと考えられていたが、「レコード部門」を独立、分離するのを拒否した為に、「SONY」が「CBS」と同率出資で設立することになったもの。その後今日まで継続しており、他のレーベルのように変遷をすることはない。　ただ、「COLUMBIA」の「商標」は「日本コロンビア」が所有している関係で「CBS SONY」での「COLUMBIA」のロゴは使用できないことになっている。

「CBS SONY」の前に「COLUMBIA」ラベルでリリースされた「CBS」の国内盤。これは「セロニアス・モンク・イン・ジャパン」の「VOL-1」、「VOL-2｝のもので「COLUMBIA」のロゴが使用されている。

「CBS/SONY」の設立後のラベル。「COLUMBIA」のロゴがなくなっている。これは「ペラジャケ」品で最初期のもの。
「CBS/SONY」においても色々なシリーズがあるが、大きく分けて通常の「コロンビア」系のもの、「EPIC：エピック」系のもの等がある。　「コロンビア」ラベルの推移は「オレンジ・ラベル」から「赤ラベル」であるが、「EPIC」ラベルは「オレンジ・エピック」ラベル、「オレンジ」ラベル、「エピック・ロゴ」ラベルと推移し、その後エピック盤の再発はされていない。

「オレンジ・ラベル」と称される「CBS/SONY」の初期のラベル。右上は同時期の「サンプル盤」のラベル。

最後期の「赤ラベル」。外周部に「CBS SONY」と「ロゴ」が書かれたデザインになっている。　右上が、これらの相当する時代の「輸入盤」のデザイン。外周部には「COLUMBIA」と「ロゴ」が配されているものになっている。

上記は「エピック」の人気アルバム。「ヤー」と「サウス・アメリカン・クッキン」だが、最もよく再発されているのが「アン・バートン」のアルバム。「エピック」のラベルについては「アン・バートン」のアルバムでその推移を見てみよう。これらの発売年月は、1974年頃から、1980年頃にかけてリリースされる。


不思議なことに、これらの「エピック」盤は「アン・バートン｣を省きどれも再発されていない。「CBS」盤については最近話題になっている、「マイルス」の「18AP」シリーズのアルバム等々再発されている。「エピック」の再発は以前からコレクターの要望が多かったが、今日まで「エピック」の復刻はないままきているのだ。従って、市場に出てくると結構高値がついてしまうわけだ。 (CDでは出ているようだが、アナログは輸入盤がある程度だ）「COLUMBIA」盤の国内盤は上記のようになっており、復刻が待たれている。
♪今週の推奨盤♪ 「EPIC」レーベルの人気盤。
	「ONE FOOT IN THE GUTTER/DAVE BAILEY SEXTET」
「2FEET IN THE GUTTER/DAVEBAILEY SEXTET」
	「WARM WOODS/HHILL WOODS」
「WARM SOUND/JOHHHY COLES QUARTET」
これらのアルバムは復刻が待たれるもの。　輸入盤では出ているが、音質的にも、長く持っていたいと思える復刻が期待される。
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